1997年8月24日 京津線東山三条で夏の宵を楽しむ
8月も20日を過ぎ、京都では地蔵盆が行われる頃になると、例年なら朝夕は少し涼しくなって来ます。この年は、10月の京津線三条~御陵の廃止を控えて、何度も沿線に向かいましたが、三条通は、東西を向いた道路のため、午後からの直射日光には、きびしい残暑を感じます。そこで、夕方から夜へ、少し涼しくなってからの撮影となりました。京津線は過去にも載せていますが、夏の宵ならではの写真を選んでみました。
▲東山三条、京津線は直線のように思えるが、結構曲がっている。背後のビル群がシルエットになる頃、長タマを通して見ると、あの東山三条も、ちょっとフォトジェニックな光景となる。
▲クルマをかき分けて、東山三条を発車する四宮行き、右の白熊マークを付けた冷房市バスも、この時代ならでは。
▲長タマで反対方向、蹴上方面を向くと、次第に高くなってくる三条通沿いの建物が迫ってくる。 ▲▲陽が真正面に回って、路面が輝きを増して来た。▲陽が落ちると、夕闇のムードが広がるが、背後に見える、都ホテルの窓ガラスには、まだ陽が当たっている。▲夕空をバックに三条通を東へ向かう。廃止まで50日を切った東山三条周辺だった。
ひとりコメント、失礼します。この時代は、カラーポジでの撮影です。ピーカンなら、びっくりするほど鮮やかに写りますが、露出の微妙な夕景になると、ASA感度が低いこともあって、とたんに難度が高くなります。自分としても、よく撮ったものと思います。