お久しぶりです。1988年度生の子パンダの保護者です。
鉄道ネタに関係あるようなないような話です。
おかげさまでうちの娘も無事高校に合格しましたが、その中でちょっとおもしろい経験をしましたので、今回はそのネタをご披露しましょう。

なぜ、この写真が出てきたのは続き以降で。

まず、京都府の入試スケジュールは
・2月10日頃：私立入試
・2月17日：公立高校前期入試
・3月7日：公立高校中期入試

という感じです。

で、公立のある高校に行くと、「前期試験：A2方式」(いわゆるクラブ推薦コース）というのがありました。
本来は、野球部、水泳部、陸上部といった運動部に優秀な選手を入学させるものです。学力よりも実績が重視という感じです。
入試も、国語、数学、英語の他、面接、活動実績報告書を持って行くもので、ペーパーテストよりも面接や活動実績の方を重視するものです。実技試験もあります。

うちの娘は、ボウリングで国体に出ているので、これを活用できないかと考えました。
個別相談の時に、成績表や実績表を持って行き、当たりを付けます。
しかし、その高校にはボウリング部はありませんので、ダメでした。
すると…。向こうから「他に何かやっていますか。」という話が。

冗談半分で「写真集を作ってコミケに出たことがあります」「父親が通っていた大学の鉄道同好会での写真展に写真を出したことがあります」
などというと…。

ちょっと待ってください。上のものを呼んできますから。
といわれました。

そして、上の先生から「何か作品はありますか」と聞かれました。

コミケに出した本や、ギャラリーの看板、会場の内部、実際に撮った写真を出すと…。

「これは、いいねぇ…。写真部推薦というやり方もこれならできなくはないなぁ…。」と。
しばらく審議があり、「実績を詳しく教えてくれないか」と言われました。
「コミケ、ギャラリー…」というと、「これは、A2の範囲に十分入る」というお言葉。「願書で詳しく書いてくれたらいいよ。これで」と。

こちらがびっくりしてしまいました。
で…「写真部に入部するなら、A2で受けてもらって十分です。で、お休みの日に、ボウリングを個人的にしてくれて結構です。写真部は平日の週2回練習なんでね。」
という結論に達しました。

実は、この高校。全国の高校生写真コンクールで入賞を繰り返している強豪だったのです。しかし、写真部の存在は地味なのです。だいたいが、高校から始めている感じ。そこへ、こんな写真を持ってきた人間がいたのが向こうにしてはびっくりだったようです。
で、1回目の学校説明会の時に、写真部の実績を強調していたので、2回目の個別相談会の時にひょっとしたらと作品類をカバンの中に忍ばせていた次第です。

さあ。これで高校もなんとかなると安心したのですが…。
行きたい大学の問題で、ここには願書を出しませんでした。結局、別の高校に無事合格しましたが、この「A2方式」は非常に魅力で、最後まで悩んでいました。

何の役にも立たない話ですが、こういう入試もあったということでご笑覧くださればと思います。しかし、写真の実技試験って、何をしたのでしょうか。ちょっと気になるところです。

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