インドネシアのSL撮影ツアーでお世話になった神谷武志さんから3月2日、3日のひな祭りに津軽鉄道ラッセル車をチャーターしての雪飛ばしツアーを開催するので参加しないかとのお誘いを受けました。津軽鉄道は、昨年10月にリンゴとDCのツーショットを求めて撮り鉄に励みました。冬にはストーブ列車も乗ってみたいし、撮ってみたいと思っておりました。そして今回も巨匠、広田尚敬先生が参加されます。喜んでの参加を申し出ました。
ところが、2年ぶりのラッセルを牽引するDL機関車DD352号機の軸受メタルに不具合が発見されて部品交換等の準備手配をしていたが今年度中の復旧は不可能になったと、残念なお知らせが参りました。
しかし、参加希望者の方々にそれではどうするのかを聞かれた結果は、代わって弘南鉄道(大鰐線、黒石線)のラッセル撮影に振り替えて挑むこととなりました。
参加者の皆さんの行程は3月1日夜に弘前着です。時間に束縛されない失業者の私は、津軽鉄道も訪れてみたいと、例によって2日間前倒しで先乗りすることにしました。
第1日目 2月27日
① 伊丹10:30(JL112)→11:35東京12:30(JL1205)→青森13:50
② 青森空港14:05(リムジンバス)→14:18浪岡BS
③ 浪岡14:30(JR)→14:47弘前15:00(弘南鉄道)→15:19津軽尾上
④ 津軽尾上15:30→15:32柏農高校前16:02→16:19弘前
出発当日までの弘前は、観測史上最高の積雪量153㎝を記録、今シーズン最悪の気象状況となり、行くこと自体危ぶまれましたが、当日は雪も止んで快晴となり到着できました。
14:05、青森空港到着後は、黒石線に走るラッセル車の折り返しに間に合いそうですので、これを撮ろうと考えました。
ただ、弘前駅に向かうリムジンバスはありますが、弘前着は14:59でラッセル走行前に走る定期列車15:00発には、間に合うのは難しそうです。
JR浪岡からだと弘前には14:47に着きます。
浪岡駅近くの国道でバスを降りて、約800m先にあるJR浪岡駅へと小走りで向かいました。
▲ 14:28、浪岡駅に着きました。乗降場所や走行線路はラッセルが出来ていましたが、その他はうず高い雪で埋まって、構内では除雪作業が行われていました。
急ぎましたのに列車は9分延で運行していました。
▲ 車窓からは、岩木山が逆光ながらもくっきりと見えていました。もう1日早く来れば絶好の撮影日和だったでしょうね。
▲ 何とか間に合って15:00発の電車に乗車しましたが、5分後に後を追って発車するはずのラッセルがいません。
運転手に聞きますと、今日は10分前に先発したと言います。折角、間に合わせようと来ましたのに徒労に終わりました。
仕方がありません。乗車後は、沿線のロケハンです。線路横の犬走りはラッセルされた雪が土手のように連なっています。これでは、真横からの撮影は、台車まわりが隠れてしまって無理です。
前回10月に撮影した津軽尾上で下車しました。ここだと正面から撮れますが、駅をでて向かうと、前回に歩いた道はラッセルした雪がうず高く積まれていて進めません。
駅に引き返すと、ラッセルが走るはずだったダイヤに、車庫からの回送列車が走り、入線してきました。屋根にはたっぷりと雪を乗せていました。
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▲ 再度移動して、柏農高校前~津軽尾上で撮影です。少し前までだったら岩木山が見えていたのですが・・・。
今日の撮影は初日ですので、これにて終了です。
午後4時の外温は3℃でした。日中はもう少し上がっていたと思われます。極寒の大地を経験した者としては、手足も痺れず、むしろ汗まで出て暑くも感じる1日でした。
今日の宿は、屋上に露天風呂があるドーミーイン弘前です。ゆっくりと入浴の後、テレビをみると今日の積雪量と明日の天気予報を放映していました。
▲ 積雪量は、136㎝になっています。今日1日で17㎝も溶けたのですね。新たな積雪がなく好天が続けば8日間で全部なくなる計算ですが、固く凍った圧雪は中々溶けるのは難しいでしょうね。
明日は、早朝から津軽鉄道の乗り鉄、撮り鉄旅の予定です。今日のように快晴になればと願って就寝しました。 Part2へ続く