まずはいつものように新聞記事から。広島カープは今年もBクラス。何とか4位に浮上したとは言え、鈴木誠也の大リーグ挑戦もあって、地元ファンには来季への不安がぬぐいきれない年末を迎えています。一方、芸備線や木次線の存続問題がメディアに取り上げられることも増えつつあります。気動車にラッピングを施しただけで乗客が増えるとは思えないのですが、芸備線、福塩北線を走るキハ120の1両にカープラッピング車が登場しました。
ラッピングを施されたキハ120の車番がはっきりしませんが、いくつかの報道写真からキハ120-332ではないかと推察しています。
このラッピング車がキハ120-332だとして、キハ120-332のそれまでの姿をご紹介しておきます。平成28年5月13日6:46 福塩線備後三川駅付近での府中行き始発列車の様子です。このラッピングは来年3月までだそうですが、キハ120の運用体制が全くわからないので、芸備線や福塩北線で撮ろうにも、行きあたりばったりというのがつらいところです。
2番目の話題は広電です。まずは広電西広島駅付近の光景が大きく変わりました。広島市内線と宮島線の結節点であり、JR西広島駅との乗換え駅でもあるターミナルですが、元あった広電ビルが解体されたことによって、景観が大きく変わりました。時系列的に見てゆきます。まずは広電ビルがあった頃。
次に、解体工事が始まった頃。
次はビル解体がほぼ終わった頃。
そして今は。
広電ビルの跡地は、交流広場的な空間となり、軽食や雑貨店などの屋台が並んでいます。電車を眺めながらスイーツを楽しむこともできます。また写真右奥のJR西広島駅も改築されましたので、昔の「己斐駅」のイメージからは大きく変貌を遂げました。
もう一つ変貌を遂げつつあるのが広島駅前です。JR広島駅も解体工事が終了し、日に日に光景が変わりつつあります。
新駅ビルが完成すると広電が駅ビル2階に乗り入れることになっていて、現在の的場町から猿猴橋町を経由する路線が廃止されますので、そうなれば全く光景が一変することでしょう。それまで元気で日々を送り、しっかりニュースを届けねばと思っています。
写真は無いのですが、JR海田市から向洋、天神川(広島貨物ターミナル)へと続く地上線には踏切が多く、山陽本線、呉線、貨物線が並走していて通過列車も多いため以前から問題となっていて、ようやく高架工事が始まりました。海田市駅はそのまま残るでしょうし、広島ヤードを高架にはできないため、向洋駅を高架にしてその前後区間が高架になるようです。そのための仮線敷設工事が始まっています。
最後の話題は、広島駅北側に残されている「旧愛宕跨線橋」についてです。
広島駅を出て、上り方向に少し歩くと愛宕踏切があります。この道路は旧西国街道です。この踏切の北詰にトラス橋の一部が保存されています。大正14年に架橋され、平成13年に解体された、レールをリベットで組み立てたトラス橋です。架橋は大正14年(1925年)ですが、使われているレールは1900年アメリカ カーネギー社製や1902年ドイツ ウニオン社製の古レールです。
広島にお越しの際には、立寄ってみられてはいかがでしょうか。
コロナも収束し、ようやく各地に向かえると期待していたところで、またもやオミクロン株の登場で、気勢をそがれた感じがします。どうぞ皆様も、今まで通りの感染予防対策を守りながらそれぞれの鉄道趣味をお続け下さい。
続報です。福塩線でも歓迎行事があったようですが、それほど盛り上がったようには思えませんが・・・・