▲ 19:07 皆さんが待ち焦がれていたそれは突然に夕闇の中から現れました。高く火の粉を吹き上げて突進してきました。花火と言うよりも火の玉列車のようでもあります。こんな蒸気機関車を見るのは生まれて初めてです。無我夢中でシャッターを押し続けました。
【DATA】 ズーム90㎜、F5.3、 1/25秒 ISO6400 露出補正-1.0段
第6日目 12月31日 その2
18:24 花火の最後の挑戦に期待して東露天掘りの高台に来ました。皆さん思い思いに撮影場所を決められて運炭列車を待ちます。
▲ 18:33 白煙の帯を棚引かせながら1番目の列車がやってきました。牽引するはJS8081号機です。しかし、花火は見られません。
【DATA】 ズーム58㎜、F4.5、1/60秒 ISO720、 露出補正-1.0段
▲ 18:45 続いて信号所を発車したのはJS8167号機牽引ですがこれもダメです。わずか12分後ですが、このレンズでは撮れる限界になってきました。
【DATA】 ズーム70㎜、F5、1/40秒 ISO6400 露出補正-1.0段
▲ 19:06 そして3本目が発車しました。ファインダーからも火の玉が向かってくるのが見えました。
▲ これは一体、どうしてこんな風になるのかと思えるほどの火の粉を吹き上げて来ました。牽引機はJS6209号機です。今までもこの機を撮影していますがなぜに今日だけこんな風になるのでしょうか?
後から王さんから運転士に聞いてもらいましたが。なぜかこのJS6209号機だけ勾配で投炭するとこうなると言います。細かくなった石炭を投炭するのが条件と言いますが、特別に微炭を選ぶのは不可能です。下記のビデオを撮影されたOMさんは、我々が帰った後も残って撮影されておられましたが、確率は3割だったと申されます。この機だけ何か特別な理由があるように思えますが、謎です。
【DATA】 ズーム100㎜、F5.3、 1/25秒 ISO6400 露出補正-0.3段
OMさんがYouTubeに投稿されています、この動画を是非にご覧ください。このすごさを見られます。
http://youtu.be/ANFlnrZMoMA
▲ 20:30 新線を走る蒸気機関車は撮れませんでしたが、もう1つの目的だった「花火」は撮れました。納得半分ですが、夕食は2014年大晦日の最後の楽しい宴となりました。
明日は朝に東站で最後の撮影をした後、現地解散です。
まだ残られる方2名、哈密から乌鲁木齐にCRHで向かわれ、北京経由で帰国される本隊、そして小竹先生と私は哈密から長春へと夜行列車で向かいます。
またお会いできる日を約束しての就寝となりました。
Part9に続く