第22日目 3月11日
【重慶モノレール】
坂の多い町の重慶市に2005年6月に日本からの円借款で建設開業されました。2編成が日立製作所製で、2編成が日本で製造されて輸出されましたが、後は技術供与での現地製造です。大阪モノレールと同一設計で、現在まで2号線と3号線の2路線があり総延長距離はモノレールとしては世界最長となっています。1号線は普通の地下鉄車両が使用されています。▲ ホテルから見える獅子坪駅を出るモノレール。6両編成の3号線です。すぐに地
下に入り、直角に中国国鉄の重慶北駅地下に向かいます。そして空港へと延伸されました。
ホテルで朝食後、体が熱いので体温計で、はかってみましたら37.8℃もあります。昆明では地下鉄工事真っ最中で粉塵が舞い上がる中、マスクなしに歩いて喉を傷めました。成昆線では、外気温が30℃を超えたために車内冷房が入ってゾクゾクしました。旅も3週間を過ぎて、疲れが溜まってきたのでしょう。風邪症状です。薬局に行って喉の痛み止めと風邪薬を買いました。
昼まで部屋で寝ていましたら、熱が引いてきました。さすが、中国の薬はよく効きます。出かけました。まずは、出来たばかりの江北機場(重慶江北国際空港)までを乗車しました。トロトロ走る大阪モノレールとは違って加減速も優れ、75km/hの高速で気持ちよく走ります。
▲ 車内は大阪モノレールに乗車している時と同様です。レール式と違って、金属音がしなく走行音が静かなのは 快適です。
▲ 空港を視察後、再度モノレールに乗って国鉄重慶駅近くの两路口駅まで行ってみることにしましたが、降りても重慶駅が分らず迷走しました。何と重慶駅は坂の下にあって、とても長い有料エレベータ(2元=約25円)を利用して、降りなければなりませんでした。いたるところ坂だらけです。
この重慶駅は、折り返し駅のため使いづらく、近々に改造されるそうです。
▲ 重慶駅視察後は、普通の地下鉄車両が走る地铁1号線で終着駅の小什字駅まで行きましたが、地上に出ても繁華街ではなく、1つ手前の較場口駅まで引き返して、モノレール(2号線)に乗り換えました。この乗り換えは複雑で、文章では説明できません。
2号線は、当初の4両編成のままで、非常に込みあっていました。
▲ 李子埧駅は、何とマンションの6階に設置されています。エレベータはなく、Z字型に配置されたエスカレータを乗り継いで上下移動します。道路からは約10分はかかってしまいます。
▲ 出来るだけ各駅に降りてホームからの撮影を試みましたが、夕闇が迫ってきてタイムアウトになりました。起伏にとんだ路線ですので、撮影ポイントはかなりありました。今回は体調も天候もすぐれずでしたので、切り上げましたが、次回に機会をつくってゆっくりと撮影しますので、ご紹介させていただきます。 Part 19 へ続く