2021年春　桜前線追っかけ旅 Part８越美北線を撮る　その２

第２日目　4月７日

5：00　早朝に車内泊地『道の駅九頭竜湖』で起き上がり勝原駅を目指しました。回送列車なので運転ダイヤは公表されていませんので以前に客扱いで運行していたダイヤで大丈夫だろうと思っていました。
5：28　勝原駅に到着です。まだ暗いですが夜は明けてきています。D500に24～70㎜F2.8のレンズを装着して通過を待ちましたが来ません。ひょっとしたら昨夜の最終列車が2両編成で明日の始発列車用に1両が留め置きされたのかもと考えたりします。
待ちましたが来る走行音が聞こえてきませんので諦めて福井に向かう一番列車を待つ事にしました。
▲　5：51　ホームで待つ乗客などいない中、一番列車の到着です。見えた乗客はわずか2名でした。

次の列車は何と約５時間後の到着です。折角の春の花の公園ですので見学する事にしました。

▲　左は開業当初からの勝原駅、かつては終着駅だったわりには簡素な造りです。右のログハウスは五箇公民館（ふるさと自然の家）になっていますが、かつては転車台があった場所なのだそうです。

▲　10：37　これが九頭竜湖へ向かう一番列車です。

▲　11：07　トンネルを抜けて九頭竜湖で折り返した列車の到着です。珍しく列車を待っておられたご老人３名がお待ちでした。
▲　白とピンクの花に囲まれて春爛漫の勝原駅を発車です。
▲　定番の撮影場所の陸橋から振り向けば桜の木も入れて撮れます。

▲　11：45　越前大野には以前に総本家さんと行った美味しい10割そばの店『そば処七間本陣』があります。私の好みの手打ちの細麺です。昼前で空いているかと思いましたがあいにくと満席です。外の縁台でしばし待たせていただき「おろしぶっかけそば（大）」を食しました。そばも絶品ですがだし汁も絶品です。夜も営業されているなら食べに来たいのですがそばが切れ次第に終了のお店です。

▲　14：10　午後の列車はトンネル上から狙ってみました。ご覧の通り観光客や鉄ちゃん達も来ておられています。

▲　14：44　折り返して来た午後の福井行きの到着です。花見客がいなくなったので前に出て左側のハナモモの花を一杯に入れる事が出来ました。ホームには８名もの乗客が待っておられます。車いすの方がおられましたのでヘルメットを被ってのJR応援員の方もおられました。朝の回送列車についてお聞きしますと『九頭竜湖には留め置きしません。越前大野からは 5：05に発車しますので勝原は 5：25頃には通過していますね。朝、ここに来られた頃には既に通過した後だったと思われます。』との事です。撮れなかったのは悔しいです。ハナモモの花もまだ100％満開には至っていませんので今夜はこの駅に泊ってリベンジする事にしました。

▲　15：47　同じ場所で2日間も撮っていますと飽きてきます。確か時期的には早いかもしれないが築堤に咲く芝桜が有名です。先ほどのJR職員にもついでに聞いておきましたが『今年はまだ咲いているのを見ていないが毎年、越前大野から計石の間で咲いていたのが記憶にある。』と言われていましたので来てみました。
残念ながら芝桜はどこにも見当たりませんが遅咲きの桜がありましたので残雪の山をバックに入れて撮りました。

▲　17：13　順光の場所です。夕刻になれば夕陽に染まって来るかと待ちました。

撮影後、今日は本物の温泉に行こうと周辺を探しました。行かれた方のコメントから見て不思議な温泉が見つかりました。これは行って見るべきです。ここからは12.6㌔とさほどではありませんがいろは坂が続く山道です。気を付けながらの走行になりました。

▲　17：39　一山超えて厳しい山道を走行すること約25分で伊自良温泉に到着です。
日本には数少ない「脳卒中に効能のある湯」といわれる天然温泉です。

泉質は、ナトリウム－塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉（低張性弱アルカリ性低温泉）で、『美肌の湯』といわれるとおり、入浴後には肌がつるつるになっています。効能は動脈硬化症・やけど・切り傷・慢性皮膚病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩などです。温泉の湯はちょうど良く38度くらい、あまり広くない湯船でしたが10人程度は楽に入れます。館内は清潔です。
露天風呂はなく湯舟だけですが入浴感が違ってます。

今まで日本全国いろいろな温泉に入っていますが、湯に浸かって今まで経験したことがない体感にびっくりしました。なんと表現したらいいのか分かりませんがこれは異質です。じっくりとじわっと浸みてきます。是非に皆さん入浴してみてください。この温泉、ちょっと違っています。