Part6の投稿を終えてから、10月18日瀋陽鉄道博物館入場の雰囲気が何か違っているとの印象を感じたと掲載しましたが、インターネットでいろいろ調べていましたら、まだ招待客及び部内関係者のみの入館受付で一般客の受付はなく、あっても許可された団体予約に限られているとの事でした。何も知らず飛び込みで行って入場できたのは、現場の好意だったのが分りました。ご配慮をいただきましてありがとうございます。
第7日目 10月27日 その2
① ホテル9:00(Taxi)→9:38瀋陽鉄道博物館 25.4キロ
② 瀋陽鉄道博物館10:47(Taxi)→11:35ホテル 全部で153元(約1,900円)
③ ホテル13:05(Taxi)→13:10沈阳地铁青年大街站 10元(約125円)
④ 青年大街站14:03(沈阳地铁)→14:13沈阳站
⑤ 沈阳站前15:00(バス)→16:50調兵山バスターミナル 25元(約310円)
⑥ 調兵山バスターミナル16:55(相乗りTaxi)→17:15ホテル 5元(約60円)
瀋陽鉄道博物館の視察を終えて、ホテルの部屋に戻ってみると、「ゼネラルマネージャーからお会いしたい。帰られたらご連絡下さい。」と英語メーセージが封筒に入れてドア下に入っていました。
チェックアウトの支度を終えてフロントに行きますと、日本語の出来るホテルマンも待機していて、GMに連絡しました。GMからお詫びを申し上げたいので少し待ってもらえないかと言われました。丁度、昨夜インターネット予約した日本の代理店からも電話が入っていて、直接話せました。向こうにも間違った所在地地図を送った責任もあります。この件は日本に帰ってからにして、ホテル側の信用・安全についてホテル側の評価はどのように考えているかを聞きました結果、次回の宿泊は無料でスイートを提供しますのでご納得お願いしますとの返答です。ホテルの「面子」としてはこの程度のようです。冷蔵庫の飲料は勿論無料でした。ミスは誰にでもありますが、昨夜のフロント女性からは最後まで謝罪の言葉はありませんでした。典型的な中国人だから仕方ないかと思い、9月27日開業したという沈阳地铁試乗のため、ホテルマンの見送りを受けてTaxiに乗車しました。
向かった先は1番近い駅「青年大街」です。2号線が開業すれば、乗換駅になります。今日は朝飯抜きで、お腹が空いていました。繁華街ですのでB級食堂はたくさんあるだろう、探そうと思いましたが、荷物が厄介です。目の前に熊本から進出し今や中国全土に出店をして、中国人にも美味しいとの評判が知れ渡る「味千ラーメン」があります。たまには中国に来て日本のラーメンも良いかと食しました。
▲ 地上の出入り口は、独特のデザインですが中は他と同じです。一応バリアフリーにはなっています。
食後、近くのエレベータでB1コンコースに下りましたが、最近あちこちで開通した他都市の地铁と変わりありません。コンコースの設計は、ほぼ同じです。車両まで同じ規格で製造しているようです。
▲ 瀋陽地下鉄 計画路線網
① 2010年10月8日、全国で第7番目に開業した東北初の地下鉄です。(9月27日~10月7日は招待客のみ乗車の試運転期間)
② 開業路線は1号線のみで、路線全長は27.8キロ、22駅が設置されていました。
③ 車両は6両編成、最高速度80km/h、站ホームはホームドア設置。
④ 2020年までに開業予定は、9路線総延長210キロです。
⑤ 現在2号線22キロを突貫工事中で、来年2011年開業予定?(多分もっと遅くなる)
⑥ 運賃は、8駅以内2元(約25元)、9~12駅3元(約38円)、13駅以上は4元(約50円)
沈阳地铁は、かつて満州時代(当時は奉天)大阪市交通局協力のもとに6路線もの地下鉄網が具体的に計画された事があります。実現に向かう直前に太平洋戦争勃発により地下鉄どころではなくなりましたが、もし実現していたら大陸初の地下鉄になっていました。今回開業した1号線は、戦前に計画されたほぼ同じ経路となっています。他都市の地下鉄乗車とは違った想いを持って乗車してみました。
瀋陽の市内中心部は、満州時代の建物・道路を残していますので、今のモータリーゼーションには道路の対応ができていません。市内には名所旧跡が多くありますので、通勤通学の他に観光にも移動はかなり便利になると思われます。
ただ開業したばかりなので、沈阳站の最終が19:40と早いので気を付けないと乗車できません。やはり23:00ぐらいまで運行して欲しいと望むところです。
▲ 沈阳站 始発は朝の早い通勤にあわせてあるが、夜は早すぎます。
【調兵山へ】
なんやかやで沈阳站前の調兵山行きバス乗車は、15:00発となりました。調兵山バスターミナルには日没の16:50着。ここから相乗りタクシーで調兵山鉄路站前には17:15到着しました。今夜のホテルの予約はできていません。いつも宿泊手配を頼む旅行社は既に閉店していましたので直接ホテルへ行き、いつもの宿泊料金1泊158元で交渉成立です。
荷物を部屋に置いて、早速調兵山站に行ってみました。この時刻は、18:20大明、18:32王千、18:43大青と連続発車しますので、SL運用列車を見ますと、大明行きのみがSY1770機の牽引でした。
一応1両は運用についている事が分りましたので一安心です。明日の運用は、明日朝に旅行社で聞くことにして、近くの食堂で夕食としました。 Part8へ続く