夕刻からの撮影地は、小竹先生が昨夜花火の大爆発が見えたと言われる東露天鉱の信号所付近です。私もお立ち台から見てはいますが、発車時のみだったのと、余りに大きく明るく輝いていましたので花火?とは信じられませんでした。本当なのかどうかは行って見れば分かります。粘ってみました。
▲ 18:46 粘った最後の走行写真です。牽引機は6209号機。この時は分からなかったのですが、この機が花火を演出できるポテンシャルを持った機でした。
【DATA】 ズーム116㎜ F5.6 1/125秒 ISO4000 露出補正-1.0段
この列車だけ、信号所で一旦停車して5分後に発車していきました。そしてお立ち台下の急勾配を駆け上がる時に花火が見えだしました。
第5日目 12月30日
今日午前中は老体休養です。ホテルで朝食をいただき、熱いシャワーを浴びてからWifiで日本のニュースを見たりで、ゆっくりと寛ぎます。皆さんとは昼食休憩で三道嶺市内に戻られた時に拾ってもらう事になっています。
11:30 もうすぐに着くよとの電話でフロントに下りて待ちます。
12:19 出発、北泉線にまたプッシュプルが入るようでこちらに向かいました。
▲ 13:09 昨日と同様のシーンが見られましたが今日は風が強く煙が流れます。
今日の本務機はJS8089号機、後補機はJS8358号機でした。青い空が広がってはいますが、残念ながら今日も天山山脈は見えません。
▲ 13:42 北二鉱から9両の満積セキを牽引してきたのはJS6204号機。2011年12月には確認していなかった蒸気機関車です。今回新しく確認した建設型は他にも28日にJS6209号機がありました。他の地域から移籍したのは考えられないので単に確認漏れだったのか・・。そうであれば当時は25両が在籍していたことになります。
ここでの撮影はこれで完了、狙いを夕刻に絞って東露天鉱の信号所へと参ることになりました。
▲ 14:34 東站近くの塀で囲まれた中には数多くの廃車体が眠っていました。
施錠されているために入れませんでしたが、テンダーに石炭を満載したJS8076号機もいました。
▲ 15:00 露天鉱を俯瞰できる高台から撮影場所を確認する皆さん、後は露天鉱の底へと下りて徒歩で向かいます。
▲ 15:39 下りた所でJS8081号機牽引の運炭列車がやってきました。先に行っておられる方は線路を横断して順光で撮れましたが、こちら側は電線もあってやや逆光です。
16:00 信号所前に着いた所でこれからが問題です。と、言うのは前回来た時には信号所作業員から「ここへの入場は認めない、帰れ。」と、言われました。戻って線路際で撮らざるを得ないと思っていましたが、王さんが交渉すると、「積込場のある生産現場には行ってはいけないが途中までならOK。」との快諾が得られました。
ここ三道嶺では石炭を多く産出する東北(旧満州)からの出稼ぎが多いそうです。信号所の責任者は瀋陽から来た方でした。王さんは長春住まいですので言葉の方言が合ったそうで「東北人が案内しているのなら問題ない。」と、むしろ歓迎されました。
16:04 最初に到着した空車回送はJS6209号機でした。
▲ 流し撮りは、インドネシア等で場数を踏みましたのでかなり自信を持てるようになってきました。シャッタースピードは、1/60秒です。
▲ 我々が撮影場所に選んだのは作業員詰所から先に行った信号機が設置してある横のこんもりした土盛りです。
16:28 皆さんが構える中に2番目に来たのは、JS8190号機牽引の回送列車です。
▲ 右手後方から煙が上がっていますのはベルトコンベアでの積込場です。かなり早く積込されるのですがそれでも採炭ベースは早く野積みされている石炭はパワーショベルを使ってセキに積み込まれます。多い時には約30分ヘッドで満載セキを牽引して選別場へと運炭列車が発車していきます。
▲ 16:32 爆煙を吹き上げながら来たのは先ほど戻ってきたJS6209号機牽引の運炭列車です。13両のセキに積み込む所要時間はわずか約30分弱でした。
▲ 17:21 2番目に発車した運炭列車の牽引機はJS8190号機。パワーショベル積込みは2倍も遅い約1時間弱でした。
▲ 18:11 すぐにJS8081号機は空セキを牽引して戻ってきました。機関車の運用順番が読めません。
▲ 18:40 積込みを終えてJS8081号機が発車していきます。
19:38 冒頭に掲載したJS6209号機が走り去ってから今日の撮影切り上げとしました。
▲ 今日の行動軌跡です。昼からですので約37キロでした。待つ時間尾方が長かったようです。
▲ 20:19
夕飯は今回初めてになる羊肉しゃぶしゃぶです。
中国では大なべを囲んで食べる食習慣はなく、一人鍋です。
日本では臭みがあって好まれない羊肉ですが、私は大好きです。
花火の撮影も後1日だけになりました。今はなくなりましたが、阜新のフライアッシュの大爆発と同様、撮るのは至難の技です。明日は撮れるのでしょうか。 Part7に続く
いよいよ始まりましたね。国境までのレポート楽しみにしております。