保存蒸機とその現役時代(17)

C57がしばらく続いたので今回はC56である。

木次線木次駅から南約1kmにある雲南市木次体育館横に保存されているC56108。雨ざらしで荒れた状態である。1937年三菱製造、製番208、1974年浜田区で廃車。

2011.7.25 西村雅幸氏撮影▼

s-西村氏11.7.25雲南市C56108

説明板 2011.7.25 西村雅幸氏撮影▼

西村氏11.7.25C56108説明板

1964.3.31 木次機関区のC56108▼

s-64.3.31木次C56108

高原のポニーと言われた小海線のC56のうち清里駅に保存されている149号機。説明板によると1938年6月三菱製造、製番231で1938年7月~1939年12月米沢、1939年12月~1941年12月釜石、1941年12月~1972年12月中込とあり、生涯のほとんどを小海線で過ごしたことになる。当会の「小海線を愛する会」所属の先輩諸兄は酷寒や酷暑のこの地でこの機関車も何回となく撮られたことと思う。

2013.7.22 清里駅ホームに隣接して保存されているC56149▼

s-13.7.22C56149清里

1972.6.25 甲斐小泉出発の八ヶ岳51号新宿行き牽引のC56149[中込]▼

s-72.6.25甲斐小泉C56149

 

保存蒸機とその現役時代(17)」への3件のフィードバック

  1. 準特急様
    C56108の紹介ありがとうございます。私の写真は2年前の7月の撮影ですが、その後 木次機関区OBなど地元民の熱心な活動が実を結び雲南市の支援を得て今年の7月から修繕作業が始まり、見違えるほどきれいになり、来る11月3日にはお披露目会が予定されているようです。この1日だけの限定ですが 木次鉄道部で大切に保管されてきた「ちどり」のヘッドマークも取り付けられるそうです。詳しくは保存活動のブログ http://ameblo.jp/c56108/ をご覧下さい。ここでもアスベスト対策など様々なご苦労があったようです。また奥出雲に行ってみようと思わせるうれしいニュースです。

  2. 西村雅幸様
    新情報有難うございます。保存蒸機はその維持管理が大変だと思います。私などぶらりと出かけたその時の見たままの状況をかってに報告しております。国鉄OBや地元のボランティアの方々が定期的にメンテされたり、塗装を施したりする話はよく聞きます。現に今年の7月28日の日曜日に見た身延線入山瀬駅近接の入山瀬公園に保存のD51943は午前中大勢の人が清掃をされていました。この機関車は北海道育ちの機関車で私は現役時代の姿を撮影していないため
    発表しておりません。入山瀬公園にはオハ35441も一緒に保存されております。なお、保存状態が劣悪で、例えば機関車の前照灯がないなど見るに堪えないものは発表を差し控えております。

  3. でました!「SLがんばろう山口・津和野」号日帰り&2日間。日帰り11月3日(日)出発確定14,900円、1泊2日11月1日(金)出発確定29,800円。これらは2013.10.16付朝日(夕)掲載のJTBが募集している特別企画の広告である。日帰り、1泊ともにC56・160牽引は新山口→地福間乗車で、その後はどうやらバスで津和野に行くようだ。設定ダイヤの記載なし。以上報告です。

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