2012年春の中国鉄路の旅 Part1 17日ぶりの大地へ

前回の旅の途中で、O氏より小竹直人さんが5月連休にプロモートしている阿里河森林鉄道ツアーに参加するが、一緒に行きませんかとのお誘いを受け、即決しました。そのまま中国に滞在した方が、安くつくのでそうしようかなとも思いましたが、香港で再入国したのはノービザでした。問い合わせますと、延長手続きは無理と分りましたので、一旦帰国して再度30日ビザを取って訪中することにしました。

帰国後に中国大阪領事館に赴き手続書類を窓口に提出しますと、「個人ビザ申請は3月から旅行代理店を通じてしていただくように変わりました。」との返答です。確かに、個人からのビザ申請は、大阪のみが受け付けていて、異質でした。
仕方なく、道を挟んで正面にある旅行代理店で申請用紙を渡しましたが、手続料は倍額の6,000円です。たった、8mほど歩いて書類を持って行き、4日後に受け取りに行くだけで、3,000円とはボロい商売ですね。わざわざ大阪まで、往復1,200円も出費して出てきたのは、無駄足でした。
折角大都会まで出てきたので、大型ショップに寄って、旅行用品などを買い求めました。重ねての出費です。

出発までの16日間は、HPへのアップロード等で瞬く間に過ぎ去り、いよいよ続いての訪問となりました。

4月19日 第1日目

① 自宅6:50→長岡京7:00(JR)→大阪(地下鉄)→なんば(ラピート)→関西空港
② 関空10:25(JL891)→11:55上海浦東(地鉄)→大世界→ホテル

今回は、マイレージチケットを受け取れるマイル数が貯まっていなく、正規航空券で最も安い関空からの上海便を利用しました。

▲ 私としては、アルコールが飲み放題だけで満足ですが、関西風味の上海線の機内食です。

17日ぶりの大地です。着いた上海からの鉄路切符は、鄭州鉄道日記さんにご依頼しました。オンライン化された中国鉄路では、乗車10日前に購入できる駅の窓口より早くの、12日前にインターネットで予約と決済が可能となりました。彼から予約番号を連絡いただき、駅窓口に行きますと、切符が発行されます。

今迄、最も苦労をしたのは、訪中直後の切符手配でした。当日や翌日の切符は、100%売り切れです。仕方なく、旅行社に依頼してホテルまで持ってきてもらいますと、1枚では110元(約1,500円)以上もの手数料を支払う必要がありました。それでも取れない場合は、悪名高きダフ屋を通して超高額の切符購入する以外に方法はありませんでした。

しかし今では、オンライン口座を開設している個人であれば、どこからでも予約決済ができるようになりました。先進国では当たり前ですが、発展途上の中国にあっては、画期的な出来事です。

この切符を受け取るのは、初めての経験です。上海駅の外国人専用窓口に並び、番号をメモした紙を渡しますと、直ぐに発券されました。今迄は、駅の切符発売窓口に乗車日・希望列車・希望座席をメモ用紙に書いて渡して、空いているかどうかを見てもらってからの発券となるのですが、既にこの往来は確定済みです。こんなに簡単に切符が購入できて良いのだろうかとさえ思いました。感激の瞬間です。手配していただいた鄭州鉄道日記さんに感謝、感謝です。
▲ 鄭州鉄道日記さんに依頼した3枚の切符です。予約番号と、念のために月日・列車番号、乗車駅を書いたメモとパスポートを出しますと発券されました切符中央の〇がインターネットで予約された切符印です。


▲ 切符を無事に購入できましたので、後はホテルに近い歩行者天国の南京路を散歩して、美味しい小籠包を食して、上海の夜を堪能しました。

明日は、 鄭州鉄道日記さんにお会いするのと、市内の公園に展示されている満鉄の展望車を見るために鄭州へと向かいます。 Part2  へ続く

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