2016年11月2日デジ青[77206]にて三原在住の西村雅幸さんから勤務されていた会社が製作したマルチ対策ホームドア(どこでもドア)が京浜急行三浦海岸駅に実験用として設置されたので関東在住者で行ける者がいたら行って報告せよとのことであった。このところ天気もよくなってきたので今日6日に見物に出かけてきた。技術的なことなどポイントはわからないので写真で見ていただこうと思う。午前10時過ぎで既に撮影者が2名いた。また、案内なのか監視員が1名いた。
京浜急行の終点三崎口の一つ手前三浦海岸駅の下りホーム品川より1両分に実験用「どこでもドア」が設置されている。 ▼
ホームドア中程右側でこの装置の心臓部ではないかと思われる場所 ▼
快速特急三崎口行き1161-1168到着 最後部車両ホームドア開く前の状態 ▼
続いて車両のドアが開きお客さんが降車する(乗車客はいなっかた) ▼
乗降客を確認して車両ドアを閉め、続いてホームドアが閉まり始めた状態 ▼
京急唯一の2ドアクロスシート車2100形快速特急三崎口行き2109-2116到着 ▼
車両ドアに続いてホームドアが開いた状態。2ドア車のため中間のドアは閉まった状態 ▼
車両ドアに続き、ホームドアも閉め始めた状態。ホーム屋根の下には感知器の様なものがぶら下がっている。
反対側から見た実験用ホームドア。少し見え難いが奥の柱の所に監視員がいる。▼
京浜急行は18メートル車で統一されているが、廃車が始まっている800形だけは4扉で現在は主に各停用で浦賀行き等に使用されており、三浦海岸駅のある京急久里浜-三崎口間には入線していないようである。それでは参考に今では珍しくなった18メートル4扉800形の姿である。撮影は真夏の2015年7月19日仲木戸-神奈川間で普通浦賀行き812-1である。▼
準特急様
何かついでがあって近くまで行く方があれば立ち寄って頂ければ幸いと思っておりましたが、いくら好天とは言え わざわざ高尾山近くから三浦半島の先までお出まし頂き恐縮です。3ドア車と2ドア車での様子がよくわかりました。日本人的な几帳面さからすると 車体のドア幅とホーム側ドアの開口幅をどうしても揃えたくなって複雑な構造や制御を考えて重く、高価なものが出来上がるのですが、要は不揃いでも機能的には全く問題無いですね。電車が動いているときに 閉まってさえいれば接触、転落は無いのですから。私の現役時代の最後にこの製品のプロトタイプの試作に少し関わったこともあって、気になっていたところでしたが実用化に近づいたことが判ってよかったです。この種の製品は技術的な課題もさることながら サービス体制をどうするかが大きな課題です。よく駅の改札口で自動改札機のカバーを開いて修理している場面を見かけますが、エレベーターやエスカレーターも同様 まともに動いていて当たり前、何かトラブルが発生するとすぐに駆けつけて復旧させねばならず その体制作りがカギになります。しかしまずは普及が進むことが先決でしょう。準特急様が三浦海岸駅のホームドアだけを写して帰られたとは思えませんので、是非京急はじめ当日の成果をご披露下さい。ありがとうございました。
西村雅幸様
日本は安全に対して過剰に反応している様な気がします。こういうと関係者からはお叱りを受けそうですが、ぶんしゅうさんの東南アジアの鉄道を見ていますとドアが開きっ放しや線路内通行は日常茶飯事の様です。アメリカの鉄道のビデオを見ても踏切は日本でいう4種(警報機、遮断機なし)や3種(警報機のみ)が多い様です。東京では徐々にホーム柵ができていますのでそういう意味では柵ができる前の駅の記録も頭に入れています。近鉄の観光特急が姫路などに走るようになったら、阪神の三宮はホーム柵を作るのならどうするのでしょう。
ところで総本家さんもぶんしゅうさんも江ノ電の後はそれぞれ撮影に忙殺されています。江ノ電参加者は皆そうであったと思います。国鉄151系ビジネス特急こだま号ができた頃は東京-大阪が日帰りできるということで大騒ぎでしたが今なら2往復、乗るだけなら3往復も可能でしょうがDRFC-OBは簡単には帰りません。そういう私も同窓会などで関西に行く時は前後に撮影しており日帰り経験はありません。そういうことで三浦海岸も少し徘徊しましたので悪い癖でおだてに乗って当日の成果を発表します。八王子から三浦海岸は多少時間がかかりましたが、三原から広島まで連日行かれてデジ青に発表されている西村さんのことを考えるとどうってことはない話です。
準特急様
近頃 地方都市では会社統合や、事業所集約が盛んとなり、職住近接と思ってマイホームを持った人たちが、遠距離通勤を強いられるケースが増えています。三原から岩国に通勤している人もあります。新岩国駅は岩国市内から離れた辺鄙な場所ですから新幹線は役に立たず、115系に揺られて片道2時間の通勤です。2時間の通勤は首都圏では珍しくないのかもしれませんが、駅に出るのも大変な田舎では家族も大変です。奥様も早起きしてまず旦那を駅まで送り、帰宅してから朝食。それから自分も職場に向かう。夜はその逆で遅い時間に駅に迎えに行く。その繰り返しをされています。そういう人が増えていますので、それに比べれば三原から広島へ行くのはどうってことありません。早朝の電車も混み合っています。これが一億総活躍の姿なのかと 自分達は良き現役時代を過ごせたなと広島に向かう車内でいつも思ってしまいます。三浦海岸での成果を楽しみにしております。