2010年 秋の中国一人旅 Part11 天津津濱軽軌、トランスロール

第11日目 10月31日

① 中山門12:20(天津津濱軽軌)→13:00秦达
② 軽軌秦达站13:05(現代電車)→13:35学園区北
③ 学園区北14:14(現代電車)→14:42軽軌秦达站
④ 秦达14:58(天津津濱軽軌)→15:38中山門
⑤ 天津21:53(D341)→7:14上海虹橋

今日は、久しぶりに天津津濱軽軌(以下;軽軌)と延伸計画があった途中の秦达站から走るトランスロールの路面電車がその後どうなっているのかを確認に訊ねてみることにした。そして今夜は夜行寝台電車で第4、第5の中国版新幹線初乗車を目指して、上海へと向かいます。

【天津津濱軽軌】
Taxi乗車で始発駅の中山門站へと向かいます。当初の予定では、軽軌が延伸され天津鉄路站まで、また天津地下鉄も天津鉄路站を中心に中心部まで開業しているはずですが、まだです。地下鉄再開業も約2年間遅れました。元々交通インフラ計画自体があいまいだったのか、工事が遅れているだけなのか分りません。市民も前の事があるので、いつ開業するか分らない。他都市が前倒しで開業しているのと比べると天津はとてもいい加減で信用できないと言います。


中山門站では、自動切符販売機が工事のために撤去されていて駅員が下車站を聞きながら販売していますので、長蛇の列です。今日は日曜日なので軽軌沿線に買い物に行く若者達でホームも一杯でした。超満員の電車で立ち詰め40分で、秦达站に到着。4両編成ですから当初の計画通り6両に増車するか、列車本数を増やさないと需要に追いつけません。多分天津鉄路站まで延伸の際は、見直しがあると思われます。

【トランスロール】


秦达站到着後、地上に下りてトランスロールがまだ走っているか見ますと、無事に入線してきました。早速乗車してみましたが、スピードは以前と変わらず焼く30~40km/hでのノロノロ走行です。乗客は昼間とあって大学生ばかりです。20分で終点の学園区北站に到着しました。

駅前には野菜・果物をトラックで乗り付けて臨時の青空市場です。

C級グルメ屋もあります。これはハンバーグです。美味しかったですよ。

フランス製だけあってスタイルは抜群です。

この辺りは大学、専門学校がたくさんありますので乗客は学生が殆どです。すっかり街に溶け込んだ感のあるトランスロールです。

延伸予定だった第2号線は、まだ工事も行われていませんので新しい発見はなく軽軌に再乗車して市内へ戻りました。トランスロールにつきましては、旧掲示板の【969】【970】【973】に詳細を掲載していますのでご覧ください。

今夜乗車する上海虹橋行きのD341次は、「はやて」改造形のCRH2寝台電車です。食堂車は電子レンジで温めたレトルトで美味しくありません。行き付けの日本料理屋でゆっくり朋友達と食してから、天津站に向かいました。

10年前は薄暗い天津站の駅前広場でしたが、オリンピックで整備され夜景が綺麗な広場に一転しました。デートスポットにもなっています


16両固定編成のD341次。1号車のみ2等座席車で、食堂車1両を除いては全て1等軟臥寝台車両です。客車の軟臥下鋪は458元(約5,700円)ですが、電車寝台は665元(約8,300円)と高額になっています。客車は所要時間13時間28分(沈阳からのT131次)かかりますが、D341次は9時間21分と約4時間も早いので、高速料金として設定されています。
ちなみに北京からですと、北京站からは客車の特快夜行列車が2本所要時間13時間で上海站へ、北京南站からはCRH2寝台電車が約5分間隔で5本所要時間約9時間50分で上海虹橋站へ運行されています。運賃は軟臥下鋪で499元(約6,200円)と977元(約12,200円)と2倍近く違っています。

以前は客車で運用されていましたが電車に変わりました。瀋陽から乗車した25T系客車寝台より天井が低いので余り好きではありませんが、始発はこの列車しかなく仕方なしの乗車でした。 Part12へ続く

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