ネタが見つからない訳ではございませんが、今回は会社ネタでいきましょう。まずは、私の地元を走る近鉄です。いろいろな話題を提供しますので、皆様、コメント欄で盛り上げてください!
〇 近鉄駅名読みがな数ランキング
1位:おおさかきょういくだいまえ(大阪教育大前):13字 (近鉄大阪線)
2位:かしはらじんぐうにしぐち(橿原神宮西口):12字 (近鉄南大阪線)
3位:さかきばらおんせんぐち(榊原温泉口) (近鉄大阪線)、
がっけんならとみがおか(学研奈良登美ヶ丘) (近鉄けいはんな線)、
ふぁみりいこうえんまえ(ファミリー公園前) (近鉄橿原線):11字
「ファミリー公園前」は近鉄で唯一の、カタカナが混じった駅名です。
〇 五十音順の最初と最後は…
最初:青山町(近鉄大阪線) 最後:若江岩田(近鉄奈良線)
〇 文字数が一文字ずつ増えていく路線(近鉄湯の山線)
桜→菰野→中菰野→大羽根園→湯の山温泉
浅井建爾氏の著書『日本全国「駅名」地図帳:成美文庫2012』でも紹介されています。
〇 どこか似てる駅名
楠(くす)と葛(くず)
米野(こめの)と菰野(こもの)
伏見(ふしみ)と伏屋(ふしや)
三山木(みやまき)と宮町(みやまち)と海山道(みやまど)
〇 読み方注意の駅名
吉田(よした):近鉄けいはんな線(旧東大阪線)にある駅名です。濁りません。
柏原(かしわら):柏原(かいばら)、柏原(かしわばら)が他県にあるのは有名な話ですね。
〇 「近鉄」を冠する駅名
近鉄蟹江、近鉄郡山、近鉄御所、近鉄下田、近鉄新庄、近鉄丹波橋、近鉄富田、
近鉄長島、近鉄名古屋、近鉄奈良、近鉄日本橋、近鉄八田、近鉄宮津、
近鉄八尾、近鉄弥富、近鉄四日市
大阪難波と大阪上本町の間に挟まれた駅名が、近鉄日本橋です。大阪日本橋に改称しなかったのは、そもそも東京では「にほんばし」と読み、尚且つ、わざわざ「大阪」をつける必要性がなかったためでしょうか。
奈良の駅名研究家様
大近鉄のことですから駅名についても様々な切口が考えられますが、難読駅名とかいまだに何と呼んでいいのかわからない駅名が特に各駅停車しか停まらない駅とか支線にあります。その一つが「どこか似ている駅名」にあります「海山道」です。奈良の駅名研究家さんにお世話になりました今年9月4日の三岐鉄道見学会の前に四日市で総本家さんと昼食を予定していてフラれたので時間つぶしに折り返した駅が「海山道」です。この時までは当然「かいざんどう」と呼んでいました。車掌さんのアナウンスで「みやまど」という駅名だということがわかりびっくりした次第です。駅近くに神社があるようでして「伊勢路の伏見稲荷」とも呼ばれているようです。駅名研究家さんからはホームカミングデイでDRFC若手の決起集会のような話がありました。末席をケガさせていただきました私はラインがうまく使えずこのデジ青コメントや投稿の写真も時々失敗しており引退が近づいていることを感じる今日この頃です。
準特急様
集会で「必ずコメントさせてもらいます!」とのことでしたので、心待ちにしておりました。
言われてみれば、確かに海山道は難読駅名ですね。近鉄では、他に平群(へぐり)もその部類に入るでしょうか。
近鉄好きの私は、とくに何らためらいもなく海山道も平群も読めていたのですが、コメントを頂戴し、改めて、その読みにくさに気付くことができました。
準特急さん、近々、京王編も書きますので、よろしくお願いいたします!
奈良の駅名研究家様
駅名研究家さんを始め皆さんにはホームカミングデイ総会やイベント等では大変お世話になりました。私は外部(早大鉄研OB)の宮崎さんや総本家さんのように古典の部類に属するような写真を提供をすることはできませんが、皆さんが努力して投稿されている記事や写真には関連写真や拙文でお邪魔(コメント)しようかと考えています。海山道も写真を用意したのですが、はねられて悩んでいます。ところで藤島桓夫という歌手がいましたね。そー「こいさんがわてをすきやいうたんは法善寺に行った晩やった。長いことおいのりしてくれはりましたな。わてはあの日からこいさんがすきになりました」とかこのようなセリフが有名でしたが、あの「法善寺」というのは大阪線高安-国分間にある駅名「法善寺」に関係があるのでしょうか。古典(懐メロ)に属する歌手なのでお若い駅名研究家さんには知らないかもしれませんが以前デジ青に話題が出ていましたので40歳以上または大阪人ならわかる歌手です。
準特急様
どなたからもコメントがないようですので元大阪人、40歳以上の条件に当てはまりますので代理で投稿いたします。
結論から言いますと、近鉄「法善寺」と藤島桓夫(たけお)「法善寺」とは関係がないようです。
大阪府柏原市法善寺には、地名の由来となった法禅寺という寺院がかつてありました。法禅寺は神護景雲年間(767~770)の創建で七堂伽藍を備えた大寺でしたが、南北朝時代の天授年間(1375~1381)の兵火で堂塔をことごとく失いました。その一院が今も法善寺町内に融通念佛宗の「壺井寺」として残っているようです。
大阪府大阪市中央区難波にある法善寺は、もと京都宇治にあった浄土宗天龍山法善寺が寛永14年(1637)に現在地に移転したようです。本尊は阿弥陀如来で、全身が苔むした姿の「水掛不動」が有名です。「千日念佛回向」を行ったことから俗に千日寺と呼ばれ、千日前の地名は当寺の門前であったことから名づけられました。「千日前」がかつての大阪市電の電停名になり、現在も大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の路線名「千日前線」となっているので鉄道と全く関係ないわけではありません。
快速つくばね様
有難うございます。DRFC-OBには多くの藤島桓夫ファンがいると思いましたが70歳以上で私も含めて特に後期高齢者が中心ですね。この年代の人は恥ずかしがりで遠慮する人が多いようです。柏原市法善寺の方は法善寺駅から北西方向300mくらいにありました。難波の方は水掛不動、法善寺、千日前を地図上で確認しました。非常に勉強になりました。近鉄大阪線は、いつも急行利用ですが、布施から河内国分にかけて俊徳道、弥刀、久宝寺口、高安(茨城出身の相撲取りじゃなくて車庫があるところ)、恩智、堅下等難読駅や歴史のありそうな魅力的な駅が続いています。この辺りは駅間距離も短く急行はあっという間に通過しますが、一度駅名の由来を勉強しないといけないですね。
ところで、「快速つくばね」さんは常磐線でC62の「ゆうづる」やC61、C60等も撮られたとのことですが、鉄道以外で音楽他にも造詣が深く驚いております。今度、「月の法善寺横丁」は難波の方向を想いながらじっくり聴いてみます。
奈良の駅名研究家様
専門家に写真貼り付けを助けてもらっています。失敗したら次の手を考えます。
準特急様
お写真、ありがとうございます。
しっかりと確認できますよ!
奈良の駅名研究家様
「近鉄」を冠した駅は、2009年に近鉄難波が大阪難波に改称したので16駅となりました。そのうち近鉄丹波橋を除くとすべて同一市町村の相手駅がJR線となっています。その中でも近鉄名古屋、近鉄八田、近鉄蟹江、近鉄弥富、近鉄長島、近鉄富田、近鉄四日市、近鉄奈良、近鉄郡山、近鉄八尾の10駅がJRの関西本線の所属駅(名古屋のみ東海道本線)ですので、62.5%の関西本線比?になります。
『共同使用駅』とは、複数の鉄道事業者が駅施設(主に改札口・プラットホーム等)を共用する場合をいいます。これらの駅は基本的にホームの番線が通し番号で附番され、両者の間に中間改札がなく自由に行き来できるというイメージがありますが、代表的なものとして近鉄でいえば伊勢市が該当します。かつて共同使用駅であったものが、ICOCAなどの非接触型ICカードの普及や駅員の無配置化により全国的に減少傾向にあります。近鉄で他社駅と隣接するため近鉄の付かない(元共同使用駅を含む)駅が鶴橋、京都、天理、桜井、桑名、津、松阪、伊勢市、鳥羽、吉野口、河内長野、柏原の12駅(竹田などの相互乗り入れ駅を除く)があり、直近では2020年に鳥羽のJR駅が駅員無配置になったため近鉄・JR乗換連絡通路が閉鎖されるとともに改札口が完全に分離され、桑名も新駅舎の供用開始によりJR・近鉄の改札が分離されたので、いずれも「共同使用駅」ではなくなりました。現在残っているのは津、松阪、伊勢市、吉野口、柏原の5駅になっています。共同使用駅でなくなった駅には距離に関係なく近鉄京都のように『近鉄』を付けるべきではないでしょうか。外から見えるかどうかの違いがありますが「近鉄名古屋」と「京都」のJR線との関係は変わらないと思うのですが。
準特急様仰せのように近鉄にも難読駅名が少なからずあります。漢字の難しさより濁点の有無など読み方の間違えやすいものを独断と偏見で抜粋してみました。
○奈良・京都線系(大阪府・奈良県・京都府)
枚岡(ひらおか)、額田(ぬかた)、菖蒲池(あやめいけ)、平群(へぐり)、勢野北口(せやきたぐち)、富野荘(とのしょう)、興戸(こうど)、狛田(こまだ)、新祝園(しんほうその)、平端(ひらはた)、結崎(ゆうざき)、笠縫(かさぬい)、畝傍御陵前(うねびごりょうまえ)、前栽(せんざい)、箸尾(はしお)、佐味田川(さみたがわ)
○大阪・名古屋線系(大阪府・奈良県・三重県・愛知県)
俊徳道(しゅんとくみち)、弥刀(みと)、恩智(おんぢ)、二上(にじょう)、真菅(ますが)、榛原(はいばら)、名張(なばり)、美旗(みはた)、大三(おおみつ)、服部川(はっとりがわ)、黄金(こがね)、烏森(かすもり)*東海道本線の新橋の改称前は同じ表記ですが(からすもり)と読みました*、近鉄八田(きんてつはった)、川越富洲原(かわごえとみすはら)、川原町(かわらまち)、新正(しんしょう)、海山道(みやまど)、長太ノ浦(なごのうら)、箕田(みだ)、白子(しろこ)、千里(ちさと)、高田本山(たかだほんざん)、高角(たかつの)、菰野(こもの)、漕代(こいしろ)、斎宮(さいくう)、小俣(おばた)、朝熊(あさま)、五知(ごち)、
○南大阪線系(大阪府・奈良県)
河堀口(こぼれぐち)、矢田(やた)、布忍(ぬのせ)、恵我ノ荘(えがのしょう)、土師ノ里(はじのさと)、二上山(にじょうざん)、二上神社口(にじょうじんじゃぐち)、当麻寺(たいまでら)、尺土(しゃくど)、浮孔(うきあな)、滝谷不動(たきだにふどう)、忍海(おしみ)、飛鳥(あすか)*村名は明日香村と表記します*、薬水(くすりみず)、大阿太(おおあだ)、六田(むだ)。
JR和歌山線の「下田」が「香芝」に改称したため、相手駅がなくなった「近鉄下田」です。
快速つくばね様
こうして並べて見ると、簡単な漢字ですが読み方が難しい駅名が多いですね。
近鉄ファンの私も、初めはおそらく読めなかったと思います。