癒しの島　台湾鉄道2024年秋の旅　Part3　台風２１号直撃！

出国前から分かってはいましたがまさか一直線に台湾へ向かってくるとは思っていなかった台風21号です。11月になって台風が来るとは意外でした。

昨夜から高雄駅近くにあるホテル近辺の食事処も台風対策をやり始めたようで皆で食べる食堂も探しました。見つけた焼き肉屋で食事後は明日は食事処は軒並み閉店だろうとコンビニでインスタント食品を購入して我々も準備体制でした。

第３日目　１０月３１日

5：15　昨夜は早々にベッドに入りましたので早起きです。テレビをつけてみましたら台風情報が放送されていました。
「週三」という中国語は月火水の三番目水曜日、つまり昨日です。
台風予想進路図によれば週四（本日）の11時過ぎに東海岸の台東辺りに上陸予想で高雄には22時頃には通過していくようです。既に東海岸を走る道路では土砂崩れが発生して閉鎖されている区間もあります
鉄道の運行情報はテロップで紹介されましたが予想通り台鉄、阿里山鉄道は全線運休です。高鉄は、通常のダイヤを変更し、全区間を走る各駅停車を毎時2本運行する。風雨の影響を受けない高雄MRTは間引きで20分間隔運行、高鉄同様に地上高架区間は風雨が強まると区間運休するとの発表です。

一夜明けてホテルの窓から外を見ましたが風雨は不思議とありません。嵐の前の静けさなのでしょうか？　こんな状況なのに本当に台風が来るのかと思えますがテレビでは台風が向かっています東海岸の様子が放映されています。昨年９月に訪台しました時に台東にて同じような直撃を受けました。これの再来のような動画が放映されています。

▲　7：00　部屋も広くてきれいなホテルなのですが問題あるのは貧相な朝食です。もう少し何とかならないものでしょうか。

▲　7：57　部屋に戻りテレビで台風状況を見ます。部屋で見られるTV番組チャンネルは100局近くありますが台風関係は２、３局程度の放映で日本とはかなり違っています。朝食後とあって眠気が出てきて11時すぎまで朝寝でした。

皆様方はどうしておられるのかとラインで問い合わせてみますとMRTで１駅離れた美麗島のホテルに宿泊されておられるNETさんはまだ運行している軽軌で乗り鉄に向かわれておられるようでしたが他の方はホテルで待機されておられます。

12：20　TVニュースは同じ取材ばかりで飽きてきましたので高雄駅の様子は一体どうなっているのか、また高雄港站での車両展示が代わっていると聞きましたのでこれを見に行くことにしました。

▲　12：30　高雄駅の地下１階コンコースへ降りてみました。TV放映の通り閑散とはしていますが有人窓口は一部開いていて利用客対応をしています。多分、きっぷの乗車日変更や払い戻しなのでしょうね。きっぷの自動販売機の方は、モニター電源は入っているものの停止状態、自動改札口はゲートのカバーが開けられて通れなくしています。コンコース内を行きかう人は数名ですがおられました。地下２階以下のMRT利用者のようです。

▲　12：40　普段は賑わう飲食街がある地下２階に下りてみましたが全店舗のシャッターは降ろされて営業はしていません

▲　MRTのきっぷ売り場、改札口のある地下３階へ降りましたが、先程着いた乗客が数名、改札口を通られるぐらいでした。

▲　12：40　ようやくホームのある地下４階に下りましたが、利用客は皆無で係員が一人手持無沙汰のように立っておられるだけでした。
12：56　岡山行きの列車が到着しました。パラパラと数名の乗客が降りられましたが私が乗りたいのは反対方向の小港行きです。ボオッ～としていましたら声をかけられました。見ると隊長のｸﾓﾊ73106さんです。お聞きしますと軽軌に乗りたくて一回りして高雄港へも行かれたそうです。でも隊長さんが乗られたのは今日の最終便だそうで、12：30からは運休になりますと言われました。私は軽軌には何回も乗っていますので問題ありません。変わってきた高雄港站を見に行きたいと伝えお別れしました。

①　高雄車站 12：58（MRT）⇒13：00 美麗島
②　美麗島 13：16⇒13：24 哈瑪星

ホーム上に設置されたモニターでは列車が到着する時刻が表示されるようになっていますが、20分間隔運行ですので9分前以降にならないと表示されません。
ホームに着いて18分後に列車が来ましたが乗換する美麗島でも16分待ちを強いられました。

▲　車内はご覧の通りのガラガラ状態です。今日は殆どの市民は外へは出ずに自宅で台風が通り過ぎるのを待っておられるのでしょうが公共交通機関が一部とはいえ動いているのは心強いですね。
▲　13：28　地上に上がって見ましたが隊長さんが言われた通り軽軌は運休しています。ホームでは係員が一人だけ間違ってこられる利用客への対応をしておられました。
▲　1938年三菱重工製のCT259号機ですが以前は後部に1929年汽車会社製のDT609号機がいましたが消えてＤＬが設置されています。
▲　DT609号機は離れた場所に移動されていました。周りには新たにDLや貨車が数多く展示されています。逆に35SP32426と45BK32952の客車が消えています。どこへ行ったのでしょうか。
▲　代わって45DR2910が展示されています。