第1日目 5月1日
① 長岡京→大阪/梅田→なんば→関西空港
② 関西空港10:25(JL891)→11:55上海空港
ミャンマーから帰国してから1ケ月、今度は小竹直人先生からのお誘いを受けて中国へと向かうことになりました。当初は冬に行った興隆鎮森林鉄道の予定でしたが、都合で四川省广元市の有名な監獄鉄道(栄山鉄路)に変更になりました。昨年10月にO氏と行く予定でしたが島の問題発生で仕方なく訪問を断念した鉄路で、初めての訪問です。変更は大歓迎と喜んでの参加となりました。
行程は今年はまだ行っていない同じ四川省の芭石鉄道を先乗りして訪問する予定を組んでいました。丁度田植えの季節でいつもとは違った光景を撮って見たかったのですが、4月20日に芦山地震が発生しました。震源地は約100キロと近くで、成都から向かう高速道路は震災支援復旧輸送の専用道路となってしまいました。一般道は込み合いますので時間が読めません。直前で断念しましたが、集合場所の成都空港に直接行くのは乗り鉄魂が許さず、上海から運行が始まったZ列車(直通)で行く事にしました。
問題は列車の切符手配です。中国鉄路の残席情報を調べてみますと高い運賃の寝台専用列車だけあって当日でも購入できるほど空席があるのですが、乗車予定日の5月1日だけは中国の労働節休暇とあって満席です。いつものように鄭州鉄道日記さんに助けを求めますと、翌日なら平日同様に空席があります。地震の起こったこの時期に四川省に観光に行く人民は極めて少ないでしょう。乗車当日でも切符購入は大丈夫と思います。ただ切符を買って15時発の列車に乗車するのは、もしも飛行機が遅れたりすると無理があります。1日早く訪中されて前日に買って上海に宿泊してからをお奨めしますと教えられました。その通りです。これで出発日は決まりました。
上海は久しぶりの訪問です。関空のJGCラウンジは羽田や成田と比べるとしょぼいものでまともな朝食を食べられませんがいつものコンビニおにぎりに大阪もんブランドの「川上さん家の犬鳴豚のメンチカツサンド」が新たに加わっていました。JALの業績復調が原因か、LCCが増えだした関西空港での搭乗客略奪競争が始まったのが原因かどうかは分りませんが、少しでもサービスが向上されるのは大歓迎です。
機内食もグレードアップがされていました。わずか2時間半のフライトですので言うことはありませんが、私の好きな日本酒を乗せていないのは不満が残ります。
着いた上海はうららかな春晴れを迎えていました。こんなに晴れているのでしたら地下鉄に乗って行くのは勿体ないとリムジンバスで市内に向かいました。予約してあるホテルのある人民広場には近いというので乗車しましたが、降りてからたっぷりと30分を歩かされました。しかし良い事もあるものです。途中で鉄路切符の代理販売所がありました。昨夜予定をたてたばかりで最終決定ではありませんでしたが、迷っていても優柔不断の私には中々決められません。いつものように確保できたルートで参ろうと、小竹先生と一緒で決まっている分から買い求めました。
▲ 切符はパスポートを提示しての実名制に一昨年末より全国的に替わっています。以前にO氏と参りました時に2人の行き先が違っているのに同時に購入をしましたので駅員が混乱して互いに違う切符になってしまった苦い経験がありました。今回は、並んでいない市内の代理切符売場でしたので落ち着いて小竹先生と一緒の切符と小竹先生だけ、私だけの切符と分けて確認しながら4回に分けて購入しました。
【 鉄路切符の発売日変更 】
また今年の1月4日からだと思いますが、切符の発売日がまた変更になっています。今迄は12日前に電話予約とインターネット購入が始まり、10日前に窓口発売されていましたが、それぞれ20日前と18日前になりました。早くなったので売り切れて確保しづらいと思っていましたが逆で、昨年12月に来た時と比べても余裕でほぼ全て予定通りに確保できました。他の切符を依頼した旅行社も知らなかったと言っていましたので、まだこの国の人民への周知が出来ていなかったことも起因していると思われます。またその内に気の早い人民は動くでしょうから今の内の幸運だったのかもしれません。
【 インターネットホテル予約の問題点 】
上海のホテルは今回Hotel.comで予約をしましたが、あろうことか出発直前に勝手にキャンセルされるというHotel.com側の落ち度が発生しました。向こうの一方的なミスだったので、それでは同じホテルでの再予約を申し出ると拒否されました。怒って追求したので別のホテルを紹介しましたが、不適切な対応はサービス業として受け入れられないものでした。渡航した後でしたら、ホテルに着いてから予約完了して支払いも終わっていたわけですからフロントで揉めたでしょうね。インターネット予約は気を付けていないといけない。現地で連絡のとれる旅行社に直接依頼するか、多少高くとも飛び込みで入った方がリスクが少ないと思いました。特に中国は余程のイベントでもなければどこでも宿泊は可能です。
宿泊したホテルは、天井が低く狭い部屋で隣室の声が聞こえる建付けの悪いホテルでしたが、上海の繁華街南京路近くにあって立地条件だけは最高でした。
▲ 上海での夕食は何と言っても小籠包です。熱く口中にあふれるスープは絶品ですが、今日のお店はスープが甘すぎました。老体になって舌の調子が狂ってきたせいなのでしょうかね。
満腹の後は南京路を散歩です。民族衣装を着た少数民族の人たちが躍っておられたり、喉を聞かせる人たちもいて大賑わいでした。
▲ 労働節休暇とあって人ごみの中を歩いての散歩でした。外灘ではいつ建設が始まっていたのか森ビルよりも高いビルが出来てきています。その内にドバイよりも高いビルができるかも・・・。中国の驚異の成長力を見させられる光景ですね。
昨夜は直前の計画立案で殆ど寝ていません。早くに人ごみから逃れて就寝としました。 Part2へ続く