あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~14~

日常の記録 大阪駅の24時間②

朝のラッシュも一段落した大阪駅には、特急列車も発着し、かつて長距離輸送も担っていた、大阪駅の華やかな一面を垣間見ました。

食堂車クルーがお辞儀をするなか、札幌行き「トワイライトエクスプレス」が、10番ホームに11時11分、EF81に牽かれて入線して来た。翌2015年3月での運転終了がアナウンスされていて、大阪駅の目玉となっていた。この“お辞儀”が、揃わなかったり、準備で忙しく無かったりして、満足な撮影ができず、何度も通うハメになった(以下、2014年4・5月)。

新しくできた南北連絡橋の上層は、自由通路「時空(とき)の広場」、駅のなかとは思えないほどの広大なスペース、イベントも開催される。吹き抜けのアトリウム広場から、新しくできたグランフロント大阪へ連絡通路が続く。梅田貨物駅跡は更地になっている。

関西圏近郊電車のトップランナー・新快速は、日中15分、ラッシュ最短6分間隔で、敦賀から播州赤穂まで高速運転を行なう。▲▲各線で見られる異形式の併結運転と、中間の先頭車連結面のライト点灯も、関西圏近郊電車の特徴。▲▲▲上り優等列車専用の11番ホームに入線する「サンダーバード」。多い時間帯は30分間隔と高頻度運転で北陸方面へアクセス。ホームの端部にはベンチもあって、のんびりしたムード。そのなかを683系電車「サンダーバード」が到着する。

高輝度のライトを点灯させた287系電車「こうのとり」は、大阪駅で見られる最新車両。▲▲キハ189系「はまかぜ」は、人気の“天空の城”最寄の竹田駅に、土休日は臨時停車するステッカーを貼付。第三セクターからの乗入れ列車は、智頭急行HOT7000系による「スーパーはくと」。「トワイライトエクスプレス」が入線すると、10番ホームの先頭付近は、多くの見学の人たちでにぎわう。▲▲「札幌」の文字が、長距離寝台特急への憧れをよりいっそう高める。

風雪に耐えたヘッドマークは、変わらない列車の歴史を感じさせる。▲▲11時50分、警笛一声、札幌への長い旅路が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

上りが発車した一時間後、12時53分には、下り「トワイライトエクスプレス」が定時に到着、日本一長い行路を終えた。

 

 

 

 あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~14~」への1件のフィードバック

  1. 2012年4月、まだ梅田貨物駅は美しく赤茶色にさびた大屋根が残っていた。大阪各地から集まってきた荷物はこの大屋根の下で積み込まれ全国各地に送られた。そういえば仕事でこの大屋根の下に行ったことを思い出した。

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