2013年 春の中国鉄路の旅 Part24 北満一人旅 その7 大連の路面電車2

第24日目 5月24日
① ホテル5:30(徒歩)→8:50春海街(路面電車)9:00→9:45大連火車站

② 勝利橋12:03→12:08世紀街13:30→13:57市場街
② 市場街15:00→15:08大連火車站15:18→15:36世紀街20:30→20:55大連火車站
③ 大連21:52(T261次)→7:30哈尔滨

今日は夜行列車で哈尔滨へと向かいますが日中は大連の路面電車の撮影です。撮影地は昨日の反対方向にしました。朝夕は車の通勤ラッシュで路面電車撮影は難しくなりますので、早目の出発です。
00_201路線図02_イベント2
5:30、大連站前からは徒歩で向かうことにしました。

朝から威勢の良い太鼓の音が聞こえてきます。電車通りに面した電気屋さんの前で同じ紅い服を着た10数名のおばちゃま達が元気よく太鼓を叩いておられます。電気屋さんのイベントの予行演習なのでしょうか、面白そうなのでしばらく見学しました。
02_イベント100_駅名104_火車駅~勝利橋1▲ 5:57、駅前の電車通りのお店は早餐です。横を大連站前に向かう2267号車が走り抜けていきます。

04_火車駅~勝利橋204_勝利橋駅名
▲ 6:00、大連站前を発車して長江路を春海街へと向かう区間車、2293号車です。

勝利橋(胜利桥)の駅名板を見ますと、興工街~海之韻公園全線を走る電車は、興工街行きは4:20~23:50の運行、逆向きは6:30~20:00の運行とえらく偏っています。
また全線とおしの電車は、15分ヘッドです。

04_区間車一方興工街~華楽广場の区間電車は、逆向きが4:10~23:45の運行となっています。
運行もラッシュは約3~5分間隔で、圧倒的に多く走っています。

しかし始発がこんなに早いとは勉強不足でした。
夜明け頃のもう少し早い時間から撮り始めても良かったですね。

03_朝の温度2今日の朝の温度は13℃、とても涼しく歩くには丁度良い気候でした。

00_駅名405_勝利橋~民主街2▲ 6:15、民主广場→勝利橋。ビルの谷間から朝日が上がってきました。輝く路面を電車(2273号車)は行きます。

00_駅名4
06_民主広場3▲ 6:20、民主广場は201路線の車庫があります。出車した電車は、次々と仕業に入っていきます。電車は3513号車です。
06_民主広場2▲ 6:23、民主广場からは長江路と斜めに交差する世紀街へと進路方向を変えます。春海街へと向かうのは3507号車です。
07_民主広場~世紀街▲ 6:24、民主广場を発車して春海街へと向かう2270号車。道路端の建設中のビル前には、コンクリートミキサー車やトラックが止まっています。天津では、町中を大型車が通れるのは朝は6時まででしたが大連はどうなのでしょうね。道幅が広くありませんので駐車する車があるとすぐに渋滞になります。

00_駅名608_世紀街~三八広場2▲ 6:29、2293号車は世紀街を発車したばかりです。 08_世紀街1▲ 6:47、世紀街停留所。大連站前からの電車には結構降車客がありました。2270号車です。
08_世紀街~三八広場1_2▲ 201路線のハイライト、旧満鉄本社前からは魯迅路を走行します。満鉄本社は帝政ロシアが建設した建物を1908年に改修して使用を開始されました。赤は2270号車、緑は2267号車です。
08_旧満鉄本社1▲ 建物は鉄路省の事務所として現役で使用されています。
08_世紀街~三八広場6▲ 6:54、旧満鉄本社前から世紀街を見たところです。電車は2278号車です。
08_世紀街~三八広場8▲ 世紀街からきた電車はここで左に曲がって魯迅路に入り春海街へと向かいます。後方まっすぐに行くと旧大和ホテルのある中山广場のロータリーに着きます。日本統治下時代には路線がありました。2273号車です。
下が満州国時代の路線図です。赤は現在も運行されている路線、青は現在は廃線となっています。
00_市電路線図201_1縮小

00_駅名708_世紀街~三八広場10

▲ 7:39、三八广場停留所付近。電車は3510号車です。
09_二七広場11

▲ 7:53、二七广場の交差点。電車は2270号車です。
09_二七広場13▲ 二七广場停留所。2280号車です。

00_駅名810_三八広場~二八広場110_三八広場~二八広場27:58、寺児溝から二七广場へは登り坂となっています。電車は2274号車です。
11_二八広場~寺児溝112_寺児溝1▲ 8:15、寺児溝停留所。電車は上が2293号車、下は2280号車です。満州国時代はここが終点でした。ここから先は延伸されています。
大きな屋外市場がありますので行ってみました。まだ8時過ぎだと言うのに市場内は混雑していました。13_市場213_市場1▲ 大連は海産物の宝庫です。天津や北京の他満州各地へと送られています。大きなヒラメやアナゴ、貝類やエビも豊富ですね。
13_市場3▲ この時期に出回るのがさくらんぼです。500gが25元(約420円)、日本の1/3ぐらいで買えます。自宅ではスーパーで買っても孫たちがぺろりと食べてしまうので滅多に口には入りません。おばちゃんにまけてもらって買い込みました。

(Microsoft Word - 211w226274)
14_寺児溝~春海街2
▲ 8:44、撮影続行です。春海街へと下るのは2281号車です。
15_春海街2▲ 8:58、春海街停留所も安全地帯がありません。乗客は車の切れ間を電車へと向かいます。ぼちぼち朝のラッシュが始まり、車も多くなってきました。私もホテルで荷造りをしなければなりません。一旦ホテルに戻って仕切り直しをすることにしました。

22_満鉄博物館12:00、荷物をフロントに預けてまだ見ていない旧満鉄本社内にある大連満鉄旧跡陳列館に参りました。入口にチケット売り場は見当たらず正面玄関を入ります。すると丁度出かけられるおばちゃまとお会いしましたので見学したい旨を伝えますと、案内してくださいました。

館内は満鉄の歴史、ゆかりの品々が展示されていました。
写真は残念ながら撮影禁止です。撮れたのは入口正面の1枚のパネルだけでした。
小1時間見学をしてから近くの世紀街電停近くの日本料理屋を覗いてみますとWiFIがあるとの事。夜行列車に乗車する前に和食を食べながらネットで過ごせます。長時間居候するが良いかと聞くと、大歓迎ですとのお返事をいただきましたので夕刻来ますとお約束して路面電車撮影に戻りました。
22_世紀街▲ 13:29、世紀街、電車は3514号車です。これに乗車して移動しました。
23_大連駅前▲ 13:41、大連駅前を発車した2293号車。乗車した車内からの撮影です。市内中心部に入ると車が多く、道の歩道からの日中の撮影は困難です。
23_大連駅前3▲ 13:53、東開街を発車して大連駅前に向かう3508号車です。

24_市場街24_市場街2▲ 14:54、昨日のリベンジに市場街を選びましたが、昨日よりも車が多くたまにしか撮らせてもらえません。

大連の路面電車を撮るには早朝か夜撮でないと難しそうです。諦めることにしました。

00_かっちゃんホテルにPCを取りに戻って、先ほどお約束したお好み焼き「かっちゃん」に参りました。
しかしインターネットは簡単には接続できません。格闘の末、ママさんのPCを出してもらって設定を同じくすることでようやくつなぎました。
夜8時過ぎまで長居をさせていただきましたが、中々感じのいい店でした。ママさんと言っても若い活発なお嬢さんです。日本に留学したこともあって「かっちゃん」と言う屋号は広島で修業した時にいただいたそうです。

大連に来られることがありましたら是非にお立ち寄りください。お奨めします。
Part 25 へ続く

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