兵庫・鷹取工・高砂工・姫路4

鷹取工場の構内に放置されている車輌の内には、阿波鉄道買収のコッペル機を技能者養成所が研修のため改修し近代化した「若鷹号」、7号「へっつい」機がある。後者は熱海線(現東海道本線)建設=丹奈隧道掘削ズリ出しのため、大日本軌道小田原支社線を「極めて高額で買収」し、即日熱海軌道組合に貸出して運行させたのだが、関東大震災で壊滅。国鉄建設局の所管になっていたこの「へっつい」機は各地で建設に従事したことにより、幸いにも残存した。鷹取工場では教習用標本機として右側ボイラー、シリンダ等を切開していた。戦後でも小規模博覧会などに貸し出され、当OB会諸氏も八瀬で撮影しておられるのが紹介された。

鷹取工7号標本機1960.5.20S

鷹養標本機7 旧大日本軌道小田原支社7号で越中島鉄工所製

若鷹号鷹取工1960.5.20S

鷹取工場技能者養成所「若鷹号」元は阿波鉄道←信濃鉄道

現在「若鷹号」は嵯峨野観光鉄道トロッコ嵐山駅に展示、7号「へっつい」機は復元されて熱海駅前広場に鎮座しているのは周知の通り。

ナエ27003大タカ1955.8.3S

ナエ27003大タカ

ナエ27005鷹取1955.8.3S

ナナ27003大タカ

ナエ17000形式鷹取工1960.5.20S

ナエ17000形式番号不詳

ED271鷹取工1960.5.20S

ED271

ED272鷹取工1960.5.20S

ED272

C5343鷹取工1960.5.20S

C5345 後ろに65、555が並ぶ

555鷹取工1960.5.20S

555 左は65

ところで鷹取工にはその後何度か行っており、1960年撮影のものもついでにご覧に入れておく。ナエ17000形式は番号が?で、調べれば当然分かるのだが、横着して申し訳ない。
ED271、ED272は宮城電気鉄道の買収電機で、どちらも凸型車体でキ1、2だったが、後者は箱型キワ2に改造されている。C5345は周知のように、555、65とも、吹田の丘の上の吹田教習所に「信号喚呼教習用」名目で秘かに?残置されていたものを、1957年11月25日引き下ろして一旦吹田機関区に納め、その後鷹取工場に保管したもの。小生はたまたま下ろした日に行き当たり、吹田区で撮影したが、扇形庫内は真っ暗だった。555、65は鷹取で解体されてしまうが、C5345は復元され、東海道・山陽本線を自走した後、弁天町の交通科学館→梅小路機関車館で静態展示されている。吹田教習所に撮りにいった人は結構多いが、鷹取で撮った人はそうはいないはずで、今と違って情報が少なかったのである。なお555は一旦播丹鉄道に払い下げられ14号になていたものの再買収機で、この時点国鉄は買収前に使い物になる車輌を選定し、そうでないものは私鉄に譲っていた。再買収とは、まだ使えると踏んだわけで、梅小路区に配属されていた。65は奈良区で六検入換用だったが、その後はB20が埋めていた。

2220鷹取工1960.5.20S

2220

2227鷹取工1960.5.20S

2227

D50177鷹取工1960.5.20S

D50177

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