日本最古の木造客車を募金で修復へ 鳥取

【産経新聞izaより転載】

 鳥取県米子市の商店街、元町サンロードの「ぱてぃお広場」に展示されている国内最古の木造電車の修復運動を盛り上げようと同広場で7日、家庭で不要になった電化製品や車、バイクなどを1円で買い取る取り組みが始まった。修復費を集める募金活動を知ってもらおうとの試みで、1円はそのまま寄付してもらう仕組み。同広場で13日まで受け付ける。

記事本文の続き 展示されているのは、米子市と旧西伯町(現南部町)を結んで大正13年に開業した法勝寺電車の「フ50形客車」。昭和42年の路線廃止後は、市がこの客車を引き取り湊山公園で展示していた。しかし、放置されて傷みが激しくなったことから、平成13年に修復されて現在の場所に移転。そのときの調査で、明治20年に英国バーミンガム市で製造された日本国内に残る最古の木造客車と判明した。

 前回の修復から8年が経過し、塗装の劣化が進み、再び修復が必要となっているため今年10月、元町通り商店街振興組合が「行政に頼らず、自分たちで修復を」と募金を開始。本来なら処分費用がかかる不要品を買い取ることで、募金自体をより多くの市民に知ってもらうのが狙いという。

 同組合の高橋信三・活性化委員長は「貴重な客車の修復くらいは自分たちで何とかする商都米子の心意気を見せたい」と話す。

 買い取りに関する問い合わせは「恵伸サービス」(090・9063・6303)。

日本最古の木造客車を募金で修復へ 鳥取」への1件のフィードバック

  1. 元米っ子としては、とても感動的なお話です。ただ「ぱてぃお広場」のある商店街は、開けている店が、約30%と、シャッター街です。これは、もっとボランティア精神ある人を求めないと、難しい事になると思います。
    ぶんしゅうも、帰国後、一度米子に行って、何か協力できる事がないか、聞いてきます。北京空港ラウンジからのコメントです。

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