北松戸を通過するEH500-32牽引の土浦貨物/ (25-6-29)
E653系「いなほ」
6月29日土曜日、所用で松戸まで行った帰り、土浦貨物が来る時間帯であったので北松戸で撮影後、暫くすると上り快速線を見慣れぬ色のE653系が通過した。先頭方向は下りの緩行電車に被られてしまったが、何とか後追いで撮影できた。
E653系は、3月16日のダイヤ改正で「フレッシュひたち」から引退後、一部の車両は修学旅行臨や臨時列車に使用されているが、7両編成は8編成全部が順次「いなほ」用に改造される。
この車両は元「K301」編成で、2月28日に郡山総合車両センターに入場して改造工事完了後、6月25日に一旦元の勝田車両センターに回送され、29日に上野駅経由で新潟車両センターに回送された。
E653系は元々寒冷地仕様で製作されているため、改造工事の主体は車内のリニューアルと下り向き先頭車のグリーン車化である。
第2陣として6月4日「K302」編成が郡山総合車両センターに入場した。
4本ある4両編成はいわき~仙台間の特急に転用される予定であったが、東日本大震災で常磐線不通区間の復旧の目途が立たないため今後の動向が注目される。
修学旅行臨/上:(25-6-4) 金町 下:(25-6-1) 馬橋
金町界隈の貨物列車
土、日に大宮駅に行くと貨物列車を撮影する中高生、中高年のオッサン(たまにオバハン)で賑わっており、電気機関車ファンが多いことが伺える。
貨物列車時刻表をお持ちの方は見ていただきたいが、常磐線の交流区間に直通する貨物列車は、福島臨海鉄道宮下~安中間の鉱石列車(通称安中貨物)、東京貨物ターミナル~福島臨海鉄道小名浜間のコンテナ列車、隅田川~土浦間のコンテナ列車と3往復しかない。コンテナ列車は日曜日運休である。
馬橋までは武蔵野線に入る列車が通過するため本数は多くなるが、ほぼ市街地を走るため、撮影場所は限られる。
宮下発安中行 5388列車(安中貨物)
宮下~泉間は福島臨海鉄道のDL、泉~安中間はEH500が牽引する。安中行は田端で機関車を付け替えるため、金町、田端経由、宮下行は武蔵野線経由と経路が異なる。試作機901、1、2が牽引する時は特に人気がある。
我々世代はEH型電機と言えばEH10を連想するが、EH500が何となくEH10と雰囲気が似ていると思うのは私だけだろうか。
上:EH500-34/ (25-5-19) 南柏~北小金 下:EH500-2/(25-6-28) 松戸~金町
隅田川発千葉貨物ターミナル行 84列車
金町で機回しして新金線に入り、新小岩で再度機回しして千葉貨物ターミナルに行く。金町で9時39分から10時41分まで1時間以上停車する。
上/EF652101/ (25-6-8) 下/EF652037/ (25-6-18) 金町
隅田川発東京貨物ターミナル行 72列車
金町を9時53分に通過するEF64の牽く列車。北松戸が撮影し易いが、緩行線下り電車が定時の場合被られる。土日は更に上り快速にも被られる。6月29日土曜日のこと、ダメ元で撮影していたところ、傍にいたおじさんが「何百回と来ているが被られたことは一度もない」と豪語していたが見事に被られた。機関車が目当てであれば、背景は良くないが馬橋の発車を狙う方がよい。馬橋~南流山間の短絡線が単線ということもあり、馬橋で約20分停車する。
上からEF641043 (25-6-8) 金町 EF641011 (25-6-18) 北松戸 EF641040 (25-6-29) 馬橋 EF641044 (25-5-28) 馬橋
東京貨物ターミナル発隅田川行 73列車
北松戸通過は10時頃で72列車通過後直ぐに来る。通常はEF65であるが、稀にEF210の時がある。
EF652057/ (25-6-25) 北松戸
隅田川発北長野行 89列車
馬橋から武蔵野線、新小平から国立間の短絡線を通って中央本線に入り、松本経由で北長野まで行くコンテナ列車である。月曜日は運休である。
EH200-1/ (25-5-19) 馬橋
高尾工臨(ロングレール輸送)
6月26日所用で北松戸に行った帰り、雨天にもかかわらずホームに10名位大型カメラを持った人がいたので何事かと思っていたところ程なくEF6439の牽く工臨が通過した。金町から新金線、新小岩から越中島支線に入り東京レールセンターのある越中島駅まで行く。
EF8187の牽くゆうマニの回送
6月2日のこと、北小金の神社横で安中貨物通過後、メトロの6000を撮影していたところ突然来た。
新金線
歴史は古く、総武本線と常磐線を短絡する貨物線として大正15年7月1日に新小岩操車場~金町間7.1kmを開業している。途中駅はなく単線であるが複線分の用地は確保されており、昭和39年9月25日に電化された。
定期貨物列車は4往復運転されており、1往復は日曜運休で、撮影可能時間帯に走る金町方面の列車は1本もないという状況である。
詳しい時刻等は貨物列車時刻表で確認していただきたい。
撮影可能な列車は新小岩方面は、越谷貨物ターミナル発神栖行99列車(通称鹿島貨物)、常磐線で紹介した隅田川発千葉貨物ターミナル行1091列車の2本、金町方面は神栖発東京貨物ターミナル行96列車(通称鹿島貨物 日曜日運休)の1本のみで極めて効率は悪い。
新小岩操車場、金町駅ともに葛飾区内で街中を走るのと線路の両側に高いフェンスがあるため撮影場所は限られる。
1091列車
EF652075/京成高砂駅徒歩15分の細田踏切 (25-6-27)
96列車(鹿島貨物)
EF652139/小岩駅から徒歩12分の新中川鉄橋 (25-6-27)
EF652121/京成との立体交差の直ぐ近くで高砂駅から徒歩7分 (25-7-1)