市電が走った街 京都を歩く 伏見・稲荷線⑦

十条通

十条通の交差地点に停留場が設けられていました。十条通は、京都市南部の東西の所要道路で市電時代から自動車の通行が多くありました。民家、商店も次第に途切れて、近くの鴨川の水流を利用した染工場などが見えてきました。正直、なかなか絵になりにくいところで、私自身は、1、2点しか撮っておらず、今回もMさんの撮影で助けてもらいました。

【十条通 定点対比】

停留場前には、古い家並みが残っていた。市電時代は商店もあったが、右の現況では、さすがに看板も無く廃業しているものの、家そのものは改装されて残っていて、この西南の一角だけは、市電時代のままだった。

札ノ辻~十条通を行く700形の装飾電車。十条通から北方を望む。市電の姿より、京阪バスの二枚窓のお尻がずっと目立つ。十条通を過ぎて、左へ緩くカーブする地点を車内から。まもなく鴨川が見えてくる。竹田街道が鴨川を渡る手前の現況。阪神高速8号京都線が空中を横切り、左手には鴨川東ICがある。札ノ辻付近を行く501号。本来なら前回に掲載すべき写真だが、私の撮った、この付近では唯一の写真。たしかT君のクルマに乗せてもらって撮影していた。車庫へ持ち込んで所長に直訴したDRFCのヘッドマークが、501号に付けて走っているのを初めて見た。あわててクルマから降りて、みんなで写した感激の一瞬だった。

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