先輩方のスロハ38談義を拝見していて、果たしてスロハ38なる車両はどういう車輛だったのか?調べたくなり、手元にある「客車形式図 1959」のページを開いてみました。
3ページに記載がありました。
ダブルルーフで、3軸ボギーのTR-71・73を履いた車両で、マロネ37・マロネフ37からマハ47を経て改造された車両だったようですね。
ちょうど真ん中でロ室とハ室が分かれており、にロ室は、窓とシートがあっているようですが、ハ室は窓割と関係なく座席が並んでいたようです。
昭和33年末では、形式図VC03434のものが25両・VC03470のものが11両・VC03471のものが14両と結構活躍していたようです。
デカンショまつり号様
形式図ありがとうございました。
スロハ38 36,101~122の23両は、【95976】の河様の画像でおわかりのようにいわばスハ32系モニター屋根グループなのですが、なんと不思議なことに36がVC03470に、101~103,106~108,110,111がVC03434に入っています。VC03434とVC03470は、オハ31系グループです。スハ32系モニター屋根グループのVC03471には、104,105,109,112~122の14両しか入っていません。なぜスロハ38 36,101~122の23両が別グループの形式図に入れられたのでしょうか?
失礼いたしました。訂正します。
なぜスロハ38 36,101~122の23両が別グループの形式図に入れられたのでしょうか? → なぜスロハ38 36,101~103,106~108,110,111の9両が別グループの形式図に入れられたのでしょうか?
井原様
想像するに、シートビッチの違いと思います。
VC03434の図面では、
ハ室1405・1410・1410・1410・1410・1405/ロ室1860・1860・1860・1820
と
ハ室1385・1385・1385・1385・1385・1385/ロ室1860・1860・1870・1830
となっており、これは、種車の違いマロネ37とマロネフ37と思われます。
VC03471の図面では、種車は、マロネ37となっており、
ハ室1420・1415・1415・1415・1415・1420/ロ室1860・1860・1860・1820です。
おっしゃるとおり種車は元マロネ37と元マロネフ37で、
◆VC03434・VC03470の上の平面図=元マロネ37 1~43
◆VC03434・VC03470の下の平面図と側面図=元マロネフ37 1~23を前後逆向きにしたもの(マロネフ37の前位の便所洗面所を活かすためか)
で、いずれもオハ31系のはずなのですが、
疑問点は、
VC03434にスロハ38 101~103,106~108,110,111と、VC03470にスロハ38 36が記されていること
です。これら9両はスハ32系の元マロネ37と元マロネフ37なので本来VC03471に入れるべきなのです。(もっとも、スロハ38 36は元マロネフ37 24ですので、VC03471の平面図と違うとは思いますが。)
つまり、スハ32系グループの一部が何故オハ31系グループの形式図に紛れ込んだのか?
が疑問なのです。
要するに台枠も台車も窓配置も無視してシートピッチが同一だというだけでグループ分けして押し込んだのでしょうか。それにしては、VC03434とVC03470の2種類がある意味がよくわかりません。
いいもん持ってるなぁ~!
一度見せてください。
米手作市さま
一時、日本国有鉄道の車両形式図をインターネットオークションで落としまくった時期があり、客車形式図はじめ、蒸気機関車形式図・電気機関車形式図・ディーゼル機関車形式図・電車形式図・気動車形式図・貨車形式図・私有貨車形式図・新幹線形式図・鋼製客車形式図が手元にあります。客車形式図は、1959・1966・1978と揃えていますので、何かございましたら、お申し付けください。
デカンショまつり号様、
ありがたいお言葉、甘えさせていただきます。
客車形式図なら1959年度がみたいです。鋼製客車形式図は何年度でしょうか?これも併せてお貸しください。
急ぎませんので次回お会いするときにでもお願い致します。
鋼製客車形式図は、1951です。これだけは、とてもきれいなので、後年どこかが復刻したものだと思います。参考形式図として木製三等車や三等ディーゼル動車、モハ80系、計量客車形式図も網羅しているような感じです。