癒しの島 台湾鉄道の2019年冬の旅 Part2 基隆⇒彰化⇒新竹

第2日目 2月26日

今日は不銹鋼號さんとchitetsuさんが訪台されますが宿泊地が台北のため合流するのは明日になります。私は新竹と向かい、途中で南海電鉄の「ラピートブルー」塗装のE212号機牽引の荷物列車撮影予定です。ただ、時刻改正後の行李(荷物)列車のダイヤが分ってはいません。クモハ73106さんにラインでお聞きして教えていただきました。いつもながら、ありがとうございました。
◀ 基隆から南下する優等列車(自強號)は午前中4本しかなくどこで撮るかの選択肢は多くありません。運賃は高くない台鐡ですので取りあえず嘉義までのきっぷを購入して車中で下車駅を決めることにしました。
▲ 8:51 きっぷ売り場のある基隆南駅側の改札口です。きっぷを買い求めてからの乗車でした。

◀ 基隆発車時の車内、乗客はわずかです。

▼ 10:48 台北を出ますと満席となり無座客もおられました。
この列車の車内販売は珍しく男性です。弁当もよく売れていました。

① 基隆 9:08(自強117次)⇒12:32 彰化

そろそろ下車駅を決めないと、日本におられる皆さん方のご意見を聞きながら迷った末、いつも撮っている彰化なら間違えないと思い決めました。13:19が発車時刻です。12時半から13時過ぎには到着するだろうと思い荷物は1番ホームのベンチに置いて2番ホームのホーム端に向かいました。
台湾鉄のおじさんがおられましたので到着線をお聞きしますと3番線になると明確な返答です。これで大丈夫と思いましたが大きな間違いでした。

▲ 12:40 到着した海線経由の区間車です。4番線に入線しました。

▲ 12:48 続いて3番線に山線経由の区間車入線です。予定ならここに荷物列車が入線しますのでバッチリです。
区間車の発車後に来るとカメラを構えていますと、さっきまで横にいた台湾鉄のおじさんが何やら声がかかって何も言わず後方へとすっ飛んで行かれました。何か異変があったように思いましたが理由が分からず、場所を離れるわけにはいきません。

 

▲ 12:58 「ラピートブルー」塗装のE212号機牽引の行李列車が姿を見せてこちらにやって来ましたが、3番線ではなく来てはならない2番線です。

▲ 直ぐに3番ホームへと走りましたが、既にE212号機は連結を切り離されていて正面撮りは不可能でした。間違った情報を言ったおじさんもおられましたので間違っていたなら声をかけて欲しかったと言っても後の祭りでした。最後の行李列車6902次をここまで牽引したE212号機には、わざわざ日本から取り寄せられた南海電鉄の特急「ラピート」の濃紺色の塗料「ラピートブルー」が使われています。2度と撮れない6か月間の限定塗装車です。いつもなら複数の方に聞いて情報の真偽を確認するのですが怠りました。やはり基本を忘れては失敗します。

【 もっと、大チョンボ発生 】
しょげながら荷物を置いた一番ホームに戻りましたが荷物は見当たりません。カメラリックと重いキャリアーケースです。駅員の目に入る位置ですので少しの間なら盗られはしないだろうと思い込んでベンチに放置しました。辺りを捜しますがありません。
駅員に聞き、案内所にも行って係員を連れ出して一緒に探しもしますが見つかりません。係員は交番に連れて行ってくれて警察官立会いのもとにホームカメラで録画された映像を見ながら探索をしますが放置した場所が写っていません。タブレットが入っていますのでパソコンがあれば位置情報で現在ある場所が分かるのですが交番のパソコンでは使い方が分からずどうしようもありません。ジュニアと連絡が取れれば分るのですが持ってきているPCもキャリアーケースの中です。幸いにもパスポートや現金を入れたショルダーバックは離さず持ってきたので最悪の事態は避けられましたがジュニアと連絡がとれる夕刻まではどうしようもありません。

一時間余りは過ぎた頃、交番にいた警官がもう一度探しに行って来ましょうと言って駅に向かわれました。そして数10分後、私の荷物を持って帰ってきました。あったのです! お聞きしますと置いた場所ではなく出口近くの別の場所に放置されていたそうです。誰かがベンチに座るために移動させたと分かりました。
ベンチに放置せず、駅の荷物預かり所に預ければよかったのですが少しの間だからいいだろうと思い込んだのがいけなかったのです。案内所や警察官の方々には大変大迷惑をおかけしました。お騒がせしまして誠に申し訳ございません、また探していただきありがとうございました。

② 彰化 14:51(區間車)⇒15:51 豊原

14:34 本当に疲れました。もう荷物列車は遠くに行ってしまったので追っかけも出来ません。気力もなくしましたのでホームに戻って北上することにしました。

◀ 朝は涼しいくらいでしたが日中は20℃、暑くもなく寒くもなくの過ごしやすい気候です。

▲ 15:51 来た列車に乗ったら終点は豊原でした。初めての駅で駅撮りです。

▲ 16:24 八堵発潮州行きの莒光號561次が到着です。

③ 豊原 16:27( 自強號128次)⇒17:20 新竹

直ぐに来た北行きの自強號に乗車して宿泊先の新竹へ向かいます。
▲ 17:20 到着した新竹站は日本統治時の1893年10月30日に建築されました。台湾で現存している最も古い駅舎です。

▲ 今日の宿泊ホテルは新竹站から直ぐにある101旅店、部屋の窓から駅舎が見渡せます。それほど綺麗ではありませんが狭くはなく、心身とも疲れた身体にはバスタブがあるのは嬉しい限りです。

;◀ 夕食は街角食堂を捜し、帰宅中のお嬢さんが薦めてくださったワンタン風の湯板條を注文です。とても美味しくいただきました。

Part3へ続く

 

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