2013年 春の中国鉄路の旅 Part23 北満一人旅 その6 普蘭店駅、大連の路面電車

第23日目 5月23日
① 普蘭店10:15(2728次)→11:23大連
② 大連火車站(路面電車)13:54→14:15興工街

今日は復州湾塩場ナローを撮る予定でした。しかし是非に撮りたかった路線が運休となっていましたので、2日早くに大連に向かい路面電車撮影に切り替えました。

地図路線名・駅名_1
01_切符1
列車は普蘭店に来た時に乗車した2728次が時間的にも良かったので選択しました。
大連までの所要時間は約1時間です。
02_普蘭店時刻変更

昨日切符を買いましたが、切符売り場内には5月15日時刻改正についての公示が張り出してありました。
中国鉄路ではこんな風に公示されますが、見てみますと公示は5月9日と約1週間前です。日本では考えられませんね。

哈大旅客高速鉄道についても冬期最高速度200km/hから夏季300km/hへとスピードアップしたようで、5月25日からは増発もされていました。
01_哈大高速鉄道ダイヤ1▲ 哈大旅客高速鉄道(大連~哈尔滨西)の時刻表です。日本の新幹線駅では当たり前に掲示してありますが、中国鉄路で一覧になった時刻表を見るのは初めてでした。
※ 詳しくご覧になりたい方は、上の時刻表を一旦デスクトップにドラッグ&ドロップしてから開けて見てください。詳細が分かります。

また、大連北站へのアクセスが悪いので大連発着があればと思っていましたら、1/3は大連発着になっていました。これは便利になりました。そして新たに北京~大連の動車が設定されています。時刻表には載っておませんが、これ以外にも北京・天津~瀋陽・長春・哈尔滨西の動車があります。

04_大連~大連北▲ 哈大旅客高速鉄道大連北站ですが、上下3本づつの停車する在来線列車が設定されるようになりました。開業当初はなかったのですが、これも便利になりました。しかし、わずか3本づつだけなのは寂しいですね。できればもっと多くの列車が停車して欲しいものです。

02_普蘭店待合室102_普蘭店待合室2▲ 032_普蘭店普蘭店站は、ロシア帝国が東清鉄道の支線(哈尔滨~大連・旅順)の駅として、明治36(1903)年に建設しました。

昨年開業した哈大旅客高速鉄道は、はるか西に走っていて在来線のみの駅です。
1日49本(2013年5月25日現在)が発着する駅で、ひっきりなしに来る列車で待合室は満杯でした。

大連行きの列車が到着しました。わずかな区間ですが乗客は結構ありました。

 

05_ホテル1

大連到着後はまず宿探しですが、明日夜はまた夜行列車に乗リますので近くがベストです。
05_ホテル2
客引きおばちゃまに聞いてみると鴻利快捷酒店(160元)を紹介すると、連れて行ってくれました。
部屋を見せてもらってからOKを出しました。

駅前のビジネスホテルで部屋はまあまあなのですが、チェックイン後にインターネット接続をすると、一昔前のダイヤルアップ接続以下の遅さで全く使い物にならないことが分かりました。

昨日まで泊まっていた普蘭店台山賓館も遅くてアップロードしても画像が表示できないトラブルにみまわれて閉口しましたが、ここはまだそれ以下です。
大都市大連のビジネスホテルですので安心しておりましたが、とんだ思い込みでした。
ホテルを選ぶ時は見てくれだけでなくインターネット回線の速さも確認しなければならない事を勉強しました。

駅前のマクドで昼食をとった後、路面電車201路に乗車して興工街へと向かいました。
今日の撮影予定は興工街~大連火車站です。
06_202路107_興行街07_興行街2
35_温度▲ 14:15、終点の興工街に到着しました。ここで電車は折り返します。
旧型車は2種類のボディカラーです。茶色は7-2268号車、濃緑色は7-2267号車です。
気温は21℃と、前回の粉雪まじりとは違って絶好のさわやかな撮影日和です。歩きながら大連駅方向へと向かいました。

09_▲ 15:01、振工街付近。走行するのは、かつての日車製501型(1937年製造)です。レトロ調に改造されて3000型(7-2275)となり元気に現役を続けています。車歴は何と76歳になります。
10_
▲ 15:20、こちらは好対照な大連製のDL6-W型連接車です。旧型車との運用は1:1に思えますが、交互に運行されているわけではありません。
11_▲ 15:24、振工街~五一広場。続行する3000型、後ろは7-2281号車。日中の運転間隔ですが、こうやって続行で直ぐに来る時もあれば、20分も待たないと来てくれない時もありました。
12_▲ 15:56、五一広場~大同街。坂が多い路線です。ゆっくりとスロープを上がって来るのは、7-2270号車です。
14_▲ 16:09、サミットの北京街に到着する、青年文明号7-2268号車。
15_▲ 続行するのは、7-2273号車。
17_▲ 16:10、北京街を発車して大連北京街教会前を行きます。青年文明号7-2273号車。この車には、なぜかがついていました。
18_▲ 16:16、反対側から上がってきた7-2270号車
22_▲ しかしこの車は発車してから間もなく止まってしまいました。中央ドアが閉まらなくなっています。すると運転者さんがバールを持ってきて力技での作業です。しばらく格闘されましたが無事復旧しました。たくましい運転手さんでした。

23_1▲ 16:44、北京街からの坂道を下る7-2273号車です。は飾り物のようですね。

27_▲ 16:52、古い街並みが残る市場街です。左横にバスターミナルがあって乗降の多い停留所でTaxiがよく止まっていました。

25_▲ 16:52、兄弟驢肉包はアジアレストランという説明がありましたが、ちょっと入る気は起りません。
26_
▲ 17:01、この辺りは急に道幅が狭くなります。下るは、7-2275号車です。

29_▲ 17:03、ぼちぼち夕日模様となってきました。赤ちゃんを乗せたベビーカーの散歩の横を7-2281号車が走っていきます。

30_▲ 17:08、市場街の大連火車站方面の停留所です。電車はDL6-W型連接車、7-3510号車です。
32_▲ 17:46、東関街です。仕事が終わったのか通勤帰宅の皆さんが多くなってきました。電車は、7-3514号車です。
33_
7:48、今日202路線で唯一グリーンカラーのDL6-W型連接車は、7-3509号車です。

この後大連火車站方面の撮影を予定していましたが、夕方ラッシュとなって路面電車は車に囲まれてしまいました。
これでは撮れません。
明日も1日ありますので、これで切り上げです。

DSC_8858_1夕食は久しぶりに日本食を食べたくなってきました。かつて駐在時代に出張に行った時に寄っていました「森ビル通り」の日本料理店街に向かい、久しぶりの和食と日本酒でくつろぎました。

やはり疲れが溜まっている時は、日本食が1番ですね。

明日は、また夜行列車で北上して哈尔滨に戻ります。1日ありますので、今日と同様にゆっくりと歩きながら路面電車の撮影をしたいと思います。今日は見かけなかったアカシヤの花とのツーショットも撮りたいものです。  Part 24 へ続く

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