2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅 Part6 高雄機廠(高雄工場)の職員輸送列車、高雄環状軽軌(LRT)

07▲ 7:53 R66号機が牽引する高雄機廠(高雄工場)の職員輸送列車がゆっくりとやってきました。この車両検査工場は既に潮州に新たな基地が建設中で近々に移転されます。運行されるのも残るわずかだそうです。
旧型客車はTPK32200型で1両目は32202T、2両目は32217?です。
臨港線は、2015年に一部開業(一心路~西子灣、8.7キロ14站)するLRT路線として活用されるそうです。全通(22.1キロ32站)は2019年予定で、車両はスペインCAF製の100%低床車「Urbos3」と決まりました。何と急速充電可能な蓄電装置(ウルトラキャパシタ)を搭載した架線レスが走行するそうです。これは楽しみですね。来年は見に来なければいけません。しかし日本の都市交通は世界的にも遅れるばかりです。何とかならないものでしょうか。

第5日目 7月21日 その1

今日はデカンショまつり号さんが帰国されます。台北へ向かわれるまで高雄機廠への職員列車の撮影です。高雄駅からTaxiに乗ってロケハンしながら工場へと向かいました。

04_104 0302▲ 7:14 撮影地① Google座標; 22.611880, 120.327132
着いた工場ヤードです。客車から貨車まで多種の車両が置かれていました。ここで検査や修理が行われるそうです。

05▲ 職員輸送列車が来るまで交差点に店開きしていた屋台で朝食です。

0607_1▲ 7:53 カーブを回って姿を現した職員輸送列車。ご覧のように複線分以上の用地があります。LRT路線となっても十分です。

路線は市内各所の道路と平面交差をしています。遮断機が上がると一斉に車やバイクがなだれ込んできます。

09▲ 8:11 撮影地② Google座標; 22.623939, 120.324038
折返しは直ぐにやってきました。Taxiで移動しての撮影でした。

0801LRT▲ 高雄環狀輕軌(ライトレール)の建設路線 ※高雄市政府捷運工程局の公式HPより転載
緑色線が2015年に開業予定です。一部は台鐡臨港線を活用しての路線です。

これで職員輸送列車の撮影は切り上げです。急いでホテルへと戻りました。帰国のためにデカンショまつり号さんは新左營へ、そして高速鉄道で台北へ向かわれます。4日間、お世話になりましてありがとうございました。おかげで楽しい旅ができました。感謝、感謝です。
部屋でお礼を申し上げてからしばらくして、私も駅へ向かいました。私は昨日同様に南迴線に乗って台東に向かいます。以前に走った旧路線後を訪ねます。 Part 7 へ  続く

2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅 Part6 高雄機廠(高雄工場)の職員輸送列車、高雄環状軽軌(LRT)」への4件のフィードバック

  1. いつも楽しい記事をありがとうございます。高雄機廠のあたりは、先日の爆発でダメージを受けたとか?今も走っているのでしょうか?朝8時頃の列車は高雄駅で撮影しましたが、機廠の方まで次回は行きたいと思っておりますが、走っているかどうかが心配です。

  2. クモハ73106東ウラ様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
    8月1日に発生した高雄ガス爆発事故は帰国して直ぐの事だったのでビックリしました。事件内容をTVで見て、初めて高雄が石油コンビナートのパイプライン上にできている町だと知りました。不幸にして被害に合われた高雄の住民の方々のご冥福をお祈りします。
    爆発のあったパイプラインが埋設してある通りは、臨港線に沿った道路も含まれます。直接鉄路に被害があったのかどうかは分かりませんが、撮影地①の踏切の交差点では大爆発があって道路は陥没しています。撮影地①から②への道路も同様でも長く深く陥没が続いています。
    もし撮影中に事故発生なら無事では済まなかったようです。ぞっとします。まだ復旧工事が続いているようですので、臨港線が運行できているのかは不明ですが、いずれにしてもメンテナンス工場からの車両引き出しが必要でしょうから運行はされると思います。行く前に確認が必要ですね。

  3. ぶんしゅう様
    デカンショまつり号です。
    ご一緒させていただいてから10日余りのちにあのような大惨事が起こるとは・・・
    報道を見ていて、5枚目の写真の高雄機廠の留置客車が写っている写真をよく目にしました。
    朝食を食べたあの交差点あたりが結構な被害だったようですね。
    お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、お怪我された方の一日も早い回復と街の復興をお祈りしております。高雄加油!
    本日発売された鉄道ダイヤ情報を見ると8月下旬には、鉄道が復旧し、高雄機廠にに封じ込められていた客車群が営業線に戻ったようです。
    蛇足ながら、高雄機廠は、客車の検修を行っているということも相まって、なんとなく日本国有鉄道高砂工場とイメージダブってしまいます。

    • デカンショまつり号様
      本当にあの時撮影時に起こっていても不思議ではなかった大惨事でしたね。爆風に吹っ飛ばされて安置所に横たわっていたかも・・。
      でも臨港線が復旧したようで次の訪台には花束持って行かなければと思っています。高雄加油!ですね。

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