第3日目 12月6日(土)前編
今晩は夜行国際列車に乗ってベトナムへと入国します。それまで十分な一日がありますので南宁MRTをできるだけ乗り切ろうと思いました。
初めてゆっくりと起きて朝食バイキングをいただける日です。爆睡で8時に起床、会場へと参りました。
▲ 中国らしくこれでもかとのメニューです。高齢者でとても全てを食べるのは不可能です。小腹が満ちる程度にいただきました。
▲ 味の良し悪しは分かりませんがこれだけの献立を作るだけでも大変です。少しだけでしたが美味しくいただきました。
▲ ホテルの部屋の窓から見た南宁の街の様子です。中国には56の民族(漢族と55の少数民族)が公式に認められています。南宁市は中国最大民族のチワン族が人口の56%を占める広西チワン族自治区の首府で人口は都市圏で約900万人です。
気候は亜熱帯で冬でも暖かく「緑城(グリーンシティ)」と呼ばれるほど公園や街路樹が多い街だそうです。
◀ 2連泊した銀河ホテルです。
交通機関にも近く設備も良くコスパ抜群、朝食も献立の多さが最高です。お薦めさせていただきます。
【 南寧MRT 】
正式名は南宁轨道交通、2016年6月28日 1号線東段区間開業、急ピッチで延伸工事が進み現在は5号線迄132㌔が開通し、最終的には252.1㌔が建設される予定です。
南宁空港駅へは5号線が延伸され、この路線図の左下付近に出来るようです。
ホテル前の地下道からはMRT1号線、2号線とも直結しています。早速乗車しました。
▲ 自動切符販売機はタッチ画面が大きく使いやすいタイプです。運賃は2~6元(40~120日本円)と社会主義国家とあって安いですね。切符は硬貨と同じタイプです。真ん中に市民カード挿入口があります。ICOKAのような交通カードがあるようです。
ドア上表示器も分かりやすく走行位置が分かります。終点の南宁東駅まで乗ってみることにしました。

▲ 駅構内は広く明るく好印象です。使用されている車両は南車製B型標準車です。シートがFRP製なのが気に食いませんが清掃も行き届いていて綺麗な車両です。

▲ 11:10 鉄道駅と乗り継げる南宁東駅に到着、地上に上がってみました。
駅前広場では警察犬や2足歩行ロボット、4足ロボットが並べられて公安のイベントが開催されていました。
▲ きっぷ売場を覗いてみましたが閑散としていました。自動販売機、有人窓口も少なく利用者はないのでしょうか。
待合室までは行かず再びMRTに乗って1号線の反対側の終着駅を目指しました。
▲ 12:15 途中の停車駅で{動物園」との車内アナウンスが流れました。ひょっとしているかもと吸い寄せられるように降りてしまいました。地上に上がると土産物屋や軽食の屋台が動物園の入口まで連なっていました。
入場券販売口へ行ってパスポートを見せて老人割引をお願いしますと申し出ますと、70歳以上は無料との返答です。徳天瀑布でも大人115元から40元引きがありました。社会主義国家ではこれがあるのが嬉しいですね。入口でパスポートを見せてすんなりと入れました。

▲ 可愛いパンダを見るのは中国では北京と天津の動物園に続いて3回目です。2020年1月16日に入園した双子の兄の「績美」は活動的な性格で、妹の「績蘭」は恥ずかしがり屋さんと呼ばれているそうです。初めは両頭とも寝ていましたがしばらくすると起き上がって好物の竹を食べだしました。土曜日とあって観客も多かったのですが、上野動物園のような時間規制はなく、無制限にじっくりと見られました。おかげで約2時間近くを園内で過ごしました。
▲ 16:29 再びMRTに乗車して終着駅の石埠駅へと参りましたが驚かせられたのは顔認証改札が設置されていたことです。調てみますと中国では一部の都市の地下鉄で既に顔認証による改札通過や決済がが実用化されており顔情報の同意取得、プライバシー規則にに関しての法整備が進められているそうです。コロナ騒動の影響でしばらく中国のMRTは利用していませんでしたが、近い将来において切符もいらずになりそうですね。急ピッチで進化する中国をみました。
出来るだけたくさんの路線に乗りたかったのですがパンダを見た事で時間をとってしまいましたのでこのまま南寧站前に戻り、ホテルに預けた荷物を受け取って国際列車乗車へと向かいました。 Part 6 へ続く






