Summer Memories 2020 《8月同日》 あの頃あの鉄道 ①

長かった梅雨が明けて、久しぶりの青空tが広がっています。8月は、ほかの月に比べて格別の思いがありますね。ただ今年は、その高揚感がありません。“外へ出ない”が、新しい生活様式として定着し、計画のない真っ白な予定表があるだけです。こうなると、毎日の楽しみ、生きる支え(?)の“デジ青”は、どうあるべきか、最近のテーマとなりました。

冷房が入っているのも構わず、列車の窓を思い切り上げてみた。身体は冷えているのに、顔だけは生暖かい潮風が当たった。これぞ8月だった(五能線 2019年)。

 

新規ものもありません。モノクロも、大量の押しつけは嫌われます。そこで近年のカラーに眼が行きました。以前からカラ-も試行錯誤で投稿していますが、ネガ、ポジ、デジと年代によっては違い、とくにポジ・ネガは、モノクロの補助として散発的に撮っていたただけに、繋がりが少なく、体系的な発表を難しくしています。

 

一直線に続く線路を驀進する。湾の向こうを沈みゆく太陽が追いかけてきた(大湊線 2019年)

 

 

 

考えたのが、“同月同日で切ってみたら”でした。今までは、同じテーマ、同じ日だけに眼が行っていました。いったんバラして、年代には関係なく《同月同日》で通して見ると、3年前のことも、30年前のことも、横断的に見ることができ、内容的にも変化をつけることができます。

そして、発表方法も変容を迫られています。最近、歳とともに、記憶だけでは書けなくなり、とくに原稿作成が苦痛になってきました。内容の深耕を求めるあまり、投稿頻度が空くより、たとえ写真点数、文字数は少なくても、更新の頻度を高めていく必要があります。メンバーの投稿が激減して、“デジ青”の危機感も感じています。いまは“質”より“量”が大事です。これも、新しい時代の、歳に相応しい表現ではないかと思いました。

早くも飛び出した2020年夏の思い出、続けて蔵出し画像とします。

“夏は夜、月のころはさらなり”と詠んだ歌人がいた。空に青みを残した、わずかな時間、ひんやりした風が吹き抜けた(小海線 2018年)。

 

 Summer Memories 2020 《8月同日》 あの頃あの鉄道 ①」への4件のフィードバック

  1. 総本家青信号特派員様
     梅雨が明けたら、暑い夏が来ました。蝉もうるさいし、暑さもかなわんけれど、「日本の夏」を味わいながら楽しみたいものです。汗をかいた後のビールや冷たいものは格別ですね。
     新シリーズ、楽しみが出来ました。日にちで括る、データ整理が十二分になされている総本家さんならではの技ですね。
     三枚の写真、「日本の夏」を感じさせて頂いています。
    楽しませて頂いているばかりで、すみません。

    • マルーン様
      コメント、ありがとうございます。ことしの夏の過ごし方は、例年とは全く違いますね。行事も何も無く、タイガースも巨人に負け続けで、何の楽しみもなくなりました。そんなとき、ビール片手にデジ青を楽しむ、これぞ今年の夏の過ごし方! なかなか日にちが一致しませんが、投稿を続けて行きます。

  2. 最後の写真で、ほのかな紫色をしたポイントの夜間標識が灯っているのが見えるのが何とも言えないですね。夏じゃないですけど、私も廃線になった長野電鉄屋代線綿内駅でポイント夜間標識のほのかな紫色と電車がヘッドライトを点けてやってくるのを撮りました。この時はキャノンのフィルムカメラだったので写っているかどうか心配したのですが・・・ご覧の通りです。微かに写っていました。ウイルス感染もいやらしいですが、今は暑さが尋常でないのでちょっと考えモノですね。早朝か陽が落ちてからぐらいかな動けるのは。

    • どですかでん様
      写真、ありがとうございます。屋代線綿内駅とは、渋いところで撮られましたね。屋代線には古い駅舎が多く、私は松代駅の雰囲気が好きでした。日没後のわずかな時間帯、空が青く写るのが好きで、とくに狙っています。これを撮ろうとすると、高価なデジカメより、クリエイティブモードの充実しているコンデジのほうが有利です。

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