北方見聞録 北の大地、シベリア鉄道をちょっと見の旅 Part19 ウラジオストクのトラムに乗る、撮る

【 ウラジオストクのトラム 】
1912年10月9日に開業、1933年までは1,000㎜ゲージで建設運行されたが1934年からは1,524㎜に拡幅されました。1991年には総延長18.4㌔に達し最盛期を迎えましたが、車社会に負け廃線が相次ぎ、現在は1系統のみが残り運行を続けています。4タイプ26両が在籍しているはずです

第9日目 7月17日 その2
9:22 中央広場から東方向へのバスに乗って約15分、「ルガバヤ市場」に着きました。Google座標; 43.111439, 131.937373

◀ 途中の道路中央には路線跡がハッキリと分る痕跡が残っていました。▲ 入口にあった果物と八百屋さん、お兄ちゃんの掛け声が大きく元気で威勢がよかったですね。商品も綺麗に並べられていました。

▲ 9:30 直ぐにやって来たのはKTM-5M3形280号車。車体長15,094㎜、幅2,550㎜、高さ3,128㎜、出力45kw×4

▲ 反対側から来たのはKTM -8309号車です。車体長15,210㎜、幅2,622㎜、高さ3,090㎜、出力50kw×4、最高速度75km/h、トラムは4タイプ26両があるはずですが、問題は全車健在かどうかです。

▲ 2両が並びましたが、ボロボロ車体ですね。

▲ 分岐していた路線跡が残っていました。

▲ 9:35 トラムは待たずに乗れる交通機関です。すぐにКТМ-5M3形284号車が続行で来ました。着いたトラムの周りは人で一杯になっています。乗込みました。

◀ 1系統しかないので行先表示板は不要ですが以前は必要だったらしくまだ付けています。

▲ 9:40 取り合えず南側終点の ”сахалинская” まで行って見る事にしました。
▲ 9:51  ”сахалинская”に到着です。Google座標;43.097630, 131.965968

▲ 片運転台車両ですので終点は当然、ループになっています。一回りしてまた乗客を乗せて折り返していきます。

▲ 71-608К314号車が直ぐに続行していました。▲ トラムですかKIOSKはあります。屋外ですので雪の降った日は大変でしょうね。

▲ 10:03 撮影地 Google座標;43.097475, 131.964435
私たちも終点から徒歩で気に入った撮影地へと撮りながら向かいます。このトラムの路線は道路に沿った専用軌道が続いています。走ってくるのはКТМ-5М3形295号車です。

▲ 10:06 反対側から同じКТМ-5М3 形同じ車体色の280号車がやってきました。

▲ 10:09 赤のラッピング塗装のЛМ-93形320号車が続行して来ました。車体長15,000㎜、幅2,550㎜、高さ3,150㎜、出力50kw×4

▲ 10:14 КТМ-5М3 形の297号車

▲ 10:15 戻って来た320号車

▲ 10:25 71-608 K形315号車

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▲ 10:43 車庫です。電車の入出庫には遮断機のような開閉門が設置されていてその時には自動で開閉されていました。

▲ タトラを象徴するレールブレーキ
▲ 頻繁に入出庫を繰り返していますので車庫を覗いてみました。それほど休んでいる車両はいませんが、どうやら運転手の一行程の勤務が終わると入庫して勤務交代をするように見えました。

▲ 10:47 71-608 K形309号車

▲ 10:55 71-608 K形314号車

▲ 11:02 320号車が戻ってきました。

▲ 11:08 297号車

▲ 11:13 71-608 K形316号車

▲ 11:19 71-608 K形315号車

▲ 11:24 71-608 K形313号車

▲ 11:37 71-608 K形309号車

▲ 11:38 KTM-5M3形284号車

▲ 11:40 KTM-5M3形289号車、これに乗って片方の起点終点へ向かいます。

▲ 12:01 乗ること21分、終点のМинный городок に到着しました。
Google座標;43.126121, 131.940423

▲ ここにも小さいながらも市場がありましたので覗いてみました。初めて魚屋を見ましたが氷で保存して売ってはいません。ニシンやカレー類は塩漬けで並べてあるようです。右下はハマチですがそのままです。刺身では無理ですね。

▲ 12:10 次の284号車が多くの乗客を乗せて到着です。しばらくは乗らずに歩きながら撮ることにしました。

▲ 12:17 ループを回って戻ってきました314号車です。

▲ 12:18 日本では最近になって始まった緑化軌道ですが、ここでは数10年以上は続いています。295号車が上がってきました。

▲ 路線の横は広いミンニガラドク公園です。線路際には木陰の歩道が続いています。320号車(左)と295号車(右)です。


▲ 12:34 320号車が戻ってきました。

▲ 12:37 片運転台のトラムです、後部には乗降ドアもなく不愛想な姿です。

▲ 12:39 前面に「トラムは105歳」と表示されています。

▲ 12:46 313号車、トラムは頻繁に来ますがお客も絶えることなくやってこられます。

▲ 12:48 飽きてきましたので撮影はこれで切り上げ、316号車が来ましたので乗って「ルガバヤ市場」に向かいます。
▲ 上はロシア語のWikiからの抜粋です。車体色だけは1つとして同色がありませんでした。形式は71-60571-608KJIM-9の3種類を確認しましたが、PB3-6M2は見かけることはありませんでした。

▲ 12:53 「ルガバヤ市場」に戻ってきました。これからウラジオストクに唯一走るケーブルカーに乗りに行きます。市内が俯瞰できるそうです。 Part20へ続く

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