第3日目 2月27日
昨夜。不銹鋼號さんとラインで連絡を取り合い今日は暖暖で合流し、行李列車6901次を駅撮りすることにしました。
① 新竹 8:18(太魯閣278次)⇒9:38 七堵
▲ 7:54 行李列車6901次が暖暖を通過する正確な時刻は昨年10月に時刻改正が実施されているために分かりませんが、改正前も前後1時間は運行時間にズレがありました。それほど変わってはいないだろうと、暖暖通過は11:00~12:00頃と読んで11:00前には着けるように新竹站窓口できっぷの購入です。
七堵まで太魯閣の自強278次指定を注文して暖暖までのきっぷ購入としましたが、指定は台北までしか空席はありません。台北~暖暖は普通きっぷの発券になりました。
▲ 思い通りのきっぷ購入はできませんでしたが窓口のお嬢さんに使っておられた時刻表を是非に欲しいと申し出ますと気持ちよく提供していただけました。台北駅案内所では配布切れと言われていましたが窓口係員には必需の時刻表です。余っていたわけではなかったのですがご好意をいただきました。ありがとうございました。
この時刻表、今までとは違って平日と休日曜日は別頁になっています。休日曜日は赤字で印刷されていて今までの2倍の厚みになっていました。
▲ 8:18 花蓮行きの太魯閣號(自強278次)が入線してきました。台鐡では太魯閣號と普悠瑪号(プユマごう)は全席指定で無座(立ち席)での乗車は禁止、認められてはいません。検札に会うと違反の加金を要求されるのですが無座客が結構乗車されています。
台北停車時には乗車しておられた殆どの乗客は降りられて、台北からの乗客が乗ってこられ、また満席になりました。
私は席がないので七堵まではこのまま乗って行こうと立ち席客となりましたが、台北発車後しばらくしてから検札員がやってきて罰金(加金)を請求されました。
お支払いしましたのは、77TWD(約285円)です。大した金額でもなく、これは規則ですので仕方ありません。
しかし、台北までも立ち席客が多かったのです。平等ではありませんね。
② 七堵 10:05(區間車)⇒10:13 暖暖
9:38、太魯閣號は暖暖を停車しませんので七堵で下車して區間車に乗り換えです。
▲ 10:14 暖暖に定刻到着、不銹鋼號さんも同じ列車だったようで合流です。
台北よりの踏切からの撮影をクモハ73106さんから薦められていましたがいましたが小雨が降っています。本降りになると辛いものがありますので避けられる場所があるホームからとしました。
▲ 10:20 最初に来たのは待っているホーム側で、運炭列車の空車回送です。この時間にはいつも運行されていると不銹鋼號さんからご経験談をお聞きしました。
▲ 10:26 普悠瑪号211次の通過です。花蓮から樹林まで206.6㌔を2時間30分で結んでいます。カーブが多い区間ですので表定速度は82.6km/hですが、最高速度は140km/hを誇ります。
▲ 10:54 蘇澳始発樹林行きの500系4両編成の区間車が到着しました。こちらは130.8㌔を所要時間3時間6分、表定速度42.2km/hで結んでいます。
▲ 11:00 ようやく花蓮発潮州行きの最後の行李列車6901次がやってきました。
写真を撮られている鉄ちゃんは数名から10数名程度です。
SLがイベント走行する時と比べると雲泥の差があります。ちょっと寂しい見送りになりそうです。
直ぐに来た區間車に乗車して追っかけ開始です。
③ 暖暖 11:08(區間車)⇒11:28 汐止
▲ 11:17 七堵にて行李列車を追い抜きました。先頭に電気機関車が付き重連になっています。3駅先の汐止で撮ることに決定です。
▲ 11:28 汐止に到着、ホーム端に向かい並んで撮影です。この辺りは3線区間です。台鐡独特の双単線運用が行われていて逆方向から列車が来るのは珍しくありません、真ん中の線だけが上下兼用になっているのかと思っていましたが・・。
▲ 11:47 E329号機+R152号機に牽引された行李列車は、てっきり真ん中線か右側線から来るのかと思っていましたら逆方向の左線から渡り線を走行してきました。ヤードや車庫ならともかく、日本じゃ考えられない走行です。これでよく事故など発生しないのだろうかと思いますが、今まで正面衝突などと言った事故発生は聞いたことはありません。
▲ 11:48 3番線で待機中だった基隆行きの区間車が交換を終えて発車していきました。
▲ 1番ホームに設置されていたエレベータ、開閉ドアには採掘された石炭を満載したトロッコを描いた絵がラッピングされています。この付近はかつて炭鉱が多かったところです。普通は 無機質な 開閉ドアをデザインした遊び心があるところは大好きです。トンネルの上に書いてあるのは右から読んで「頭從説汐」、意味は? 頭上注意という意味なのでしょうか?
▲ 感心したのはもう一つ、ホームに掲示されていた付近の路線図です。MTRも記載されているのは珍しい! これなら乗換えもよく分かります。
④ 汐止 12:05(區間車)⇒12:10 南港
⑤ 南港12:20(高鐡129次)⇒13:20 臺中
これから台湾新幹線に乗車して台中経由で彰化機関区へと向かいます。
延伸されて乗り換えが便利になった南港で高鐡に乗り換えました。
▲ 12:20 南港始発ですので自由席きっぷ(725TWD=2,683円)を購入、台北では予想通り満席になりました。
⑥ 新烏日 13:31(區間車)⇒13:42 彰化
▲ 13:31 新幹線から在来線に乗り継ぎです。駅名を同じにしないのはライバル心剥き出しの表現なのでしょうね。
▲ 13:42 彰化に到着、私の重いキャリアーケースはコインロッカーに預けてからどこか街角食堂で昼飯を食べようになりましたが、中々なく入ったのは韓国料理食堂です。私は麺料理を注文しましたが皆さんは鉄なべにたっぷり二人分以上入った五目炒飯?、お腹の減った皆さんでしたがさすが完食される方はいませんでした。私のも具材がたっぷり、麺の量も1.5人分はありましたが美味しく平らげました。
▲ 14:58 今度は重くなったお腹をかかえながら彰化機関区に到着、平日なのですが家族連れやカップルが多く賑わっていました。蒸気機関車はDT668号機が1台のみです。昨日車窓から見た時にはドレーンをはいていましたが今日は静かに休んでいました。
▲ 2009年5月29日に訪問した時にはCK101号機とCK124号機も並んで展示されていましたが、今はどこに行ったのでしょうか?
【 今日もやっぱりドジ発生 】
昨日は彰化駅で大チョンボ、大騒ぎを起こしましたが今日もやってしまいました。
彰化站に戻りコインロッカーから荷物を取り出そうとしましたが、開けるのに必要な番号が記載された紙が見つかりません。なくしてはいけないと小銭入れに確かに入れていたのですが・・、ありません。小銭入れを開けたのは昼食をした食堂にビールが置いていないので買いに出た雑貨屋です。小銭を出す時に落としたのか?
悔やんでも仕方ありません、案内所に行って対応していただきましたが追加金等として200TWD(約740円)を支払いました。コインロッカーは時間制で内100TWD(約370円)は追加金だったようで100TWDが余計な失敗料金でした。
気を付けているつもりなのですが、失敗が連日続くのは緊張感がないのか、ボケてきたのか・・、きっと、両方なのでしょうね。皆さんはカメラバックと小さなリックだけの軽装で来られています。次回からは重いキャリアーケースは止めて、思いっきり軽装化しなければと誓いました。
私のドジで長引いた彰化滞在になりましたが、逆行する行李列車をどこで撮ろうかになりました。
彰化には17時過ぎに発車予定です。もっと南下すれば撮影地はあるのですが日没になり暗くては撮れません。協議の結果、彰化に近い大村なら駅撮りは可能だろうと、決まりました。
⑦ 彰化 16:01(區間車)⇒16:12 大村
16:26 大村着、跨線橋を渡って逆光行きホーム端を撮影場所としました。
▲ 16:25 最初に来たのは后里始発潮州行きのEMU800系區間車です。
▲ 16:27 続いて我々が撮っていますホームにはEMU500系8両編成の潮州始発后里行きの區間車が発車です。
▲ 16:40 基隆始発潮州行きのプッシュプル方式のE1000系、自強129號の通過です。
▲ 17:18 彰化始発潮州行きの自強號173號はDR3000系9両編成でやって来ました。
▲ 17:26 E210号機牽引の花蓮始発潮州行きのロングラン莒光號561次は8両編成の客車列車です。今日の日の入り時刻は午後6時、かなり明るさが消えてきました。
【DATA】NikonD500 28~200㎜ズーム 1/1250 F5.6 ISO1600
▲ 17:45 PPのE1000系は七堵始発屏東行きの自強號135次です。ぐっと暗くなってきましたのでレンズは24~70㎜F2.8の明るいレンズに切り替えて撮影でした。
【DATA】NikonD800E 24~70㎜F2.8 70mm 1/1000秒 F2.8 ISO1800
▲ 18:00 やっと来ました最後の行李列車6901次、E212号機とE206号機の重連です。暗くなってきてギリギリ一杯の撮影でした。
【DATA】NikonD500 24~70㎜(フルサイズ換算36~105㎜)、105mm(フルサイズ換算) 1/1000秒 F2.8 ISO3200
▲ 最後にご苦労さまと見送りました。行李列車としての運行はこれで終わりましたが行李客車としての役目はまだ続きます。莒光號に2~4両が連結されて運用されるそうです。
⑧ 大村 18:01(区間車)⇒18:25 新烏日
⑨ 台中 19:00(高鐡672)⇒19:59 台北 20:10(莒光號612次)⇒22:09 宜蘭
今夜の泊りは宜蘭です。大村からは4時間8分の移動です。
台北から宜蘭への移動は普悠瑪号を使えば1時間は早く着くのですが混み合う列車です、指定席が取れてもバラバラになります。莒光號乗車なら空いていますのと、日本ならグリーン車並みのリクライニングシート車はゆったりできるのが選んだ理由でした。
▲ 22:09 宜蘭に到着、始めて降りた土地です。宿泊先の夜市橙堡渡休暇旅館(1,480TWD=5,306円)にチェックイン後4人で近くの夜市を散策して小籠包があったお店で夕食です。 Part4へ続く Part 1に戻る