思い出の 京都雪景色 【3】

阪急電車編

つぎは、阪急へ参ります。京都線は、西山に沿って走りますから、京阪と比べると、雪が降ることが多かったように思います。家からすぐ駆けつけられることもあって、以前は毎年、写していた記憶がありますが、この数年は出動することもなく、これを見ても暖冬を感じます。通勤で利用していた時、大阪方面に乗ると、大山崎までは一面真っ白なのに、JRを潜って大山崎のホームを通過すると、とたんに雪は無く、晴天のなかを走ったことを何度か経験しています。やはり、天王山が気象の上でも分け目になっていることを感じたものでした。
その大山崎、この日ばかりは、もの凄い雪だった。ダイヤどおりなら、大山崎のホームでは見ることができない特急同士の交換シーンが実現した(以下、2008年2月9日)。

この日は別の撮影で朝から大阪へ行っていた。ところが、10時ごろから大阪でも雪が降り始め、慌てて京都方面に転戦することにした。淡路でも、この状態で、京都方面の雪を期待させた。大山崎に到着、積雪はそれほどでも無かったが、カーブを駆け上がってくる定番の場所で、普段とは違う阪急電車を撮ることができた。ホームで待つうちに、雪は激しくなってきた。この時は9300系はデビューしていたものの、まだ特急の主役は6300系の時代だった。つぎは嵐山線へ。ここも、まだ2300系の板車が占めていた時代、上桂で2309Fを。嵐山駅の2309F編成、ここまで来ると、木にも雪が積もるようになる。ホームの照明が入り、雪の嵐山を演出していた。桂で4本並びを。“わずか10年前のデジカメ写真”とも思わせるが、いまは無くなったり、改造されたりの車両で、電車の移り変わりを感じさせる。やはり前パン6330F編成は、雪景色の中でも、いちばん映える電車だった。

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