夏休み日本縦断の旅 最終日 人に翼の汽車の恩

このシリーズの最終回です。奇しくも113系の日の投稿となりました。

市電に乗って朝の鹿児島中央駅へ。

9月6日(金)

鹿児島中央 9:41 ― <さくら>550号 新大阪行き → 新神戸 13:45

新神戸 13:52 ― <のぞみ>26号 東京行き → 京都 14:19

長かった旅も今日で終わりです。この日は新幹線で京都に帰るのみです。すっかり乗り慣れてしまった市電に乗って鹿児島中央駅へ。そのまま新幹線ホームには行かず、入場券を買って向かったのは、指宿枕崎線のホームです。この日、指宿枕崎線は全線での運転再開を果たしました。枕崎からの一番列車の姿を見ようと思い、ホームに来ました。昨日乗車した、川辺・枕崎線のバスは鹿児島中央も経由し、所要時間も短く、本数も多いのですが、やはり全線完乗は無いとしても、鉄道の需要も少なからずあることの裏返しといえます。復旧に携わった方々には本当に頭が下がる思いです。列車は客扱い後、しばらくホームに停車していましたが、やがて車庫へと引き上げて行きました。いつか必ず、指宿枕崎線を乗り通して枕崎を再訪したいと思いました。

無事に運転を再開した指宿枕崎線。電光掲示板の3段目には枕崎の文字が。

枕崎を6時過ぎに出発した一番列車が鹿児島中央に到着。

新幹線のレールエンド。日本の新幹線ネットワークの最南端。

<さくら>号。3日目に乗車した<はやぶさ>以来の新幹線乗車。今回の旅では新幹線の南北の始発終着駅も制覇した。

改札を出てお土産とお弁当を買い、新幹線の改札へ。新幹線で一気に関西へ帰ります。<さくら>号の快適な指定席でくつろぎ、新神戸までの4時間もあっという間です。後続の<のぞみ>号に乗り換え、京都には14時19分に到着しました。これまで普通列車で何日もかけて移動してきただけに、この列車にそのまま乗れば2時間で東京まで移動できるという事実を前に、改めて新幹線の偉大さに気づかされます。150年前の人々も驚くことでしょう。

あっという間に新神戸に到着。駅南側は神戸の市街地が広がるのに対し、北側には山が迫る。布引の滝もあり、秘境駅と呼ぶ人もいるとか。

京都は相変わらず残暑厳しく、京都駅はインバウンド客でごった返していましたが、長旅を終えて帰ってきた時に見た京都駅ビルや京都タワー、駅前に並ぶ淡い緑の市バスの姿は、少し特別なものに見えました。

いつ見ても圧倒される京都駅ビルに迎えられる。

これにて、夏休み 日本縦断シリーズの連載を終えます。気がつけば年も明けて冬休みも終わり、半年後にはこの旅に出かけてから2年が経過することになります。旅の全貌をご覧いただくことはできませんでしたが、少しでもお読みいただいた皆様に、鉄道旅や日本の魅力が伝われば幸いです。また、いつも思うことですが、今回も旅程が大きく狂うということは無く、それはひとえに日々列車やバスの安全運行に携わる方々の努力の結晶であるといえます。改めて、そのありがたみにも気づくことができました。ここまで、長大な連載でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。

夏休み日本縦断の旅 最終日 人に翼の汽車の恩」への1件のフィードバック

  1. 岡山好きの元京都人様
    最北端から最南端の旅お疲れ様でした。私が初めて「枕崎」に訪れたのは、1969年2月28日で、この当時は国鉄と鹿児島交通の共同使用駅となっていて管理は鹿児島交通が行っており当然のことながら入場券の仕様も鹿児島交通様式でした。
    最後も「人に翼の汽車の恩」が出てきましたので鉄道唱歌で締めくくります。鉄道唱歌が発行された当時の日本の鉄道の最北端は1907年6月に発行された北海道篇(北の巻)の旭川でこれが最東端の駅でもありました。
    最南端は1900年9月3日に発売された山陽・九州篇の八代ですが、最西端は現在のJR線の最西端駅と同じ1898年1月20日に開業した佐世保でした。
    鉄道唱歌を作詞した大和田建樹は国文学者でもあったので、歴史に残る東海道、山陽沿線には歴史、名所、産物などを詠みこんでいますが、九州地区は知識が少なく言葉遊びの節もあります。この部分は私も好きなところで学生時代途中下車をして各駅を訪問しました。いくつか挙げておきます。

    山陽・九州篇
    61.南風をハエと讀よむ 「南風崎」すぎて「川棚」の
    つぎは「彼杵」か「松原」の 松ふく風ものどかにて
    63.故郷のたより「喜々津」とて おちつく人の「大草」や
     春日「長與」のたのしみも 「道の尾」をにこそつきにけれ
    北海道篇(北の巻)
    13. 原野の西に位して 師團おかるゝ旭川
     離宮は美瑛忠別の 二川の間の神樂岡

    次はJR最西端の佐世保から最東端の根室までの「日本横断の旅」が待っていますね。今回と違う経路を採っても「小倉-幡生」間と「秋田-長万部」間は重複しますが。

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