癒しの島 台湾鉄道の2018年夏の旅 Part6 亀山で撮る、蘇澳へ行く

第5日目 7月2日 その1

4:50 昨夜は20時にはベットに入っていました。疲れが出たのか爆睡で今日は明るくなってきたら目が覚めていました。近くにコンビニがありますのでサンドイッチとコーヒーの買い出しです。
▲ 4:58 夜明けを迎えたばかりの花蓮駅です。この駅も未来派的站にリニューアル中です。次に来る時には完成しているのでしょうね。楽しみです。

◀ 丸印をした場所が民宿の入り口です。ドアだけで分からないのが普通です。

今日は景勝地の亀山での初撮り、蘇澳、八斗子の枝線初乗り鉄、そして最近注目されている十份と九份に参ります。そのため宿泊は九份近くの瑞芳駅前のこれまた安い民宿を選びました。

▲ 5:50 花蓮始発の莒光號に乗車して蘇澳新へ向かいます。
目的地の宜蘭線(八堵~蘇澳93.6㌔)の終点駅蘇澳は東部幹線ながら1駅手前で分岐していますので花蓮からは一旦降りて乗り換えないといけません。


① 花蓮 6:07(莒光號)⇒7:17 蘇澳新7:29(區間車)⇒7:34

運賃は139TWD(約504円)と格安です。
朝日が差し込むホームから出発しました。

▲ 7:17 蘇澳新の2番ホームに到着しました。島式ホーム2面4線の橋上站ですが蘇澳へ向かう区間車が停まっていません。発車時間まで12分ありますので外に出てみました。コンクリート製でガッチリした駅舎の下には隣接していますセメント工場の貨物線ヤードが拡がっています。
7:23 2階コンコースから改札口に入り到着するホームに行こうとしますが左右どちらのホームに下りればよいのか案内表示板はありません。改作口付近に駅員は不在で分りません。呼び出して聞いて2番ホームに下りた時は発車した後で、次発は4時間後の表示が出ています。

これはおかしいと時刻表を見ますと約1時間後の8:20初の区間車はあります。
2番ホームから1番ホームに戻ると8:20発の表示がありました。ほっとしましたが、蘇澳行きは1番、2番両方のホームから出ています。しかしそれを知らせる案内掲示板がありません。この駅ではホームに行かないと行き先と発車時間が分からないようです。どうして改札口付近にホーム別の発着時刻表表示がないのでしょうか。とっても不便です。

▲ 8:18 蘇澳行きの区間車が入線してきました。乗っている人はパラパラです。

▲ 8:25 乗車5分で蘇澳に到着です。港がありますので積み替えるためのヤードは広く、待合室も十分な広さがあります。
かつての日本統治下時代の東部幹線はこの蘇澳までしか開業していませんでした。終着駅でしたので自強号等の優等列車が発着する駅だったでしょうが今は1区間の枝線となって1時間に1本程度ののローカル駅です。
最初の開業日は
1919年(大正8年)3月24日で、宜蘭までの22.5㌔が開通しました。八堵までの全線開業は1924年(大正13年)11月30日 で、台北へつながりました、。
この先の南方向に鉄路があったのは花蓮からの台東へのナロー路線で、乗客はバスに乗り換えて向かったそうです。所要時間は約4時間もかかったそうで北迴線(蘇澳新~花蓮79.2㌔、1980年(昭和55年)2月1日全通)の開業は待ち望まれました。

▲ 駅構内に飾ってあったCK101号機の写真です。台湾で最初に動態保存機となった蒸気機関車でしたが、最近は運行されたことがありません。どうしたのでしょうかね。

◀ 蘇澳站に掲示されていた手書きの発車時刻表です。
目立つようにピンク色の台紙に架かれているのは台湾的ですね。

次に向かうのは海岸の景観美が綺麗な亀山です。

② 蘇澳 8:53(區間車)⇒9:51 亀山

9:51 乗車約1時間で亀山に到着しました。問題は撮影地までの距離です。線路と並行する9号線を北上すればいいのですがやや上り坂で、約1.1㌔強あります。陽ざしが強い中、キャリアケースを持って歩くのは老人には辛いものがあります。ホームの横断歩道橋をやっとの思いで越えて駅員に荷物を預けようと声をかけると、「今、この駅には私しかいない。忙しいので預けてもらっては困る。」と言われてダメでした。
少し歩いてコンビニを見つけましたので頼みますがここでも断られました。他に預けられるところは見つかりません。仕方なく引きづるように持っていく羽目になりました。

撮影場所は「北關海潮公園」の中にある展望台で道路からも登らなければ行けません。站から休憩を取りながら約40分をかけて到着出来ましたが、クタクタになりました。

▲ 10:32 撮影地 亀山~大渓 Google座標;24.910921, 121.877090
最初にやって来たのはデカンショまつり号さんから日曜日は運休と聞いていた荷物列車でした。とてもラッキーだそうです。
▲ 10:41 続いて北上するのも貴重な運炭列車です。

▲ EMU800系、E1000系、TEMU2000系等々、様々な列車が俯瞰できました。
今日は天気は良いのですが霞んできましたので11:40の莒光號をラストに切り上げることにしました。 Part7へ続く

癒しの島 台湾鉄道の2018年夏の旅 Part6 亀山で撮る、蘇澳へ行く」への2件のフィードバック

  1. ぶんしゅう旅日記様
    亀山は台湾屈指の好撮影地で2回ほど行きました。最初はクモハ73106東ウラさんと、次は喜々津~大草のC57、C60で有名な先輩(年齢も趣味活動でも上)のMさんでした。駅から1kmちょっと先で海と線路の間の国道ですので迷うこともないのですが、高齢者の荷物持ちにはちょっとしんどいかもしれません。それより目的地の公園にある撮影ポイントは足場が悪く注意しないとえらいことになりそうです。ここで私は花蓮駅前の常宿にデジカメのバッテリーを充電したまま出てきて慌てて戻った苦い思い出があります。ところで簡単に亀山と言いますが台湾での亀の表示はえらい難しい文字でこういうのはパソコンで出てきたりつくることができるのでしょうか。

  2. 準特急 様
    亀山から花蓮まで取りに戻られたとは、これも大変でしたね。私だけがドジ連発すると思っていましたが、少し救われたかな。
    亀という字はグーグル翻訳でやれば簡単に出てきます。
    https://translate.google.co.jp/?hl=ja#ja/zh-TW/%E4%BA%80
    しかし、すごい書体ですね。中国語は恐るべしです。

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