京都から 市バス・市電の話題ふたつ

地元ネタですが、今日は京都市電・市バスに関するイベント・展示場へ行ってきました。

syP1030339 syIMG京都市バスでは、本日、3月22日から新運転計画が実施されている。交通局では“大快革”と称し、三十数年ぶりの車両の大量増備を行ない、主要系統の増便、直行系統・急行系統の新設、夜間・深夜便の充実、均一運賃区間の拡大などを行なった。またサービス充実の一環として、“分かりやすさの向上”を挙げ、京都駅前を中心とした案内サインのデザイン一新、ラインカラーの導入を行なっている。余談ながら、上の写真の右端の6291号車は、1995年製。もう20年近く走り続けている、日本の公営バスの最古参車、今回の改正では車両増備があったものの、増発・増便がそれを上回り、結局、20世紀生まれのバスもまだ活躍することになった。

syP1030328本日、京都駅前では、京都駅前バスのりばリニューアル記念式典が行なわれた。舞妓はんの背後が、新しくなった総合案内モニター。挨拶した京都市長は、「全国で公営バスが衰退して行くなか、京都市バスだけは、より便利に積極的に打って出る」とブチ上げた。式典では、局の要職に就かれた会員のKさんと会って話す機会があった。Kさんは、駅前のサイン・デザインのリニューアルを担当されたそうだ。一晩で、京都の街の表情が変わってしまうほどの作業はさぞたいへんだったろう。

syP1030434syP1030413主要系統の増便のなかでも、観光系統「洛バス」系統は、乗車率も高く、さらに増便された。専用車両の「洛バス」デザインも公募で新しくなった。前記のように、より便利に分かりやすくと、市バスの方向幕デザインが一新された。行き先表示部の地色が黒地になり、アタマに、市内の南北の主要道路ごとにラインカラーを導入した。たとえば写真のように東山通を通る系統はオレンジ帯のを配し、おもに多くの系統が集中する京都駅前での視認性の向上を図った。また、書体についても見直し、従来の丸ゴシックから、ゴナ系のユニバーサルデザインを採用した。素人目から見ても、まだデザイン上の改良の余地があるようにも思えるが、すべてのバス車両の方向幕が一新され、見慣れた京都の街も新鮮に見えてきた。

京都市バスがどんどん便利にサービスも良くなっていくのは、週3日の京都市バスユーザーとしても、たいへん頼もしく楽しみでもある。 

syP1030482syP1030451syP1030497もうひとつ、先ごろオープンした梅小路公園の「市電ひろば」へ初めて行ってきた。動態も含めて8両の歴代京都市電が一同に会することになった。本掲示板でも、ここへ至る経緯は詳しく書かれているが、文句なしに素晴らしい展示・保存だと感じた。隠れるようにして40年近く流転を続けた市電車両も、やっと安住の地が得られたかと思うと本当に嬉しい。付近は子どもを連れた家族連れで大賑わいだった。話を聞いた市電車両の案内所の方も、京都には大人向けの観光地はヤマほどあるが、子どもや孫を連れて遊びに行く場所が少なかった、とおっしゃっていた。確かに、子どもの歓声がこれほど聞こえてくるのは、京都ではあまり経験したことがなかったと思う。

 

syP1030480梅小路公園は、たまたま本日の日経新聞土曜版の「お薦めの公園」で西日本5位にランキングされていた。西側では、いよいよ再来年オープンの京都鉄道博物館の工事も始まった。梅小路がどんどん魅力的な場所になっていく。ひとつだけ注文をつけるとしたら、ダミーでもいいので、方向幕だけは入れてほしい。そして、心配なのは夜間だ。なにせ、公園は24時間出入り自由だ。そこは、市電を守り育てた京都市民の良識を信じたい。 

syP1030462N電27号は、市電広場と、すざくゆめ広場を結ぶ。架線の無いリチウムイオン電池車だが、かえって架線のないほうがスッキリしているし、終端部ではポール回しも見られる。軌道も緑化軌道とされており、将来はグリーンベルトのようになるはずだ。軌道は、このように微妙なSカーブを描いていて撮影向き。両側はシダレザクラ、あと2週間もすれば、もう一度写してみたい。syP1030491広軌1型も市電展示室の中にきれいな姿にレストアされ保存されている。N電の狭軌レールも引き込まれており、一部が3線式になっている。壁面には、市電の現役時代の写真が額に入れて展示してある。ン! その中に、見たことがあるような写真が数点、よくよく考えたら自分の写真ではないか。同じ写真を乙訓老人の著書に掲載しているので、そこからの転用らしい。まぁSTAP細胞の写真の使い回しのように世間を騒がせるような次元の話ではないので、別に詮索もしないし気にも留めないけど、世の中、コピペ世界なのだと改めて再認識した次第。

 

4 thoughts on “京都から 市バス・市電の話題ふたつ

  1. 先日の「東北を旅して」の会場で市民新聞を見つけ、”大改革”のあらましを知った。また会場への行路の中で、総本家氏から種々の取り組を知り、赤字脱却を果たした?果たしつつある?交通局と市当局の心意気に期待したい。先年、市役所前停留所の案内サイン更新第一号の取替え工事現場でK会員に出会った時、【これからの交通局に期待して下さい】と、心強いコメントを頂いた。どこやらの市営交通売却で市の赤字を埋めると言う話とえらい違いだ。
    老人は東京に出ると、時には都営バスの行き先に山手線の駅名を見つけると乗ることがある。窓外の町並みを眺めていると楽しい。車両も全てノンステップバスになった様で快適だ。今回京都は約100両を投入すると新聞報道があった。これで全てノンステップになり、おもてなしが出来ると思っていたが、今回の総本家氏の話では後部3ステップカーが幾らか残るようだ。そこでお願いがある。観光、基本系統は全てノンステップカー、学生輸送の増便系統は後部3ステップカーとし、主要停留所では乗り場の工夫が出来ないものかと思う。その代わり料金割引あり。

  2. 乙訓の老人さま
    コメント、ありがとうございます。Kさんからは、“乙訓老人さまにくれぐれもよろしくお伝えください”と丁重な伝言をもらっています。今回の増車は、34両と聞いていますが、てっきり全廃になると思っていた後部2ステップ車も一部が残りましたね。ただ、よく観察すると、当該車両の側面の広告板が外されています。広告の再契約がないと思われ、廃車も間近いのかも知れません。

  3. 増車は34両ですか、朝日新聞では100両前後の新車が入ると報じていたように、半ボケの老人は記憶しているのですが、スクラップしていないのでがっかりです。
    以前から一部の若者の乗車マナーの悪さが目立ちます。観光の外国人の方が老人を見つけると席を譲る姿が目立つようです、通学定期専用車を配車できないものかと思うことがあります。阪急電車のように【全車優先座席です!】と、満員になる前にテープ放送できる設備あるようにしたらどうでしょう。満員に気付いてからでは駄目で、入口周辺が満員になる前に放送が必要です。おもてなしの心を全市民に徹底することが大切で、【乾杯に日本酒を】の条例より具体的な行動を喚起する【おもてなし】条例が、京都市市議会で議決されてほしいものです。

  4. 乙訓の老人さま
    コメント、ありがとうございます。そうですね、市バスでよく目撃するのは、老人が横に立っているのに、優先席に居座ってスマホをいじくっている若者です。学生専用に近い系統は、立命館ダイレクトや産大直行便がありますが、京都市では大学生輸送がかなりの割合を占めますから、もっと増発してもらいたいものです。
    テープ放送にも触れられていますが、22日の新計画実施から「中央に扉のあるノンステップバスは、扉が開くと車体が傾きますからご注意ください」が追加されています。低床バスのニーリング機能を指していますが、何らかのトラブルがあって、注意喚起のための放送なのでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください