癒しの島 台湾鉄道2023年秋の旅 Part5 莒光号の荷物車を追いかける

第3日目 9月2日

6年前には7両全編成とも荷物車編成もありましたがなくなり、莒光号に2~4両が加わるまでに減り、とうとう2両がせいぜいになってしまいました。EMU3000系が増備されて莒光号減便されていきますとこれも絶滅するのは時間の問題です。今回の台湾鉄路の撮影では数少なく残る荷物車を加えた編成を追いかけて撮影することを目的としています。今日は東部幹線の莒光号を追いかけます。まずは玉里の鉄橋へと向かいます。そして南廻線を回って九曲堂手前の鉄橋での撮影、引き返して台東宿泊が今日の行程です。

① 花蓮6:22(新自強 3000 306次)⇒7:37 玉里

ホステルの朝食は7時からです。バスケット朝食でも頼めないかとフロントにお願いしますと向かいのセブンイレブンで用意をしましょうとの善意をいただきました。朝食券をいただき早朝6時に行きます決まった用意はなく適当に選ぶように言われ、サンドイッチとお茶のペットボトルを持ってレジに行きましたらOKでした。金額の制限はなかったのでしょうか。
▲ 6:10 朝の花蓮駅きっぷ売り場です。既にきっぷを買う乗客がおられます。

▲ 改札口上の発車案内を見ますと乗車するEMU3000系の306次自強号の車種は「新自強」、今まで聞かなかった新しい呼び方ですが、調べるとタロコやピュマが登場した時もそう呼ばれていたそうです。新しい自強号という意味での呼び方ですね。
▲ 6:54 東部幹線のホームベンチは各駅で違っています。鳳林駅は個別の木製が設置されていました。

7:33 定刻に玉里に到着です。撮影場所までは約1.6㌔、徒歩25分程度かかりますのでTaxi利用です。Taxiは、あるのか心配しましたが駅前に数台が待機中でした。
撮影場所までは120TWD(546円)、1時間後の8:30には迎えに来て欲しいと依頼しました。
▲ 8:24 荷物車2両を連結した莒光602号が通過です。
▲ 8:34 新自強号411号が通過、堂々の12両編成です。
迎えのTaxiが来てくれましたので引き上げです。

▲ 8:43 玉里駅に戻りますとデカンショまつり号さんは玉里には名物の美味しい玉里麺があります。食べに行ってきますと言われて向かわれました。ここ玉里では日本統治下時代から日本人が多く住み日本の食文化が浸透しました。駅前には名物玉里麺のお店が多くあり、他の名物として羊羹も有名なんだそうです。

▲ 駅舎には開業100周年を記念して立派な時計が設置されていました。

② 玉里  9:13(自強タロコ 402次)⇒10:09 台東
③ 台東 10:17(新自強3000 372次 )⇒12:35 鳳山
④ 鳳山 12:39(区間車3167次)⇒12:47 九曲堂

玉里からは東部幹線で台東へ、乗り換えて南廻線に乗車して鳳山で下車、区間車で九曲堂へと参りました。下淡水渓橋へ行き莒光554次を待ち受けます。
ただ走行中に下淡水渓橋梁を見ますと台風被害で流失した旧橋梁は普段多くの観光客が歩いて渡っているはずなのですが、今日は姿が見えません。堤防上に設置されています橋梁見学入口は閉鎖されています。これでは撮影場所へは行けません。

九曲堂 到着後検討の結果、橋梁へ行くのは諦めてホームからの撮影に切り替えることにしました。
▲ 13:11 区間快速3072次、EMU500系8両編成。EMU900系の増備が続く中、淘汰されていくと思われます。
▲ 13:19 PP1000系編成の自強128次、個人的には乗り心地快適な車両です。

▲ 13:23 荷物車2両を編成に組み入れた莒光554次が通過です。

▲ 13:34 PP1000系の自強113次です。結構多くの列車が発着していきます。
▲ 13:44 台東始発新左営行きの区間快速3018次は、台鉄初の10両固定編成のEMU900系運用です。EMU900系は今迄故障が多かった韓国製から日本製を切望されていましたが、日本からは国内向け製造で忙しいと断られ、やもなく韓国ロテム社に520両を製造依頼しました。但し車体を除き主電動機および真空遮断器は東芝、ブレーキおよび空気圧縮機はノールブレムゼ(ドイツ)他、主要部品は故障が多発しないように韓国製ではない外国製品が使われ、多国籍分業で製造されています。

⑤ 九曲堂 15:04(新自強 3000 313次)⇒16:30 大武

▲ ガラガラの新自強に乗車して大武へと向かいます。ここで台東から坊寮へ向かうかつての普快車、リニューアルされた観光列車「藍皮解憂(憂さ晴らし)号」を撮影します。
▲ 16:30 大武に到着。新左営行きの莒光708次と交換です。
▲ 16:33 通過する七堵行きの新自強(3000  168次)共、交換です。

▲ 両方のホームに掲出してあった通過も含んだ発着時刻表です。これだとよく分かります。

17:01 台東始発坊寮行きの観光列車「藍皮解憂(憂さ晴らし)号」5898次がトンネルを抜けて入線してきました。
▲ 今日は日本製客車を真ん中に入れての5両編成です。停車はせずに通過していきました。

⑥ 大武17:40(ピュマ  317次)⇒18:32 台東

TEMU2000系には真ん中にテーブルを挟んで対面シートがあります。何回も乗っている車両ですがこれは知りませんでした。

18:32 定刻に台東に到着です。今夜の宿は駅から約700m、徒歩約10分の駅前にある娜路彎花園酒店(フォルモサ ナルワン ガーデン ホテル)、ツインルームです。
台東は街の中心部が駅からかなり離れていますのでいつもはTaxiに乗って向かわないとホテルがなく探すのに苦労します。今回の旅の相棒はJTB社員とあって駅前で見つけるとはさすがです。

レストランも駅前にはほぼない所ですがこれも地元の民族料理が味あえる店を見つけておいていただきました。ホテルからは徒歩10分にありました。注文もお任せしました。

▲ 左下は唯一私が選んだ何かの葉っぱに巻いた味付きモチ米おこわのチマキです。いずれも美味しくいただけました。 Part 6  へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください