第3日目 6月5日 その2
③ 永楽 12:48(區間車4377次)⇒13:00 冬山
今日二つ目の撮影地はCT273走行の時に訪れた冬山です。その時は花蓮方向からの入線を撮りましたが台北方向も中々興味を持った場所です。今日はこちら側から狙ってみたいと向かいました。
▲ 13:03 冬山に到着、乗ってきた4377次の出発を後追い撮影です。
▲ 13:11 樹林始発鳳林行きの普悠瑪222次が入線してきました。アウトカーブになっていて機関車を撮るにはよさげな場所です。
▲ 13:28 宜蘭発花蓮行きの団体列車は復興號編成、最後部には車3台を積んだ客車が付いていました。
▲ 13:33 昼飯時間ですので昨日同様に駅を降りて麺屋に向かうことにしました。
▲ 今日は牛肉麺を注文しました。筋の部分を煮込んで重厚な肉の風味が味合えます。▲ 14:27 再び冬山站ホームに戻って撮影続行です。R139号機牽引のセメント列車が南下してきました。
▲ 14:31 4分後にはE303号機牽引のコンテナ列車が続きました。
▲ 14:43 樹林始発̪志學行きの太魯閣228次が通過です。
④ 15:04(區間車4191次)⇒15:10 羅東
次は発車を撮った羅東に戻って再撮影です。30度を超える猛暑日です。お互い高齢を考慮して無理はすまいと駅撮りのできる場所を選びました。
▲ 15:24 E304号機牽引のセメント列車が参りました。
▲ 15:29 続いても貨物でE237号機牽引の鉱石列車です。
▲ 15:38 宜蘭始発花蓮行きの區間車4184次はEMU500系4両編成です。
▲ 15:45 北上する蘇澳始発樹林行きの區間車4193次はEMU500系8両編成で入線です。
▲ 15:46 反対側ホームに入線して来た樹林始発壽豊行きの普悠瑪232次、壽豊行きは1日1往復の列車です。
【 羅東森林鉄路博物館( 宜蘭羅東林業文化園區 )訪問 】
今回の訪台は当初、6月7日の花蓮⇒台東へのCT273号機走行が発表されましたのでこれを撮ろうと計画をしました。そしてどうせ行くのだったら以前から行ってみたいと思っていました大平山のトロッコに乗ってみたい撮ってみたいと計画に入れましたがその後6月4日には蘇澳~礁渓の走行が決まり、6月9日には花蓮~花蓮港への走行も追加されました。
結局、余裕をもっての計画は全て埋まり、大平山のトロッコは次回への持ち越しとなりましたので、今日は大平山森林鉄道と接続していた羅東森林鉄道の資料を展示した博物館が羅東站近くにありますので、既に訪問された不銹鋼號さんにご案内をお願いして訪問することにしました。
16:02 羅東森林鉄路博物館の入り口は羅東站より線路沿いを北へ約300mほど行ったところにありました。入場料は無料で、こじんまりした入り口でした。
▲ 入場したのは案内図の右上からです台鐡羅東站までの約600mの路線が伸びていました。
▼ 文化園中央右には、かつて使用された蒸気機関車やトロッコの静態展示がされていました。
▲ 竹林駅に展示されていた多望大橋を行く原木輸送トロッコ列車の写真です。長い木材橋を走る姿は実際に見てみたかったですね。
▲ 復元された竹林站です。
1924年(大正13年)1月17日、台南製糖の路線14.52kmを流用し天送埤から竹林まで羅東森林鉄路延伸に伴い開業しました。
翌々年1926年(大正15年)5月27日には- 旅客駅として開業しています。
▲ 竹林駅の機関区と思える写真です。12号機と1号機が写っています。
▲ 竹林站ホームには12㌧のC形タンク蒸気機関車が牽引する旅客列車が停まっています。
▲ 大平山から伐採した木材を羅東へ輸送するために土場から延伸建設されました。総延長は36.69㌔、7つのトンネルと22の橋梁がありますが、台風の度に橋梁が流され、復旧に多大な費用を要したことからトラック輸送へとシフトが進み、1921年(大正10年)に廃線となりました。
▲ 羅東の林業と木材積み出しの歴史がわかる公園、中に入ると、様々な様式の木造建築がならび、木材の積み出し風景を表現するため林業列車が水辺に配置されていた
▲ 17:23 宜蘭羅東林業文化園區から南へ歩くこと約1㌔にある中山公園にも羅東森林鉄道で走った日本車両製造のC形タンク機関車2号機が静態保存されています。
⑤ 羅東 17:56(區間車4033次)⇒18:05 宜蘭
夕刻にはクモハ73106さんが宜蘭に着かれます。お待ちしてから夕食をともにしました。
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台湾には保存鉄道や鉄道博物館が思った以上に多いので驚きます。
日本で言えば「木曽森林鉄道」や「魚梁瀬」などでしょうか。
我が国でももっと復元保存してほしいものですね。
以前にバイクに乗せてもらって保存鉄道を巡りましたが確かに各地に観光トロッコがありますね。今回はトロッコに乗車できる大平山森林鉄道には行けませんでしたが、この森林鉄道は全線が鉄路でつながっているのではなく途中、途中はロープウェイで伐採した木材を積載したトロッコを吊るしておろすようになっていたそうです。ですのでトロッコに乗車できるのは全線ではなく山腹の区間だけです。次回は行きますのでレポートします。