2015台湾の旅

新春早々1月9日から14日まで台湾に行って来ました。昨年とほぼ同じ日程、この頃の台湾は特に中部から南は天候も安定し、暖かく、日本の4月中ごろの陽気でしょうか、今回は昨年の台湾行きで初めてお会いしたクモハ73106東ウラ様と、M田会のO原様のお二人と御一緒させて頂きました。
台湾にはいろんな人が行かれ、紀行を投稿されているので、重複しない部分について報告させて頂きます。
枋山
1月9日の夜、高雄のホテルで皆さんと合流、夕食をとりながら、明日からの計画を確認しました。翌10日は南回り鉄路の撮影、私は始めての撮影なので皆さんの後をついて行く事にしました。高雄から自強号に乗って1時間余り、枋寮で降りてまず駅近くの高雄寄り踏み切りで客車区間車を撮った後、バスで枋山に向かいました。台湾ではどのバスもそうなのですが、バス停に書いている時刻表はその停留所に来る時間ではなく、始発のバス停を発車する時間しか出ていません。更に、始発からの所要時間が出てないので結局いつ来るのかわからず、土地に不慣れなものは時刻表見ても運転間隔からおおよその待ち時間を推測するしかありません。幸運にも数分待ってバスがやってきました。約20分の乗車で枋山のバス停に到着、枋山駅は1日に上下2本しか停まらない無人駅なので、バスは駅には寄らず、バス停は省道1号線沿いにあります。IMG_1649k

↑ 台湾最南端の枋山駅

坂を登ってたっぷり20分歩いてやっと枋山駅に到着しました。駅は高台で東シナ海をバックに雄大な景色が広がります。駅周辺にはいくつかの撮影スポットがあり4時間あまりの間にバラエティーに富んだ上下10本の列車を撮影することができました。IMG_1654k

↑ 枋山駅付近で海をバックに走る自強号

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↑ 枋山駅の高雄寄りを走る自強号、ここへは枋山の一つ手前の達信のバス停が近い

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↑ 同じ場所で、唯一の普快車

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↑ 同じ普快車、窓から写真を撮る鉄が何人もいる

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↑ 枋山駅の俯瞰

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↑ 枋山駅に入る観光列車

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↑ 枋山駅
九曲堂
枋山から同じルートをバスで枋寮に戻り、莒光号で九曲堂に向かいました。九曲堂の手前に高屏渓を渡る鉄橋があり、ここが撮影スポットだとクモハ73106東ウラ様に教えて頂きました。新高屏渓橋の隣には古いトラス橋があります。後で調べてみますとこの橋は1913年に作られた下淡水渓橋と言う橋で、長さ1526m当時東洋一の橋だったそうです。日本統治時代に作られた橋で、大変な難工事の末に完成しましたが、この橋の建設責任者であった飯田豊二技師は激務のため、完成を見る事無く病気で亡くなられ、九曲堂の駅の近くには飯田豊二技師の記念碑が建てられています。ダムを作り治水をした八田技師のほかにも当時いろんな日本人が台湾の近代化に尽くし、現地の人にも親しまれていたことも、今の台湾の人の親日的な気持ちにつながったことの一つでしょう。IMG_1771k

↑ 新高屏渓橋を渡る観光列車

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↑ 右側の橋桁が下淡水渓橋

この橋は1987年に今の新高屏渓橋ができて使われなくなりましたが、1997年に国家二級古蹟となり保存がされています。残念ながら2005年と2006年の台風で中央部が流されてしまいました。河川敷は公園となっていて、入場料を払って途中までこの橋を渡ることができ、ここからも何枚かの写真を撮りました。高雄、屏東間は電化されており近郊型の電車が頻繁に走り、二時間足らずでしたが堪能することができました。

2015台湾の旅」への12件のフィードバック

  1. 枋山は晴れてはいたものの、今回は水平線が今一つ明瞭でなかったのが残念です。再チャレンジも良いかなと思っております。続編に期待しております。

    • クモハ73106東ウラ様
      台湾では本当にお世話になりました。楽をさせて頂きましたが、ついて行くだけでお役に立てず、申し訳ありませんでした。1月の台湾はいい季節で、これからこの時期の台湾訪問を定番にしたいと思っており、枋山にもまた行きたいと思っております。他にも良い場所ありましたらご教授ください。次回御一緒させて頂く機会ありましたら、自分なりに調べて、少しはお役に立てればと思っております。

  2. 大津の86様
    このあたりはクモハ73106東ウラさんは熟知されており安心してついて行けます。坊山の高雄寄り、自強と普快車の写真の場所はよろしいですね。日本でもこういう風景は見られないと思います。1月は南国でしたが、2月は雪国で大変ですが、これも面白いですね。

    • 準特急様
      台湾はいい撮影地があって何度行っても飽きません。一度クローバー会でツアーを組んでも良いのではと思っています。
      ところで鹿渡の件、雪国には雪がないとと思い、2月の激寒の時期に予定を組みましたが、どうも今年は雪が想像以上に多いようで、今朝の津南町の積雪は324cm、果たして撮影が可能かどうか。ひたすら雪合戦と雪見酒になるかもしれませんが、御容赦ください。

  3. 準特急様 大津の86様  次回は、ぜひ枋野へ行ってみたいですね。どのような手段で行けば良いのかが問題です。また、会話が出来る方の同行が必須ですね。

  4. 大津の86様
    デカンショまつり号です。
    私もいつも一緒に訪台するブギウギさんとともに1月10~13日まで台湾に行っていました。
    ニアミスでしたね。
    私の方は、1月10日台北松山空港に到着後、先乗りしていたブギウギさんと台北駅で合流し、ブギウギさんが準特急さんに教えていただいたという亀山駅近くのお立ち台で撮影。そのあと定宿の花蓮青葉緑地飯店泊。2日目11日は、お決まりの太麻里で一日過ごした後、高雄泊。3日目12日は、昨年大爆発事故の1週間前にぶんしゅうさんと訪れた高雄工廠そばで、入場車両を撮影後、高雄発の荷物列車撮影。ここで、帰国されるブギウギさんと別れ、南廻線・東部幹線経由で台北へ。4日目13日は、大里で水泥列車や荷物列車撮影後、台北松山空港から帰国しました。
    記事を拝見していて、枋山にバスで行けることを初めて知りました。次回は、是非訪ねてみたいと思います。
    既に7月17~20日、9月19~23日の台湾行航空券を手配済みです。機会がございましたら、是非、ご一緒させてください。

    • デカンショまつり号様
      コメントありがとうございました。確か昨年も同じ頃に行かれたのではなかったでしょうか。過去2回の台湾行きは北、中部が中心で、南部の撮影は初めてでした。東シナ海をバックに走る雄大な南廻り線の風景は良いですね。次回は太麻里に行ってみたいし、阿里山のシェイも見てみたいしと、行きたいところがまだまだあります。もう9月の分まで計画されているのですか、まだそこまでの計画は立てていませんが、予定合えば御一緒させて頂きたいと思います。

  5. 大津の86様 デカンショまつり様
    クモハ73106東ウラです。
    枋山とバス停(達信)との関係等の地図を大津の86様宛て、メールでお送りしますのでご笑覧ください。

    • クモハ73106東ウラ様
      詳細な案内図ありがとうございました。デカンショまつり号さんにも転送しておきます。

  6. 大津の86様
    85年度車両班のブギウギです。先ずは本日、台北松山空港でのトランスアジア航空機事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。今回は、ナローの阿里山鉄道で奮起湖まで往復した後、デカンショまつり号さんとご一緒させていただきました。是非次の機会には枋山付近の撮影に挑戦したいと思います。7月の三連休の時にでもDRFCのみなさんと台湾で終結できればと思いますが、4月以降の勤務体制が確定できないと確約はできません。またタイミングが合えば是非よろしくお願いします。

    • ブギウギ様
      コメントありがとうございます。阿里山には12日に行きました。嘉義からタクシーで山上まで行き、沼平線を撮影し、バスで奮起湖に行って阿里山鉄道で下山しました。本当は上りに乗る方がいいのでしょうが、それは阿里山鉄道が全通してからのお楽しみに取っておこうと思っています。私は今まで一人旅派でしたが、昨年台湾、ドイツとぶんしゅう先輩と御一緒してからは、考えが変わりました。何人かで行く方が絶対に楽しいですね。DRFC組で是非一緒に行きましょう。

  7. 大津の86様
    クモハ73106東ウラ様
    枋山の資料ありがとうございます。
    クモハ73106東ウラ様が書かれている通り、太麻里も海の色が今一つでした。何となく夏の方が綺麗な青色のような気がします。
    九曲堂の旧鉄橋上には、依然、冷気平快用の客車が並べられていたようですが、いつの間にか姿を消しましたね。
    7月の三連休には、集集線で、南投火車好多節でSLが運転されます。よろしければ、是非、お出掛け下さい。

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