第4日目 12月8日(月)後編
① ハイフォン 15:00(LP8)⇒17:40 ハノイ・ロンビエン

▲ 14:16 ホテルに預けた荷物を受け取りハイフォン駅に着きました。 乗車する列車はホームに入線していますが改札はまだ開始されていません。構内の写真を見ながら待ちました。
14:50 ようやく改札開始です。
乗客は数えるほどで少なくガラガラです。
往路は特別車両に乗りましたが復路は一般車両です。
と言ってもリクライニングシートで快適な乗り心地です・
▲ 列車の最高運転速度は往路と同じの65km/hとゆっくりとしたものです。車販はありましたので往路と同様のプリンを買って食しました。
▲ 名前も知らないローカル駅に停車しながら列車は走ります。
▲ 17:11 昨日朝に中国からの国際列車で降りたザーラムに到着。今夜南宁へと向かう列車が待機中でした。
▲ 17:25 バイク道との併用のロンビエン橋を往路と同様の10km/h前後でゆっくりと渡ります。鉄道橋の両側にバイク橋が設置されていますが今年2月に来た時とは違って片側のハノイ方面への道路は工事中で走ることは出来ません。
18:30 ロンビエンに到着です。ホームに降りてスナップを撮っていましたら列車乗務員から「この列車はハノイ迄行きません。ここが終着ですよ、荷物を持って降りて下さい。」と言われてしまいました。確かに切符にも行先はロンビエンと印字されています。なぜにハノイまで行ってくれないのでしょうか?
ChatGPSに聞いてみましたら、
① 線路構造の制限—フランス統治時代の古い構造で単線・低速で重量制限あるために列車本数・車両・時間帯が厳しく管理されています。
② ハノイ中央駅の容量不足—ハノイ駅は統一鉄道、地方鉄道・夜行列車が集中する超過密站で入線枠を確保できない。
③ 通勤・実用重視のダイヤ設定—ハイフォン線は通勤・地元利用が多い路線で旧市街地直ぐにあり、市場・バスターミナルもあって地元客にはロンビエン止まりの方が便利。
④ 歴史的な運行慣習—-もともとハイフォン線の終着はロンビエン、ハノイ中央駅延伸は後年で一部の列車で今も準幹線扱いの列車はロンビエン止まり、「運行されないのではなく運行しない方が合理的な列車」との回答でした。要するに観光客には不向きな列車ですね。

▲ プッシュプルの列車編成です。折り返すのでしょうか。
昨日朝とは逆ですがハノイ駅に向かって約2㌔を歩くことにしました。
18:04 いつも撮りますトレインストリートですが今日はビールを飲んでの途中の休憩所です。
▲ 創業時のハノイ駅、ベトナム戦争で中央部分は爆撃で破壊されましたのでリニューアルされています。
② ハノイ22:40(SP7)⇒6:25 ラオカイ
▲ ChatGPSからはハノイ駅は超過密站で入線枠を確保できない。との指摘でしたが21時~22時台の夜行列車は合計4本とさほどではありません。④の歴史的は背景が大きく影響しているように思われます。
バウチャーは持っていますが、予約した列車の切符はどうしたら受け取れるのかと不安で一杯でした。バウチャーは。駅の切符売り場におられた駅員3名に12Goのバウチャーを見せて聞きますが2階の待合室で待つように言われるだけで何時に担当者が来るのか分かりません。
▲ 2階にはVIPラウンジがありましたので聞いてみましたが私が予約した12GOとは違っての旅行代理店のラウンジだった様で不安は増してきました。

発車30分前の22:10、ようやく12Goの担当者らしき方が現れました。乗車申込者も集まってきました。
担当者から私の申し込みには不備があって完了していない。この申し込みは4名分の運賃が必要ですが相当額のクレカ引落が出来ていませんとの事です。150,000vnd(約9,000円)のお支払いをしていただければ切符をお渡しできますとの返答でした。以前YouTubeで部屋を貸し切るのは4人分の室料が必要との記事をみて知っていましたので問題ありませんと言って現金での支払いとしました。
切符は無事受け取りましたが、既に4名分の切符はホッチキスでとめられて用意されていました。もし悪意ある人だったらどうしたのでしょうか。それだけ日本人の信用は高いのだろうと納得しました。
▲ 本日予約していました待望の軟座寝台を一室借り切るのコンパーメント車内です。清掃も十分、綺麗なシーツの布団もあります。ベットは2台ですので2人乗車なら良いでしょうが一人ではもったいない感じがしました。
コンセントもあってラオカイまでは293.5km、快適な乗り鉄旅が出来ます。
Part 10 へ続く






