2009年 北の大地へ Part6 佐呂間町交通公園

私事で恐縮ですが、一昨日は、毎年1回開催される中高等学校の同窓会に行って参りました。終了後に、同学年の2次会を、行いましたが、出席可否の返信FAXの中に1通、私宛の文面がありました。そこには、奥さんから、『主人は、同窓会出席を楽しみにしておりましたが、脳溢血で倒れ、入院しました。後遺症として、徒歩困難での車椅子生活、言語障害が残り、退院後の今も、1週間4日も、つらいリハビリを、強いられています。』と、書かれてありました。

何度も、連絡を取りましたが、応答はなく、心配しておりました。ようやく連絡が取れ、お見舞いに行きましたら、内容どおりの容態で、ついこの間まで、元気だった姿が嘘のようでした。折角、還暦を境に仕事を辞めて、自由に好きな事を楽しみたいと、語っていた彼の言葉を思うと、彼の気持ちのつらさが、痛いほど分ります。  

私の家内は、介護保険が始まる以前より、ご老人のお世話をしていて、その道のプロです。幾多の死や、老後生活の困難に接してきています。 

家内はいつも言います。『人間は、いつ死ぬか分らない。老人になれば、確率は高くなる。ころっと死ぬだけなら、まだ良いが、後遺症で苦しむ場合も多い。生きているうちに、元気なうちに、好きな事を思いっきりしておかないと、悔いが残る。家族も同じ思いを受ける。』

私が、自由に勝手気ままな旅を楽しめるのも、家族の理解が、後押ししてくれるからです。私もいつか、体力尽きる時がやってくると思いますが、それまでは、悔いなき人生をすごせるように、頑張ろうと思いました。

第5日目 10月26日

道の駅『かみゆうべつ温泉チューリップの湯』4:00→4:40湧別港5:00→5:20湧別川河口海岸6:00→6:30→中湧別鉄道資料館6:50→7:30計呂地交通公園8:30→9:20佐呂間町交通公園9:45→12:00網走鉄道記念館12:25→13:30北浜駅13:50→15:00止別駅15:05→19:00網走鉄道記念館

さて、5日目、3番目の訪問地は、佐呂間町交通公園です。『日本鉄道旅行地図帳』には、場所の記載があるのですが、詳細な道路地図がありません。分岐する道を1本、間違えたようです。中々着かないと、思って走っていたら、広い牧場から、突然に大きな鹿が出現し、進路を妨害しました。森林地帯では、十分に気をつけていましたが、こんな広い、木もない丘陵地帯で、遭遇するとは思いませんでした。

エンジンブレーキと、急ブレーキ併用で、危うく難を防げましたが、危機一髪でした。これが、札幌の先輩が注意していた状況なのかと、肌身で知りました。以後、思わぬ所ほど危ないと、注意を怠らないようにしました。

佐呂間町の町並みに入りましたので、農協ストアに立ち寄り、佐呂間町交通公園の場所を聞いてみました。しかし、地元の人でも良く知りません。買い物していたおばさんが、確か役場の裏手にSLが置いてあったというので、ナビをセットして、役場を目指しました。


※ 運行表は、SLのものとは、違いますので、ご注意ください。



役場に立ち寄り、地図をもらっていきますと、立派な鉄道記念館も併設されていました。SL、郵便車は屋根付で、保存してありましたが、この路線を走ったことなどないD51565、スユニ50-517の展示が、どうかなと思いました。せめて、沿線の方々が、利用したキハ22は、展示して欲しかったと思うのは、私一人だけではないと、思いますが・・・・。


再びサロマ湖沿いの国道に出ますと、名物の帆立貝等の海鮮を並べた店が目に付きます。基礎年金だけが収入の旅行者にとって、切り詰めての毎日の食事は、安いコンビニ弁当やインスタント食品です。たまには、地の名物も食べてみても良いかなと、立ち寄りました。その場で、焼いて、食べてみましたが、やはり、美味かったです。一人前、1000円でした。  Part7 へ続く

 

2009年 北の大地へ Part6 佐呂間町交通公園」への5件のフィードバック

  1. ご学友のこと、ご心配だと思います。お互いに身体の事については気をつけましょう。なんて殊勝なこと言っている老人ですが、今年盆明けに頸動脈梗塞との診断で検査入院して参りました。神さまの思し召しでバイパスルートが出来ており、今しばらく手をつける必要なしとの診断でした。これというのも2年前から糖尿病の薬(ピンクの錠剤)切れがないように、月一度の診療所通いを2週間に一度にした結果、異常があれば主治医に報告、検査を重ねた結果です。昨年4月から健康保険医療費の負担額が1割となり助かっています。今回の新型インフルエンザ予防接種も、向日市では最初の割り当て分に選抜されました。ありがたいことで、今しばらく世のご厚意に甘え、みなさんのためお役に立ちたいと念じております。

  2. コメントをいただきまして、ありがとうございます。
    私も、30歳過ぎから、糖尿病を患い、インシュリンをうつまでには、至っていませんが、以後は、お友達となっております。加えて、狭心症、時折姿をみせる頚椎ヘルニアからの痺れ症状等々で、慢心創痍の身体です。お酒やタバコは、禁物なのですが、酒は百薬の長と、毎日欠かさず、タバコも止めたと思ったら、人がおいしそうに吸っているのをみると、1本頂戴と、これも止められない意志薄弱人です。
    家内は、『お父さんは、毒を飲んで、後で毒消しを飲んでいる。』ろ、あきらめ顔です。
    こうやって、鉄ちゃんしている時が、全身にバイタリティーが沸き上がり、病魔を蹴散らします。私にとって、病院でいただく薬よりも効く、1番の妙薬なようです。

  3. 人間(に限らず)誰でも年とともに体も気力もは衰えます。拙老は病院も医者もが大嫌いなので行きませんから薬もなく、厚生労働省所管でない、財務省所管一般市販の「水薬」を365日欠かさず、「熱心に服用」するだけが、唯一実行している「身体にいいこと」です。恐らく医者に見せればここが悪い、あそこも悪い、この薬を飲め、の猛襲を受けること確実ではありましょう。不整脈を主因とする心臓欠陥、血圧高め、前立腺著しく肥大、視力低下、老人性乱視、記憶力猛烈減退等もある程度自覚症状がありますが、処置対応は100%怠っており、それでいてすべてが寿命を縮めるものであろうとは覚悟しています。いずれポックリ、が僅かな望みですが、いかなる事になりますやら。
    当会は新規参入会員がないため、毎年確実に平均年齢が一歳づつ上昇しており、拙老もあと1年10か月で後期高齢者の仲間入りします。今のところ健康保険を一切使っていないのは、ただ医者に行かないからに過ぎません。健康に留意するのは当然ですし、病気を好む人など居りますまいが、なるべくなら、このままで静かに消え去りたい、と念願しています。

  4. 大先生から、コメントをいただき、感激をしております。
    ご熱心に常用されておられる妙薬は、私も同様ですが、今日は、小浜大統領の後を追っての訪中を控えて、インフルエンザの注射をしてきましたので、飲用する事は、禁じられました。生牡蠣や、コッペの美味しい季節となっているので、残念でなりません。この歳になると、誰もが何らかの病を抱えているのは、あたりまえですね。しかし、医者に行かれないとは、驚きです。きっと、幼き頃に、こわもての医者か、キラキラと目の光る看護婦さんが、鋭い針を持つ凶器で、追い掛け回された、ご経験をお持ちではないかと、勝手に想像しております。私も見るだけで、貧血を起こしそうになりましたが、一度検査入院をしてから、慣れました。最近は、にっこりと笑って、すすんで腕まくりしております。
    今日から、一段と寒くなります。お身体は、1つしかありませんので、湯たんぽを抱いて、お大事にして下さい。

  5. お気遣い、深謝いたします。拙老幼少のみぎりは未熟児故の虚弱児童に近いヤワな身体でありまして、それは現在までも種々尾を引いておりますが、不思議なことに高校生ぐらいから「病抜け」しまして、以後まあ健康を維持致して居ります。幼少以来の痔(経歴なら「全痔連」会長の資格充分)、気弱、小心は残念ながら持続していますが。
    数年前に突然脳梗塞を経験し、法外な出費(病院に払うのは全て法外です)を強要されました。また右膝の半月板を痛め、凡そ半月歩行困難に遭遇と、まあ人並みの老人生活を送っております。脳梗塞では水気を絶やすなと言われ、週一回須磨から三ノ宮まで、JR運賃170円節約を目指し、その日の気分で12~15kmぐらい歩いていますが、三ノ宮に着くや否や、まっしぐらに高架下の居酒屋に飛び込み、ビールと焼酎水割りで水分を補給。170円節約したはずが、2,000円程度の出費となる非経済的毎週を送っております。なお学生時代ひたすらステーション・ホテリング=ステホ時の耐寒訓練のため、就寝時一切の火気暖房の類を忌避しており、この(悲しい)習慣は73歳の現在まで持続し、就寝時湯タンポは愚か、電気毛布等の暖房器具とは一切無縁でありますので、申し添えておきます。身体はすべからく、外部からではなく、内部から暖めるべきであります。

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