駅を旅する 〈10〉

佐賀 

九州7県の県庁所在市なかで、佐賀は、格段に目立たない都市だ。人口規模も少なく、確たる観光資源もない。

駅も同様だ。佐賀線(昭和62年廃止)、唐津線が分岐するものの、それほど目玉の列車や車輌が撮れる訳でもない。私も、熊本以上に撮影点数は少なく、これと言った印象はないままに終わっている。佐賀には佐賀青年会館というユースホステルがあって、そこに一泊した際に撮った程度だった。佐賀IMG_0034sysy▲地上の佐賀駅2番ホームに到着した、佐世保発鳥栖行き426レ。C57124[早]牽引。現在、駅は高架化されている。この列車に乗って、前記の鳥栖機関区へ向かった。どこでも撮れる、特徴のない写真だが、美しく整備された早岐区のC57に朝陽が当たり、打ち水されたホーム、売店、佐賀らしい「サロンパス」の看板、背後の跨線橋、と当時の幹線の主要駅の風情が随所に出ていると私は思っている。(昭和42年)

佐賀IMG_0035sy▲駅の北側に佐賀機関区があり、ホームからも待機中のキューロクが見られた。19634(唐)。ただ佐賀区には当時、配置機関車はなく、唐津線の客貨牽引用として西唐津区のキューロクが出入りしていた。(昭和42年)

佐賀IMG_0071sy▲正確には久保田から分岐する唐津線の旅客列車はDC化されていたが、一往復だけキューロクの牽く客車列車があった。佐賀発西唐津行き727レ、79624[唐]。背後に手子荷物移送のテルハが見える。この列車に乗って、唐津線の勾配区間である、多久~厳木へ向かったが、狙っていた勾配を上る貨物は、通過の頃に雨が降り出し、来たと思ったら単機で通過し、散々の結果に終わった。(昭和44年)

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