あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~15~

日常の記録 大阪駅の24時間③

昼に「トワイライトエクスプレス」の上下が相次いで大阪駅に発着したあと、午後からは、話題となるように列車の発着もなく、ちょっと気だるい時間が過ぎて行きます。新しくなった大阪駅の視点や、旧来の光景、はたまた“旧線跡”の探索を続けました。

大阪環状線はオレンジ色の電車で占められている。完全なループ運転を開始してから50年を迎え、201系には記念のヘッドマークが掲げられていた。▲▲いっぽうの103系は、高運転台の体質改善車が活躍していた。

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のフルラッピング電車は、ひときわ目立つ存在。▲▲環状線と言えども、表示器の行き先がすべて違うのも大阪環状線の特徴。

 

昼下がりの大阪環状線ホーム、背後の高層ビルが春霞のなかに浮き上がる。▲▲桜橋口から見ると、発車直後の103系電車が真上を通り過ぎる。うめきたエリアへの地下ホームができて、今はすっかり変わった。

 

駅ホームに発着する列車が立体的な角度から俯瞰できる。今までの駅にはなかった視点だ。▲▲円や斜めを組み合わせた吹き抜けのアトリウムの構造美に、思わず足を止める。▲▲▲改札内には駅全体を見下ろせるカフェもある。

整地中の梅田貨物駅跡地も見える。大阪駅には立ち寄らない283系電車「くろしお」の青い帯が梅田貨物線を横切る。

ホーム西端部には、ホームの拡幅・移設によって生まれた旧線の跡が残る。大阪駅に残る“廃線跡”だ。▲▲駅ナカには系列のコンビニもある。このあと、大手のコンビニチェーン店の傘下となることが発表された。▲▲▲新しくなった大阪駅のなかで、桜橋口通路には、エスカレータもなく、以前の雰囲気を残している。

 あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~15~」への4件のフィードバック

  1. 桜橋側には中央郵便局が見えていたのですが、再開発のために今はありませんが来年4月に新しい高層ビルができます。建物がなくなるのでいつも見ていた風景を写真に撮りました。電車もオレンジ色の201系も一緒です。

  2. 旧大阪中央郵便局とオレンジ色の電車を一緒に撮ろうと待ち構えていると建物の保存活動をしている人がきて、この旧大阪中央郵便局の保してくれとパンフレットを見せてくれましたが、外観と違って内部はモダンな建物でした。建物全体は保存できませんでしたが、新しい建物のアトリウム(中庭や建物内部にある空間のこと)に一部が保存されるようです。来年の4月に新しいビルは完成するので見てみたいと思っています。写真はオレンジ電車が来たので撮ったものです。

  3. 私も旧大阪中央郵便局を背後に撮っていました。カメラの放列のなか、出発する列車、灯りのついた郵便局の窓には、仕事中の職員が数人のぞいています。はて、何のシーン? 特急「なは」「あかつき」の最終日のヒトコマでした。

  4. 大阪中央郵便局跡地にも、いよいよ高層ビルが建つようですね。東京、名古屋、京都、大阪と、主要都市の中央郵便局は、必ず駅の下り方に接して建てられていました。列車の郵便車の連結位置も下り方で、いかに鉄道と郵便輸送が密接な関係にあったかを物語っていますね。

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