第4日目 2月28日 その1
誰もこの付近で撮った事はありません。昨夜、今日の撮影地についてタブレットでネット記事や掲載された場所のGoogleMapを丹念に見ながら皆さんと協議しました。そしてここならと思える撮影地は福隆~貢寮と決まりました。
▲ 撮影予定地の福隆~貢寮のGoogleMapです。撮影ポイント①②③の周りは水田らしく稲穂が実った中を行く列車の写真がありました。行くには福隆站から約2.6㌔、徒歩ではたっぷり30分以上はかかると思いますので駅前にタクシーがあれば乗って行こうと決めました。4人ですので割り勘すれば一人180円程度と安いものです。
▲ 6:01 今日は5:30にホテルに荷物を預けてから出発しました。朝食付きのホテルなのですが渡された朝食券は近くのマクドナルドの引換券です。朝食セットを注文してテイクアウトで宜蘭站へ向かいました。
▲ 6:03 先発する区間快速もありましたが沿線をゆっくり見たい、ヤードの写真も撮りたいと次発に乗車です。
▲ ヤードには貨物車、車庫にはE300形電気機関車、R100形ディーゼル機関車たちが留置されています。
① 宜蘭 6:22(區間車)⇒7:06 福隆
▲ 来た区間車はガラガラでした。車窓を楽しみながら福隆へと向かいます。
7:06 福隆到着、荷物を駅に預けてから駅前に停まっていたタクシーに直ぐに乗車して撮影ポイントへと向かいます。
▲ 田寮洋と呼ばれるこの辺りは稲作地+湿地からなる小さな平野で野鳥が多く、バードウォッチングの楽園です。鉄ちゃんだけでなく三脚を持った野鳥クラブの方々がおられました。この看板に出ている写真の場所なら逆行列車を俯瞰して撮れますね。次回は行って見てもよさそうです。行き方はこちらのサイトに出ています。
当初撮ろうとしていた撮影地②へ行こうとしましたら手前で三脚を置いてかまえておられる台湾人鉄ちゃんがおられます。感じが良いので一番目はここで撮ろうになりました。撮影地①です。
▲ 7:34 最初に来たのは逆行の蘇澳始発樹林行きの莒光號603次です。盲腸線にある蘇澳発の優等列車は上下各1本きりです。
▲ 7:44 順行(南行き)最初の列車は中壢始発蘇澳行きの區間車です。
▲ 8:09 撮影地① Google座標;25.017793, 121.926936
続いて来たのは台北始発台北行きの莒光號2次、台湾鉄路を一周する台鐡№1の最長走行距離を誇ります。走行距離は1,035.4㌔、所要時間は13時間29分、表定速度は76.8km/hです。ただ他の莒光號と違って全車指定席です。これも指定席券なしの乗車は罰金対象なのでしょうか。
▲ 8:27 続いて樹林始発台東行きの太魯閣號408次が高速で駆けてきました。
▲ 撮影地③には多くの鉄ちゃんたちがおられます。増えてきたようです。
▲ 8:30 皆さんが待つなかEMU100系が姿を現しました。
▲ 5両1ユニット×2、英国の貴婦人と呼ばれた重量感ある10両編成です。
折り返しがありますので撮影場所③へと移動です。
線路と道路との間は線路のカーブ緩和工事現場です。スピードアップのために行われています。撮影地①は工事で出た土砂を積み上げた場所でした。
▲ 8:55 台東始発樹林行きの普悠瑪号207次がきました。水田地帯ですが地おこしも終わっておらず青い前景にはなりません。
▲ 9:24 台東始発樹林行きの太魯閣号405次がきました。普悠瑪号と同様にカーブを回ってから加速していきました。
▲ 9:47 1995年~1997年に韓国・大宇重工で製造されたEMU500系は故障が多く不評でしたが大幅な更新工事が行われ元気に走っています。
▲ 10:00 水泥斗車(セメントホッパ車)編成は電化区間ながらディーゼル機関車R172号機牽引できました。
▲ 10:13 折り返しのEMU100系、1M4Tが1編成で3編成が走行可能な状態で保存されています。いつの日か15両編成での走行を見てみたいですね。
▲ 10:23 撮影地③ヘ場所を移動して順行列車を撮ります。来たのは彰化始発花蓮行きの普悠瑪号280次です。
▲ 10:43 樹林始発台東行きの自強號418次、P1000系長大編成がやって来ました。湿地帯らしく水たまりが拡がっています。向こうで地おこしするトラクターが動いています。もう少ししますと水鏡にもなりそうです。
これでここでの撮影は切り上げです。さっき来た時乗ったタクシーの電話番号を聞いていましたので迎えに来てもらいたいと電話をしました。中々通じませんでしたがようやくつながってもさっぱり言っていることが聞き取れず分かりません。20分は聞き取れましたので少し待てばと理解しましたが来る事はなく徒歩で福隆駅へ向かうことになりました。駅までは約2㌔、30分余りかかりました。
◀ 遅れてきた莒光號に乗車して宜蘭へと向かいます。そのまま今日の宿泊地の花蓮へ向かえば良いのですが、また私がホテルで充電していた充電器と電池を部屋に忘れました。撮影途中で忘れ物に気づきホテルに連絡して確認していました。
私だけが宜蘭で途中下車して追うと申し出しましたが昼食をとるので一緒に降りましょうとの暖かいお言葉をいただきました。
▲ 12:47 宜蘭に到着です。 Part5へ続く