2014~2015年 凍える大地への旅 Part5 三道嶺 2日目 花火は見えず

DSC_0256_112▲ 16:39 夕刻、斜光となった東露天鉱の信号場を発車する運炭列車。西露天鉱のズリ捨てが廃線となった今、夕陽を題材に撮れる撮影地です。

暮れてからは初めての三道嶺の花火に挑みます。さてどんな花火になるのか楽しみです。


第4日目 12月29日 2の2

11:30 プッシュプルの撮影を終えて、北泉線②から東露天鉱高台⑧に向けて再び移動、約15分後の11:45に戻りました。
DSC_0181_101▲ 12:15 高台から信号所、後方に積込場を俯瞰できます。採炭の多い時は約30分毎に運炭列車が発車していきます。

DSC_0212_110 DSC_0217_111DSC_0224_101▲ 12:32 信号所を発車した運炭列車が地上を目指して選炭工場へと上がっていきます。この辺りから急勾配となり、時には空転を繰り返しながら上っていきます。

DSC_0231_101▲ 13:00 積込場のある生産現場にも寄ってみました。前回はO氏と一緒に、ここを下りて爆煙が出る発車光景を撮れましたが、今回は残念ながら入場は禁止されていました。

DSCN700203_1▲ 13:22 三道嶺市内に戻っての昼食です。食堂はアイグリさんがお薦めのいつもの清真料理(せいしんりょうり)の中でもポピュラーなお店です。

お昼のメニューは、見た目はミートソース風の羊肉青拌面。羊肉、ピーマン、青野菜をトマトベースで炒めて麺をからませたもの、ナポリタンのルーツですね。前回気に入った羊肉と野菜の水餃子も合わせて注文しました。一般の中国水餃子よりも一回り大きく味もちょっと違ってジュシーです。お店にはその他「ポロ」と呼ばれる羊肉と人参が入った回族風チャーハン、そしてこれも美味しいトマトスープの温か麺があります。
王さんは羊肉青拌面をお薦めですが、量は多く2~3人分はありますので、完食するには努力が要りました。私は途中でギブアップです。

食後は新しく採炭が開始された西方向にある露天鉱へと敷設された新線の撮影予定地のロケハンに向かいました。⑨がその位置です。
;三道嶺路線図01DSC_023302_1[googlemap lat=”43.136788″ lng=”92.55016799999999″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”14″ type=”G_HYBRID_MAP”]三道嶺新線[/googlemap]
▲ 15:15 撮影地⑨ Google座標; 43.136788, 92.550168
西站付近の炭住跡を通り未舗装道路を行きますと新線との踏切に出ました。上は西站方向を見たカットです。砂漠の荒れ地の中に土盛り築堤が一直線に延びていました。

DSC_023704_1▲ こちらは新露天掘り鉱方向です。360°住居等は見る事はありません。電柱はありますが築堤下です。左の方角に陽が沈みます。夕陽をバックに抜ける撮影地ですが、運炭列車が来ればの話しです。今回は3日間、残念ながらチャンスには恵まれんでした。中々難しいそうです。

DSC_024505_1▲ 15:50 廃止された西站にも寄ってみましたがご覧の通り1台の蒸気機関車も止まってはいません。かつては朝の勤務交代時には5~7本ものズリ捨て列車が並び何本もの立ち上がる煙が見えたのがウソのような静寂に包まれていました。レールはまだ光った後を留め、お聞きしますと、8月~10月にかけて設備の撤去工事があったそうでした。

さて、これからが勝負です。撮影場所を東露天鉱の信号所を俯瞰できる撮影地⑧に移動して夕陽のシーンを求めます。
DSC_0272_113▲ 16:40 撮影地⑧ 冒頭のカットに続いて発車していく様子です。
撮影後は花火を撮るために撮影地①に移動して、もう1歩近くで花火が出るのを期待して待つ事にしました。

DSC_032001DSC_032802DSC_0432▲ 17:25 夕陽が沈む直前に煙を染めながら運炭列車がやってきました。これからが勝負ですが、労働者勤務時間となって交代引継ぎ時間が来ました。山は静けさを取り戻します。

しばらくは待つのみです。陽が落ちてからはグッと冷えてきました。すでに零下8℃になっています。
凍える寒さですが、こんな時は仲間たちがいますと助かります。鉄道談義で盛り上がり、寒さを忘れさせてくださりました。

DSC_036403▲ 18:55 空にはまだ明るさが残っていますが、周りは夕闇になっています。ようやく爆煙を履きながら蒸気機関車がやってきました。
【DATA】 ズーム122㎜、AF-C、3Dトラッキング、絞り;F5.6、シャッタースピード1/20秒、ISO6400、露出モード;マニュアル、露出補正 0段

DSC_037904_1▲ 流し撮影で車体番号を読み取ります。JS6209号機でした。この時は分かりませんでしたが、この後この機は奇跡を起こしてくれました。

DSC_0409DSC_0417_1▲ 19:07 直ぐに次にきた列車はわずかながら花火が見えましたがパラパラ程度です。
近づいて来ても花火とは言えるものではありません。

DSC_0444▲ 19:20 3本目、続いて来た列車もほぼ同じで、またもパラパラです。これでは噂ほどではない、期待した方が悪かったと思いました。
今日は成果なく終わりましたが、明日、明後日もあります。仕切り直しとしました。

DSCN702920_2 DSCN701213_1▲ 19:54 今日は三和賓館の向かいの食堂に行きましたが満席です。仕方なく昨夜と同じ隣の味美思餐庁です。王さんは昨夜とは違った料理を注文していただき、美味しくいただけました。気を使っていただきまして、ありがとうございました。

2ケ月ぶりの訪中で疲れました。明日は体調維持のために昼からの合流を申し出て午前中はゆっくりとすることにしました。勝負は夕刻からです。そう思っての就寝でした。  Part6に続く

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