癒しの島 台湾鉄道2023年秋の旅 Part7 台風11号の直撃余波

第5日目 9月4日


台風は今朝には高雄へと抜けたようです。部屋の窓から見える様子も台風が来る以前のように静かになっていました。
今日は当初の予定でしたら台中港線の訪問撮影を済ませた後は新幹線で台北へ向かい解散、デカンショまつり号さんは松山空港から帰国、私は安抗トラムの試乗と撮影に向かう予定でしたが、列車の運休が続き、すべて取り消しです。

7:20 朝食後チェックアウトをして台東駅へと向かいました。


▲ 駅への歩道には街路樹が倒れ、駐輪してあったオートバイは倒れ枝木の下になっています。
▲ 駅前に設置されていた看板も💛マークが飛ばされていました。
▲ 7:32 既に多くの乗客がきっぷ購入のために窓口に並んでおられました。
我々が昨日確保した7:45発”新自強号 411号”の切符ですが発車時刻表にも掲示されていなく運休です。正午以降出ないと運行開始にはならないようです。
▲ 8:00 きっぷ窓口待ちの並ぶ乗客の列が少なくなってきました。

9:00 TV局の取材がようやく始まりました。
日本と比べると立ち上がりがかなり遅いように見えます。

 

▲ 9:34 駅弁の販売が開始されました。こんな日はいつ売れ切れになるか分かりませんのでので買い込みです。そして到着時に確保しておいた16:55 台東発台北行き”新自強号 439次”の切符ですが、運行されるかどうかは直前でないと分かりません。
▲ 10:22 きっぷ窓口に並ぶ乗客が増えて列が長くなってきました。
▲ 11:25 昼過ぎの13:07に花蓮方面への一番列車”新自強 421次”が発車するとの情報が掲示されました。続いて最初は運休表示だった13:20発の”新自強 423次”は復活し、14:00発の”新自強 477次”と3列車連続で出発していきます。

▲ 12:02 呆然と見送るだけですので先ほど買った駅弁で昼食です。

▲ 14:05 ボチボチですが列車が運行開始しましたが、我々が持っていますきっぷの北行きの”新自強号 439号”の発車は、まだ表示されません。

待っています間、時刻表を見ておられたデカンショまつり号さんより、これを見てくださいと提案がありました。

【 臨時列車 5427次 】
今日は9月4日月曜日です。普段は”新自強 427号”として金・土・日運転の427次なのですが今日は、区間快 5427次として臨時運行しています。停車駅も同じです。使用される車両も新自強3000系ではないだろうかとの鉄ちゃんらしい読みです。

区間快運用の3000系に乗れるなら商務車(ビジネスシート車)には特別なきっぷなしに乗車できます。早め発車する1番ホームの商務車の止まる6号車で待つことにしました。

▲ 向こうから台鉄初の空気ばね式車体傾斜電車、2012年から日本車両で8両固定編成19本の152両が製造されたTEMU2000型電車(太魯閣号(プユマ))。
2番目は老朽化した莒光号置き換えのために2021年から600両が投入されていますEMU3000型電車。
台鉄初の振り子式交流電車、日立製作所製のTEMU1000型電車(タロコ)、2006年から8両固定編成8本の64両が製造されました。

▲ 14:57 区間快 5427次が発車するまだ誰もいない1番ホームに上がって列車の入線を待ちます。

▲ 2020年12月迄未電化だった南廻線に使用されていました莒光号編成が車庫から出てきてこれが使用されるのかとびっくりしましたが回送だけでした。

▲ 15:15には30分遅れ、定刻を過ぎた頃には60分遅れに変更されてきました。本当に運行されるのか怪しく感じられます。
▲ デカンショまつり号さんから送っていただいた台東駅に貼りだされた12時前の台鉄の公告です。

まず南廻線は16時前に全列車共運休、東部幹線では15:17発の新自強431次が運休となりました。今日の臨時列車として15:36発の樹林行き5427次が設定されました。

停車駅は新自強運用と同じく間違いありません。
期待して待ち続けましたが、1番ホームに列車は入線してきません。

ホーム下で様子をみておられたデカンショまつり号さんから台東から花蓮への列車運行が止まった。
代行バスが運行されているので乗りに行こうとの事です。
台東駅の駅員から直接に案内していただいたそうで付いてくるように言われました。

▲ 15時過ぎの台鉄の列車運行状況です。
台東から花蓮に向かっていた421次と423次は架線に木々の枝が垂れ下がったためにパンタグラフに接触して現在池上~台東が運行できない状況です。

この事故のために臨時運行でした5427次は運休となりました。
但し、花蓮以北は通常運行しています。
南廻線、坊寮~台東は線路内に土砂崩れが発生したために運行停止です。

15:55 駅員は今、花蓮への代行バスが運行していますので付いてきてくださいと案内していただきました。駅前ではバスが並らんでではおられましたが優先的に乗車させていただけました。
とても親切な対応でした。

① 台東 16:00(代行バス)⇒20:30 花蓮

▲ 16:00 満席の乗客を乗せて代行バスは国道を花蓮に向かって行きます。途中の駅には停車していきます。

 

▲ 18:00 途中で渡る川は、河川延長の短さに対して勾配が大きい台湾らし急流の濁流.です。

② 花蓮 21:05(区間快2105次)⇒23:54 台北

▲ 初めて乗車しますEMU900系です。ロングシートとセミクロスシートの2種類の車両がありましたので迷うことなくセミクロス車に乗車しました。途中での乗降客もなく、23:54に台北に到着です。とても長い一日でした。
今日の宿は、
台北駅前のホステル「漫歩1948-北車館」です。駅からは近かったのですが上下しますエスカレーターは停止していて長くに感じました。宿泊料は 3,689円
810TWDで安かったのですが、設備はそれなりでした。  Part8に続く

癒しの島 台湾鉄道2023年秋の旅 Part7 台風11号の直撃余波」への6件のフィードバック

  1. ぶんしゅう様
    台風直撃とは散々な目に遭われました。台風と大雨は南国台湾にはつきもので、当方の台湾行も台風の影響で日程をずらしました。2013年夏、準特急様デカンショまつり号様とご一緒させて頂いた台湾も台風の影響で、台北から花蓮方面は乗車した列車の後は運休となり、台北で足止めを喰らうところでした。花蓮に着くと台東行きが動いておらず、路線バスで向かうことになりました。今となっては想い出のヒトコマですが、せっかく準備して行った挙げ句、行程が崩壊すると堪りません。まあ天候を読んで計画を立てるのも台湾行の妙味であります。写真は、2013年夏花蓮から台東まで乗ったローカルバス。

    • ブギウキ様、コメントをいただきましてありがとうございます。4年ぶりの台風直撃だったそうで準備もしていなく、台東駅でカンズメ状態に会いましたね。次回、台風が来ると分かっていましたら台中方面へ又は花蓮よりもっと北方面に逃避するようにしなければならないようです。勉強にはなりました。ただバス利用ですと時間がタップリとかかりますので列車が動いているうちに移動ですね。

  2. ブギウギ様
    よく覚えておられましたね。あの時はデカンショまつり号さんにも大変お世話になりました。一人だと相当滅入ってしまいますがお二人がおられた関係で何の心配もなかったです。滅入ると言えば先日(22日)神宮球場で阪神-ヤクルト戦を見に行きましたが雨で18時30分に中止となりました。孫と1時間半も雨の中にいましたがみじめなものでした。10月4日に振り替え試合に行ってきます。

    • 準特急様、阪神、ヤクルトどちらのファンですか。私は昔の国鉄時代からの大のヤクルトですが今年は球場での観戦はなく、ひたすら空調の効いた自宅のTVです。いつかは行こうと思っていましたが5月連休前から負け続けていますので、とうとう行く機会が持てませんでした。阪神ふぁんの歓声が大きすぎるのも行きたくなくなる要因です。今年は諦めて来年に掛けます。

  3. 準特急様、ブギウギ様、ぶんしゅう様
    都合、2013年と2013年あわせて、花蓮~台東を台風のためバスで往復したデカンショまつり号です。
    この旅では、帰国のための当初の飛行機に乗ることができず、一日遅れの飛行機に変更し、会社にも休暇のほかに、一日、急遽年休使用を申し出る羽目になりましたが、我ながらうまく台東から脱出できたと思っています。
    親切な台東駅の係員に出会えなければ、代行バスにも乗れませんでした。台湾の温かい人たちに感謝です。
    それにしても台湾に台風が上陸したのは、4年ぶりと聞いてびっくりです。
    てっきり、沖縄のように、毎年数回上陸しているものとばかり思っていました。

  4. デカンショまつり号様、訪台中は重いカメラバックを持っていただいたり大変お世話になりましてありがとうございます。もう1ヶ月近くになりますが毎日痛めた肩のリハビリに通い続けております。身体を横にすると痛みが出ないのでベットで休む事が多くなってデジ青投稿が一向に進みません。困ったものです。
    1年に何回も訪台していた以前と比べると今回は4年ぶりとあって変化が多くてもっと撮っておけばと思ったりしています。
    身体が完治できればまた訪台と思っていますので次の予定が決まりましたらお知らせ下さい。

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