2009年 北の大地 Part10 富良野線 美瑛~美馬牛

第8日目 10月29日

道の駅『おんねゆ温泉』美瑛11:00→11:25美馬牛11:30上富良野16:20→17:15芦別18:30→19:00道の駅『うたしないチロルの湯』
期待した朝を迎えましたが、冠雪のあった山並みは、全く見えずの曇天です。美瑛駅に発着する列車音を聞いても、カメラに手が向きません。ガラガラの駐車場でしたが、北九州ナンバーの乗用車が止まっていました。まだ、道内に入ったばかりだと言う同年輩の方と、しばらく話をした後、ようやく美瑛駅探索に向かいました。

▲ 728D 美瑛駅発車10:39、旭川行き キハ150-2

とても綺麗な駅で、特に待合室は、白いカーテンと、季節の花々が飾られていて、良い印象を持ちましたが、ホームに出て、若いアベック客と写真を撮っていると、駅員が寄って来て、『どこから乗った』と、厳しい口調で言います。
列車は向かい側のホームに着いて、跨線橋を渡り、改札口前を通らないと、今いる場所には着けません。嫌がらせです。列車には、乗っていない。写真を撮っているだけと、返答すると、『どこから入った。160円を出してもらおう。』と、横柄な態度で言います。

ご覧のとおり、どこからでも入れる駅です。ちょっと、懲らしめてやろうかと、思いましたが、馬鹿を相手にしても、こちらの気分が悪くなるだけと、無視することにして、若いアベックと黙って出ました。
札幌、小樽のような大きな駅なら分りますが、観光に勤めなければならない町の、玄関口の駅員がこれでは、大したことはありません。折角の綺麗な駅が泣いていました。

この時に思いましたが、入場券はなぜに地区によって、また駅によって、料金が違っているのでしょうかね。旅客営業規定には、確かに異なる料金が設定されていますが、根拠が明確ではありません。不思議でなりません。ご存知の方がおられましたら、教えて下さい。


▲ 729D 上富良野→西中 12:29 キハ150-7

美瑛名物のカレーとうどんが分離したつけ麺タイプの『カレーうどん』を食しようかと思いましたが、その気も失せましたので、美馬牛付近での撮影開始を始めましたが、国道は、線路と大きく離れたルートを通っています。故真島満秀のお薦地を参考にして探しましたが、結構迷走しました。
▲ 美瑛~美馬牛間の地図です。道路地図帳には、記載のない農道が載っています。撮影地を探される方は、ご参考にしてください。
▲ 732D 美馬牛→美瑛 13:46 キハ150-7

▲ 731D 美瑛→美馬牛 14:21 キハ150-6
▲ 733D 美瑛→美馬牛 16:07 キハ150 2蓮 車番確認不可

▲ 734D 美馬牛→美瑛 16:13 日没も過ぎて撮影ギリギリでした。キハ150 車番確認不可。

私の好きな光景が広がっている場所ですが、やはり天候が良くないと、難しい所です。他にも良い場所があるだろうと、走りまくりましたが、結局ここで落ち着きました。列車が来るまでは、レトルトカレーとご飯を温めて、昼食としました。美馬牛の夕暮れも早い。16:00には、日没となりました。

ゆっくり湯に浸かりたいと、今宵の宿、道の駅『うたしないチロルの湯』を目指しました。途中、芦別駅に寄ると、女性駅員から、ここに来られたら『ガタタンラーメン』を食べるように薦められました。
▲ 上は、夜の芦別駅コンコース。ガランとしていて、列車待ちは一人でした。

ガタタンラーメン・?。聞いた事のないラーメンです。ものは試しと、駅近くの『多楽腹亭』へ行き、注文しますと、出てきたのは、チャンポンと似ています。店のおばさんに聞きますと、『満州引き揚げ者の方が、鶏がらと、豚骨で取ったスープに山菜等野菜に、魚介などを煮込み、溶き卵と一緒にとろみを付けたスープをかけたもので、当時、炭鉱(ヤマ)の男たちが酒の締めに決まって食し、過酷な労働で疲れた体を癒やした。スープの味付けは、店によってさまざまだが、トッピングは、町から最低限の食材を指定されている。うちの店では、棒状の『トック=韓国の餅』は入っているのが、他店との大きな違いです。』と、説明を受けました。あんかけラーメンですから、厳寒の冬には、ピッタリです。これは、かなりいけます。芦別に来られたら、ご賞味ください。

おばさんは、気風が良く、話が弾みました。ダンナが療養中で不在だが、貴方と話をしたら喜んだのにと、残念がっていました。また来る機会ができたら、是非立ち寄りますと、言い残して、志内へと向かいました。
到着後、早速に入浴準備を用意していますと、横に地元のおばさんが、車を付けました。温泉の入口を見ますと、電気が付いていませんので、今日は休みなのと、聞きますと、『ここは、年中無休!』と、言って行きましたが、直ぐに『なんで、休みなんだろう』と、言って返ってきました。
仕方ありません。熱燗をつけながら、湯たんぽの湯を沸かして、おとなしく寝ました。  Part11 へ続く

2009年 北の大地 Part10 富良野線 美瑛~美馬牛」への1件のフィードバック

  1. リタイア後の行動、羨ましく拝読させて頂いております。
    さて、美瑛駅長の件現地に住んでいる友人にDRFCのURLを「読め」と教えたところ、すぐ返事が戻ってきました。
    それによると、彼はリタイア後美馬牛駅ちかくに10年居を構えていますが、シーズンになると美馬牛駅で下車した観光客が近年増え近くの観光農場へ歩いて行くとき、彼や隣近所の庭(敷地)内をぞろぞろ通り抜けることに困り、シーズン中だけ無人駅の美馬牛に立つ案内人に聞き雇用もとの旭川駅長に相談、そこで地域を管轄する美瑛駅長と相談するようにとのことで駅長とコンタクトした由。
    駅長発言要旨「敷地内のことしか責任無い、だから関わりは持てない。」
    JR北海道でよそから(鉄以外の)客を呼び込める有名観光路線もこれでは行く先思いやられます。

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