【102271】 秋の北陸 定番の撮影地 早回り旅 ① 

少し前になりますが、早足で北陸地方を回ってきましたので、その時の様子をレポートします。
私もずいぶん鉄道写真を撮ってきましたが、“もうエエ”と思いながらも、好きな鉄道写真から足を洗うことはできません。ただ私も年齢を重ね、長年の撮影スタイルも変えざるを得なくなりました。以前の“重い機材”を持って“駅から何キロも”歩いて、“最後まで粘る”撮影スタイルは、体力・気力ともに衰えつつある今は、実行することが難しくなりました。これからのスタイルは、「軽いカメラでサクッと撮って、すぐ戻る」です。進歩著しいミラーレスも買って、自分なりに一眼との比較も重ねました。この“軽短”スタイルで、多少、撮影結果に不満が残ろうとも、それを許容する気持ちを持つようになりました。長い間の憧れだった「白レンズに大型三脚」は、ついに手に入れることなく終わりそうです。
話は横道にそれましたが、こんな考えで、北陸の定番の撮影地ばかりを回って来ました。それと、もうひとつ、利用した「北陸乗り放題きっぷ」は、二人以上が条件のため、家人同行の理由がいちばん大きな理由でもあるのですが…。

夕陽の万葉線庄川鉄橋を渡る。何度も通ったところだが、季節、時刻によって、さまざまな表情を見せる。

3日間の最初は、金沢、新高岡、高岡で乗り換えて、氷見線雨晴へ。急に雨が降ってきて、いかにも晩秋の北陸らしい天気になった。ここも朝な夕な何回も来たが、なかなか望むような条件では撮れない。義経岩を見下ろす定番地で一本だけ撮って、すぐ駅へ引き揚げた。目障りなラッピング車両ではなく、きれいなタラコ色単行が撮れたのは幸いだった。

つぎの列車で終点の氷見まで往復する。雨晴までは何度も乗っても、その先の雨晴~氷見は未乗のまま残っていたので、JR全線乗車を目指す身には、5キロ余りでも貴重な上乗せとなった。時間調整で高岡市内の国宝の寺院を見たあと、万葉線に乗車して庄川鉄橋を目指す。いつもは川を渡った庄川口まで行くが、手前の六渡寺で初めて下車、交換風景を収める。ラッピングも何もない真っ赤な電車2両は、周囲の風景にさえ目をつぶれば、まるでヨーロッパのトラムを見ているようだ。庄川鉄橋の見ものは、やはり夕景だ。当会のINUBUSEさんもよく来られていると聞く。とくにこの時期は、電車の背後に陽が落ちるためシルエット狙いでも、このように背後のシルエットの中に、室内灯の点いた車両を入れることもできる。低床のアイトラム1000形を含めて、上下15分ヘッドで電車が来るから、撮影効率は高い。ただ窓の大きな1000形の場合、天気がいいと日除けが下ろされていることが多く、なかなか抜くことが難しいが、この電車だけは、珍しく日除けもなし、2車体2台車のオーバーハングが分かるよう真横から撮影。上下15分ヘッドとは言え、陽は見る見るうちに沈んでしまう。つぎの電車は、もう陽は落ちた後で、水面の輝きを強調するため、ちょっとアップで撮ってみた。あっと言う間に真っ暗になって、庄川鉄橋での滞在時間は、ちょうど1時間30分。高岡へ戻るため、六渡寺駅へ行くと、交換電車が入って来た。待合室にポツンと置かれた自転車がいい味を出している。

 秋の北陸 定番の撮影地 早回り旅 ① ” への8件のコメント

  1. 総本家青信号特派員様
    重いカメラはもうしんどいですね。ミラーレスは好調なようで私も考えています。雨晴海岸もINUBUSE橋も行ったことがありませんが、立山バックも含めて定番ではありますが一回くらい行きたいと思っております。

  2. 準特急さま
    いつもコメント、ありがとうございます。ミラーレスと一眼は、同じ風景を撮って拡大して、比較したりしています。それを見る限りでは、ミラーレスのアドバンテージを感じます。北陸は、新幹線が開通してから、乗り換えを強いられる関西より、一本で行ける東京方面のほうが利便性が向上しました。とくに高岡周辺は、私の好きな撮影地が集中していて、好んで訪れています。

  3. 総本家青信号特派員様
    万葉線いいですね。さすがプロ、見事な写真に感服しています。車両は新旧約半々の11両しかありませんが「ドラえもん電車」「レトロ電車」などさまざまな電車があり、また軌道線(路面区間)や鉄道線があり、鉄橋もあり、さまざまな風景の中を走っています。毎年何度か訪れていますがなかなか晴れてくれません。また行かなくてはと うずうずしています。

    • INUBUSEさま
      コメント、ありがとうございます。INUBUSEさんからは、今回の写真展にも万葉線の写真を寄せていただいています。車両も沿線も、魅力満点ですね。一日一本の貴重なネタ列車よりも、15分に一本来る路面電車のほうを好む傾向が強くなりました。INUBUSEさんら、路面電車好きの皆さんに感化されました。

  4. 総本家青信号特派員さま
    撮影スタイルに関する心境の変化にはおおいに共感できるところがあります。考えておられることを拝読しながら、朧げながら感じていた自分自身の変化にも初めて気づかされたように思います。最近は以前のように朝から夕方まで粘りたくなるほどの対象列車も無く、自分では撮影対象が減ったからだと思っていましたが、確かに体力も落ちてきており、知らず知らずのうちにブレーキがかかっていたのではと実感しました。
    4~5年前までは一日12㎞を二日連続で歩いたこともありましたが、今はもうとてもとてもです。その当時は撮影ポイントが駅から5㎞位なら歩きでしたが、今では3㎞でもタクシーがあれば利用しようかと迷い、そもそも2㎞以内のポイントで済ますようなことも増えてきました。といっても「量より質」でもなく、要するに活動範囲が狭まったのではないかとちょっと寂しい気がしています。体力従って気力の低下は否めない年齢になってきたことをひしひしと感じますね。お互い無理せず気長に(いつまでかな?)楽しむことを目標にしていきたいですね。

    • 1900生さま
      写真と動画との違いはあっても、1900生さんと私の撮影スタイルは似ていると思っていました。つまり、列車で行けるところまで行って、そこから徒歩、場合によってはタクシー利用(ただし、私はあまりタクシーを使いませんが)のスタイルを堅持してきました。ただ、書きましたように、もう少しラクして、撮りたいと思うようになり、より軽く、より短くを求めるようになりました。ただ、私は気持ち的には、体力・気力がそれほど衰えたとは思っていません。まだまだやりたいことは、いっぱいあるの精神で過ごしています。

  5. 総本家青信号特派員様
    ミラーレスについては性能的にも(腕前は別にして)見劣りしないと思います。当方はいつもスナップ的に撮るものばかりですがEOSM5でバッテリー込みで重量427g、レンズを入れても1kg程度というのはありがたいです。小さなリュックに入りますので何処に行くのも便利です。ファインダーのタイムラグが一眼レフとは多少異なる気がしていましたが(性能的に差があるのかどうか解りませんが)連写では差が出ないようにおもいます。
    1900生様も言っておられるようにこれからは体力に応じた行動が必要ですね、この前も隣の「桔梗が丘(3.1km)」まで撮りながら歩いて足が痛くなりました、無理は禁物です。
    万葉線にはこの前の「黒部」の帰りにINUBUSE氏に案内願い寄っています。「どらえもん電車」も載せたように思いますので車内の様子を載せておきます。

    • WAKUHIROさま
      コメント、ありがとうございます。3~4日の撮影旅行の場合、従来ですと、カメラを入れたバッグ、旅行用品を入れたリュックの二つの荷物が必須でしたが、ミラーレスになると、リュックのなかにカメラを入れられます。荷物が一つになったことの軽減は大きいですね。
      私も歩くのには自信を持っていましたが、最近は膝を痛め、過度の歩行は自粛しています。
      万葉線には“ドラえもん電車”が走っていますね。今回も高岡まで乗車したのが“ドラえもん”でした。駅に着くと、数人のアジア系外国人が寄ってきて、さかんにスマホのカメラを向けます。こんなところに外国人、と驚きましたが、海外での“ドラえもん”人気の影響なのでしょうか。

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