宇治で京都市電トーク 改めて奥山先輩をしのぶ

本日、宇治鳳凰ロータリークラブからお招きを受け、例会で卓話(スピーチ)を行いました。このロータリークラブには、二人のクローバー会メンバーがおられます。一人は、「おられました」と言うべきですが、昨年、旅立たれた奥山直秀さん、もう一人は吉田冨夫さんです。その奥山さんから、卓話の依頼を受けたのは、もう一昨年のことになります。当初は昨年3月の予定でしたが、ちょうど、コロナ禍の蔓延がはじまった頃で、集まりも延期、その後、再開の依頼があったものの、再び事態が悪化して再延期となっていました。そんななか、奥山先輩が、9月にお亡くなりになられると言う、信じられないことになりました。直前まで、電話や手紙をいただき、延期になったことを丁重に詫びていただいた矢先のことでした。

そして、ようやく事態も改善の兆しを見せて、今度は吉田先輩のお世話で例会に招いていただき、卓話をすることができました。テーマは“京都市電”として、30分の限られた時間でしたが、カラー写真をご覧いただきながら、皆さんの前で思い出を語りました。宇治市の集まりではありますが、皆さん何かしら京都市電に関わりがあるようで、“北大路テストを受ける時、初めて市電に乗った”とか“運賃は13円やった”など、懐かしい話を聞かせていただきました。吉田先輩には今回お世話になりました。そして、奥山先輩の優しい心遣いを改めて思いました。

奥山さんが2018年のクローバー会写真展に出展された「夏の思い出」、夏空のもと宇治川橋梁を渡っていく103系、本日、奈良線ではまだ103系が頑張っていたが、宇治川橋梁は、複線化の工事が進んでいて、このような風景は過去のものとなった。写真展のキャプションには次のように書かれていた。「真っ青な空、湧き出る雲、清流の宇治川を渡って行く 103 系電車は、宇治の代表的な光景 だった。まもなく見られなくなることを思うと、いっそうの思いが込み上がる。奥山直秀」。

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