Summer Memories 2020 《8月同日》 あの頃あの鉄道 ⑮

2015年8月18日 大阪モノレールで分岐器を楽しむ

愛称の「大阪モノレール」は、社名が大阪高速鉄道でしたが、ことし6月、社名も大阪モノレールに変更されたばかりです。高いところを走るだけに、駅から邪魔もなく撮ることができます。この日は、万博記念公園駅のホーム東端から、本線、彩都線の両線が分岐して、さらに高度を上げて高架を行く、未来感覚あふれるシーンを撮りに行きました。とくに興味深いのは、5基ある分岐器で、PC軌道桁自身が動いて、路線を切り替えます。モノレールで支線があるのは、大阪モノレールしかありませんから、この独特の光景が見られるのも、万博記念公園ならではです。

万博記念公園を発車して、彩都線を行く大阪モノレール、太いPC桁がゆっくり動いて、ポイントを切り替える。 本線の千里中央行きと、彩都線が交換する。この年、千里中央~南茨木が開業してから25年に当たり、右の1631には、記念のステッカーが貼られている。この1000系も開業時の車両は、3000系の増備で順次なくなると言う。

こちらは彩都線同士の交換、彩都線は、本線やほかの支障物を避けるため、さらに高度を上げて行く。この時は空全体が晴れていて、いつもの夏の夕暮れになりそうな予感だったが‥‥。西からの日射はそのままだが、東の方から黒い雲が出てきた。ちょうど夕立のあと、一瞬陽が差し込むような、そんな雰囲気のなかで、異次元の光景となった。たしか、同類の写真を、クローバー会写真展にも出した覚えがある。左手の塔は、清掃工場の煙突のようだ。カメラの彩度やコントラストをいじって、別の表現をしてみた。万博記念公園の付近も、新たな集客施設ができて、大きく変わったようだが、ここも、これ以降訪れることはない。

 Summer Memories 2020 《8月同日》 あの頃あの鉄道 ⑮」への6件のフィードバック

  1. 大阪モノレールの中でも、万博記念公園駅は「絶景」ともいえますね。モノレールでしか見られない構造美があります、主旨とは異なりますが桜の季節、太陽の塔とのツーショットも楽しみです。以前「ポイント」を撮ったものがありました、高速道路のジャンクションのようにも見えます。

    • コメント、ありがとうございます。そうですね、モノレールならではの構造美ですね。しかも、万博記念公園でしか見られません。桜と太陽の塔の組み合わせは、ときどき見掛けますが、そこにモノレールは入れることは出来ますか? 駅からは真横になって、ちょっとシンドイと思いますが、ほかのところから撮ることができるのでしょうか?

      • 駅からは無理ですね、桜・太陽の塔・モノレールは駅の改札を出て左側(東側)に日本庭園(太陽の塔)へ行く広い歩道(橋)がありますが、その歩道から撮れます。真横からも撮れますし、広い歩道ですので撮り易いです。添付は2018.3.29です。

        • WAKUHIROさま
          なるほど、歩道から撮れるのですね!ここなら終日、順光ですし、バッチリですね。来年の春の撮影地がひとつ加わりました。ありがとうございます。

  2. 大阪モノレールの万博記念公園駅は、本格的なジャンクションです。
    平日の朝夕には彩都線(支線)発の列車が、本線の千里中央や大阪空港へ直通します。
    総本家青信号特派員さんや wakuhiroさんが仰る様に、ポイントの動きを見ているだけで飽きません。
    車内から万博記念公園駅東端を見た図柄です。

    • 鉄鈍爺さま
      写真も添えていただき、ありがとうございます。これは、お得意の動画からの切り出しでしょうか。モノレールの前面撮影は、まさに動画向きですね。1000系には、撮影にピッタリの運転室直後のクロスシートもありましたが、いまでも、まだあるのでしょうか。

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