2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅 Part4 蒸気機関車CK124が走る集集線

15_5▲ 撮影地② Google座標; 23.836713, 120.725929
集集線のハイライト、木々が織りなす緑のトンネルをゆっくりとくぐって行くCK124号機牽引の「南投火車好多節号」。鉄ちゃんだけでなく多くの観光客も一斉に線路際でカメラを向けています。
昨年は、DT668号機(D51形)が走りました。訪台前は今年6月に3年余りの歳月をかけ修復、動態復元となったCT273号機(C57形)が最有力と期待したのですが、残念ながら走行したのはCK124号機(C12形)でした。
CT273号機は、8月7日に台東線玉里~台東の観光列車「仲夏宝島号」を牽引中に15‰上り勾配を上れず停車しバックしてしまうハプニングがありました。どうも調子が良くないようです。合わせてDT668号機も修理部品がなく消耗させないためにイベント列車への運用は見送られています。蒸気機関車の動態復元とは難しいものなのですね

※ (追記)YouTubeをみますと、7月26日の「南投火車好多節号」牽引機はDT668号機だったようです。修理部品が調達できたのか・・。

第3日目 7月19日

11_マーク今日の集集線SL列車は 濁水 13:34⇒14:12 車埕、すぐの折り返しで車埕14:15⇒14:52 濁水と台鐡では発表なっています。
機関車は彰化機関区から向かいますので途中のどこかで撮れないものかと回送ダイヤを昨日、林さんにお聞きしました。しかし、「詳細な時刻は調べてはいないが西部幹線を走行後二水で分岐する集集線に入り濁水に停車します。ここでイベント参加者の乗車を行い客扱いとなります。
途中どこかの駅に停車している時間はあっても短く、追っかけをしても追いつき追い越すことは列車のスピードと道路事情を考慮すると不可能です。濁水では数分間停車する事は間違いないので、せいぜい二水~濁水で1回撮ってから追いかける以外に方法はない。」との事でした。

状況からして我々に選択できる撮影案は、
二水でTaxiをチャーターした後、二水~濁水で1回撮ってから追いかける。途中でもう1回は最低撮れる。復路も1回は撮れる。
② 撮影地を集集線のどこかに決めて待ち受けて撮る。復路でのバス移動は時間的に難しいので同じ場所で撮る。
この2者選択のいずれかでした。昨年バスで移動されていたデカンショまつり号さんからは、「SLイベント列車が走る際は対向列車の時刻変更があって代替バス運行となる。バスは各駅に寄るので遅く満員乗車で大変だった。バス利用は経験上薦められない。」との意見が出されました。しかし①を選ぶにも二水でチャーターする待合Taxiがいるのかも疑問です。早め二水に行って確認することにしました。

① 台中6:33(莒光號503)⇒7:32二水

早朝6:15に瑞君商務の朝食を持って出発しました。

04_204_4▲ 昨日から使い始めたTR-PASSで引き換えた莒光號の指定席券です。1日1回の同じ站での引き換えと書いてありますので、昨日夜に引き換えておきました。

6:56 彰化機関区を通過、今日運行されるイベント列車の客車4両が留置されているのが見えました。

7:32 二水到着後は隣接する観光案内所に向かいます。朝早いのにかかわらず日本語堪能なお姉さんがおられましたので通訳をお願いして、「南投火車好多節号」は二水に停車するのか、停車時間は何分間あるのかを聞いてもらいましたが、停車時間は予想どおりほぼないとの返事です。そしてTaxiチャーターは、「できます。3,000元(約10,500円)。」との返事です。結構相場よりも高い金額ですが、駅前を見てもTaxiは1台しか停まっていません。交渉するにも競争相手がいないのであれば難しい。今日は3人乗ります。一人あたり1,000元なら負担できる金額なのでOKを出しました。
04_3

Taxiは確保できたので午前中は駅前にあったレンタル自転車を借りて西部幹線の列車撮影としました。

右は二水站に掲示されていたイベント列車運行に伴うバス振替輸送案内です。
04_1▲ 8:30 お姉さんたちに見送られて駅前を出発です。

道路橋とのオーバークロス下のカーブで撮影開始です。
撮影地① Google座標; 23.805364, 120.629425
06▲ 10:15 列車はひっきりなしで来ました。これは、E418号機牽引の莒光505号(七堵⇒高雄)です。

07▲ 10:20 EMU600系612編成の區間車。

10▲ 11:23 E202号機牽引の莒光510号(高雄⇒七堵)。

07_1▲ 11:38 E220号機牽引の莒光507号(七堵⇒高雄)。

07_2▲ 二水站構内に休んでいたディーゼル機関車2台。右は新潟鉄工所製のLDH110号機、出力1200HP、軸配置B-B。左は米GE製のR52号機、出力1425HP、軸配置C-C。

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41▲ 11:50 二水站前に戻って本番前の昼飯です。他にも1品頼んで780元(約2,730円)、夜市と比べるとちょっと高めですが、綺麗な店内で何と言っても冷房に効いた店に入り、冷たいビールを飲みたかったのです。
09▲ 12:40 チャーター予約しているTaxiに乗車するために二水站前に戻ってみると、朝に手配してくれた観光案内所のお姉さんが手招きしてお待ちでした。
車を見ますと古いながらベンツです。そしてお姉さんは助手席に乗りこまれました。案内所は代わりの人に任せたそうです。
おいおい白タクなのかい、それに通訳案内付きです。運転手は同居人のお兄さん、これなら元は取れそうです。
既にこれからの撮影ルートは打ち合わせ済みで直ぐの発進、まずは先ほどの道路横断橋へと向かいます。

11_5▲ 13:12 二水を発車した「南投火車好多節号」は、かつてトロッコが走ったサイクリング道に沿って進みます。牽引機はやはりCK124号機でした。
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▲ 13:17 撮影地②
Google座標; 23.800815, 120.657943
さすが慣れた地元の運転手でベンツです。
濁水に着く前に軽く追い抜いて待っての撮影です。

13▲ 13:31 撮影地③ Google座標;
列車が濁水で客扱い停車している内に濁水~龍泉の緑のトンネルに先回りして待ち構えます。濁水で列車交換するDR1000系3両編成2714次が車埕から山を下りてきました。
14_5▲ 13:41 10分後、「南投火車好多節号」が上ってきます。息を懲らせてファインダー越しに見つめてシャッターを切りました。

16_5▲ 後補機にはR69号機が付いていました。お嬢さんもスマホで動画撮影です。

快調に追っかけ撮影が進みだしましたが車内に異変が・・。皆さん肌が露出した腕を掻き出し「痒い、痒い」と、言いだされました。日中で蚊やダニなど飛んでいないと思ったのですが、森林地帯で山の中です。油断しました。私は何ともなく大丈夫と思っていたのですが、その後遅れての強烈な痒みが襲ってきました。

2009年に集集線に初めてきた時の悪夢が蘇ります。あの時はダニ・ブヨ被害を知らず無防備で撮影していましたらやられました。かまれた箇所は1ケ所だけでしたが掻くほどに大きく膨れ上がり膿んで旅行中悩まされました。帰国しても治らず医者のお世話になりました。痒みが薄らいだのは何と2週間後でした。昨年もインドネシアのホテルで就寝中ダニにやられました。
そのため今回は長袖に虫よけ薬(携帯スプレー、塗り薬、虫よけリング)等々のあらゆる対策を準備してきたのですが全て車のトランクに入れたリックサックの中でした。大失敗です。
咬まれた箇所は両腕に14ケ所もあっては重症です。帰国後直ぐに病院に行きましたがしばらく悩まされました。皆様、集集線撮影の折は朝からの準備を怠りなく!

腕を掻きながら次の撮影地に向かいます。夏休みシーズンの土曜日とあって終点の車埕に向う道路は行楽客の車が多く、片側1車線で追い越し禁止渋滞もありました。「南投火車好多節号」を追い抜くことは難しく唯一停車する途中の集集站で姿を捉えました。後は激走での約18キロ、候補に挙げていた最後の撮影地の水里~車埕のトンネル前がやっとでした。

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▲ 14:15 撮影地④ Google座標; 23.830768, 120.864137
水里~車埕のトンネル近くまで来ました。熱帯の国、台湾を象徴する高くそびえる枇榔の林をかきわけて「南投火車好多節号」がきました。

18_5▲ カメラ目線を谷水の流れる位置から見上げましたが、ここでもダニ、ブヨにダメ押しをやられたようです。身を犠牲にしてのショットでした。この写真を見るごとに思い出されるでしょうね。
車の外に出て見ていたお姉さんも運転手もやられたようです。女性はスカートなのでむき出しの足は恰好の標的です。さかんに痒い、痒いを連発されていました。集集線の撮影はダニ、ブヨ類との格闘でもあります。

19▲ 14:29 車埕で折り返した列車は直ぐにやってきました。デルタ線や転車台のない駅です。R69号が先頭となり山を下ります。

20▲ 14:59 線路の沿った道を下りて列車を追います。途中での後追いショットです。

21▲ 15:24 撮影地①に戻ってきました。速度を上げた列車が戻っていきます。

23▲ 最後に七重の塔を入れてのショットでした。

03_1
15:40 撮影を終えて二水駅前に戻りました。案内していただいたお姉さんにはご高齢になったお父さんがおられます。住居は駅前でお茶でもとお誘いを受けてビル一階に行きますとお父さんが熱烈歓迎です。日本統治下時代に日本語教育を受けられたとかで日本語もご堪能ですが耳が遠くなられていて聞き取りは難しく、一方的にお話をお聞きするだけだったのが残念でした。お仕事は軌道のバラスを納入する会社経営をされていたそうです。我々が乗車したベンツはお父さんの所有でした。

02今日はこれから高雄へ行く予定をしていました。荷物も持ってきて駅に預けてありますが、宿は決まっていません。インターネットで昨夜検索しましたが夏休みの土曜日とあって駅前周辺のホテルは満室です。
お姉さんは観光案内所の方ですので高雄のホテルを聞いてもらいましたが、一杯でした。自強號の切符は取れていましたので、行けば何とかなるかなとも思ってはいましたが、夕闇が迫った街でホテル探しはめんどい事です。
明日19日は坊寮へと向かいます。早起きすれば台中からでも高雄から予定していた列車に乗車可能です。相談の結果、泊まっていた台中の瑞君商務に戻ることにしました。こちらは部屋が確保できました。便利なホテルです。私は三連泊になりました。

② 二水16:10(區間車2354)⇒17:17台中

50_1▲ 17:40 昨日まで泊まっていた202号室は既にチェックインされた方がおられ220号室に変更になりました。部屋は幾分狭くはなりましたがバスタブはあって綺麗で快適です。宿泊料金は1,545元(5,353円)⇒1,425元(4,937円)と安くにはなりました。日本からのBooking.cm予約では220号室で6,235円でした。直接申し込んだ方が安いですね。

50_2▲ 台中駅には近くになって窓からは一望できます。高架軌道の建設が行われているのをご覧いただけるかと思います。

明日の列車の指定席券を引き換えた後は楽しみの夕食タイムです。今晩はデカンショまつり号さんお奨めの本物のDR2050が置いてあるという台湾香焦新樂園へと向かう事にしました。

52▲ 19:19 表站からTaxiに乗って着いた街角にDR2050がありました。お店はその後方です。

5456▲ 店内は昭和初期のレトロな台中の街並みが再現されています。公式HPはこちらです。

5357▲ メニューも凝っています。昔の教科書風にレトロにアレンジしています。

55▲ 注文した品々です。点心もあってほっとしました。約2時間、美味しくいただきました。

今日は苦難の撮影でした。バスタブにゆっくり浸かって赤く腫れあがった患部を洗った後、痒み止め軟膏を塗りますがもう効きません。痒みで目が覚めると言う最悪の夜になりました。 Part5へ続く

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