夕景求めて 近くでチョイ撮り 京都編(3)
嵐電、叡電と来て、つぎは京都駅の0番ホームへと移ります。0番ホームを見下ろす、西跨線橋のいちばん端、0番ホーム寄りにある窓を自分で開けて、O番ホームを見下ろすのが、私の京都駅での撮影の指定席で、とくに夕方の列車の発着時、列車の進入、乗客の列、駅員の動きを俯瞰して、いかにも京都駅らしいシーンを撮ります。
▲O番ホームに発着する列車は、朝には新快速の発着もあるが、以降は、「サンダーバード」の発着、夕方には京都始発の草津線直通の発着、それに京都終着の特急がある。どう工夫しても不細工にしか撮れない683系も、陽が暮れると、白い車体が、周囲の暗部にコントラストを描き、駅員の見送りを受けて発車して行く。
▲視点を変えて、ちょっと見上げて見ると、京都駅ビルの裏側が、秋の夕陽に全面輝いて見えた。
▲西跨線橋から、0番、2番ホームを俯瞰する。たしか数年前、何かの鉄道写真のコンクールで、雨の日に、この場所から撮った夕景が入賞していた。0番、2番ホームの照明の明るさと、レール部の暗部の対比が面白かった。一度、雨の日にも撮ってみたい。
▲草津線に直通する京都始発の列車は、夕方から5本運転されるが、到着前から、かなりの列ができる。京都~草津線の需要もかなりの数に上ることが分かる。
▲草津線に直通する列車には117系が多い。悪評だらけの抹茶一色塗りも、見慣れてしまうと、何も感じなくなり、夕陽を受けて、鼻筋が通ったギラリは、かえって魅力的だ。
▲いっぽう、こちらは朝の光景、発車合図を送る駅員の姿が逆光上に浮かぶ。この0番ホームは、なぜか女性社員が多く見られて、その凜々しい動きもカメラの対象となった。
どれもすばらしい写真です。
最近はカメラマンの質が悪くなり、鉄道員との間で険悪な雰囲気が感じられ、線路端での撮影はしていません。と言って、ホームで入ってくる列車を撮ったり、出て行く列車のお尻を撮るのもお手軽すぎて撮っていません。結果、鉄道写真から離れて数十年が経ちました。
でもこんな写真を見ると心が騒ぐのです。京都駅は散歩道。屋上広場から東西を眺めては、構図を考えています。同じ場所に立っても同じ写真は撮れません。それはセンスというか天賦の才能というか、要は感性と熱心度の違いでしょう。
いつも特派員さんの写真で消えかかるろうそくの火を燃え上がらせている米手であります。
お褒めの言葉を頂戴し、ありがとうございます。米手さんからは、以前のクローバー会写真展でも京都駅の夕景を出品していただきました。ろうそくの火から、たいまつの火となって、写真の炎が燃えあがると、嬉しいです。
人間、誰でも海外へ行けば感動しますし、有名な撮影地へ行けば感性が磨かれることと思います。でも大事なのは、ふだん、見慣れた当たり前の風景の中で、自分なり感動して、感性を磨き上げることが、海外旅行よりももっと大事だと思っています。自由に遠方へ行けないこの時期、とくに大切にしています。
海外旅行と言えば、最近ぶんしゅうさんの投稿がなくてさみしく思っております。
体調を崩していなければいいのですが・・・
国内でもいいので再開を待っています。
ハイ、元気にはしていますが子供達がみんな医療関係に勤めていますので、外出へのチェックが厳しいものがあります。
ステイホームを続けていますが、このままでは爆発消滅しますので、ボチボチ行動開始します。
よかったです。
元気なら安心です。投稿を待っております。